
手紙の代筆の為にアイリスと一緒にその故郷に訪れたヴァイオレットですがまたしても人の気持ちが解らずに大失敗(笑)、でもそれで親が子を思う気持ちを知りまた成長のヴァイオレットなのでした
・TVアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第4話「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」の視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。
前回のお話し(第3話)
Hi.アニ!
よき自動手記人形(ドール)となる為その養成学校に通い始めたヴァイオレット、でも戦闘気分が抜けない(!)彼女にとって人の気…

他者の気持ちを汲み取ることが出来ず共感能力もゼロ(!)。今で言うとコミュニケーション障害とも言えるヴァイオレットでしたが、前回のエピソードでは自暴自棄になっている兄を心配するルクリアのため簡素ながらその気持ち込もった手紙を書いていました。

それは幼い日に兄妹で見たという時計塔の上から風景の美しさに彼女が心打たれ、その気持ちに共感できたからこそなのでしょう・・。
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怪我をしたアイリスのタイプの代行でその故郷を訪れたヴァイオレット。実はアイリスに代筆の依頼をしてきたのはアイリスの母親で、その理由は娘の誕生日パーティー(兼お見合い)を開くため(!)。しかし招待客の中にかつてアイリスが告白しフラれた相手が!彼女の心は深く傷ついて・・。
アイリスに釘を刺されていたにも関わらず招待状を送ってしまったヴァイオレット。そして彼女の状況確認の言葉の一つ一つが傷心のアイリスにとどめを刺します(笑)。そしてアイリスと母との間にも思いもよらぬ溝を作ってしまい・・。
アイリスの言葉を通じて孤児だったヴァイオレットが親子の愛を知るラストが実に秀逸だと思います。その名前に込められた意味・・以前の感想でも書いたのですが、ヴァイオレット(紫のスミレ)の花言葉は「貞節」そして「愛」。
ちなみにアイリス(アヤメ)の花言葉は「良い便り」「メッセージ」。これもまた自動手記人形として大きな成功を夢見る彼女にとっては、結果としてすごく意味が深いものになっていて思わず唸ってしまいます。
ちなみに劇場版外伝でもアイリスの姿はチラッと確認できるのですが、その夢はまだ半ばといった感じでしょうかね。但し髪型などの外見は都会で生活した時間が長いせいか?洗練されたものになっています。果たして劇場版完結編ではその夢は叶っているのか?(笑)とても楽しみです。