劇場新作アニメが公開待機中の人気アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のTVシリーズの再放送がスタート!、キャラクターだけでなく「空間」までも描いているそのクオリティには何度観ても圧倒されます!
・2020年春アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第1話「「愛してる」と自動手記人形」の視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。
【もう何度目だろう?】2020年春アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第1話を観ました!
以前に感想を書いているのですが、4月から『バイオレット・エヴァーガーデン』の再放送がはじまってその第1話を観ましたのでまたプチ感想を書いてみたいと思います。ブルーレイも全巻所有していて年に何回か鑑賞もしているのですが・・、まあ何度観ても良いものです。
さてそれではもう一度、ヴァイオレットと一緒に「愛している」を探す旅へ出かけるとしましょうか!。
【ストーリー】第1話「「愛してる」と自動手記人形」
第1話 あらすじ
感情を持たない一人の少女がいた。 少女は戦うための「道具」として生きていた。 名はヴァイオレット。 時は流れ戦争は終わり、新たな時代が始まろうとしていた。
脚本:吉田玲子 絵コンテ:石立太一 演出:石立太一、藤田春香、澤 真平 作画監督:丸木宣明、高瀬亜貴子、明見裕子、丸子達就
【アニメ視聴感想】(第1話)
第1話は戦場で育ての親であるギルベルトと離れ離れになった少女・ヴァイオレットが、彼が別れの間際に残した言葉「愛している」の意味を探すため自動手記になることを決意するエピソード。
描かれているキャラクターたちの作画がそうであるのは勿論、その場の「空気感」がしっかりと画面に再現されているのはスゴイと思います。
空気といっても「その場を読む」という事では勿論なく(笑)物理的な「空間」という意味で、です。
その情景の空気感を光の加減や撮影によって(同じ?)上手く表現しています。
1話の舞台のライデンの街って背景画を見ると熱帯の植物があったりして、たぶん「温暖な気候」(というか高温多湿?)なのかな。少なくともカラッとした感じじゃない。観ているとライデンの街のその温度や湿度の感じがすごく伝わってくるのです。
但し小さい画面の視聴機器だとそれが分からなかったりただの「ノイズっぽい画質」になってしまうのかな?。なのでヴァイオレット・エヴァーガーデンは大画テレビでの御視聴をオススメです。
・・話がそれてしまいましたが、第1話スタート時点でのヴァイオレットちゃんは誰かの命令をただ待つだけのすごくお行儀がよい犬(笑)。飲み物や料理も促されない限り決して自分から手を付けることはありません。
ギルベルトが言い残した「愛している」とはどんな命令なのか?・・その命令を果たしたいが為、何かに突き動かされている様にホッジンズへ「自動手記人形」になりたいとヴァイオレットは訴えます。
ちなみに『自動手記人形(ドール)』というのは、文字が書けない人のため「手紙の代筆」を職業とする女性の愛称です。この作品舞台は文明レベルが19世紀初頭くらいのヨーロッパを連想させる「架空の世界」で、人々の識字率も現在ほどは高くはないという設定。
しかしそんな理由以上に、電話等の「直接コミュニケーション」の手段がまだ普及していないこの世界では意志というか「思い」を伝えるのに文章を作成する能力に秀でた自動手記人形たちが必要とされ重宝されている・・という事なのです。
なので当然、依頼人の喋った言葉を筆記するだけでは自動手記人形として失格。今まで命令を待つだけの生き方をしてきたヴァイオレットが依頼人の心を理解し、その人の気持ちに立った感情伝わる手紙を書いていくことで人間性を獲得し成長していく・・というのがこのお話しの大きな筋になっています。
でも普通の人でも難しいそんな仕事が感情乏しいヴァイオレットちゃんに務まるはずもなく・・。既にこの作品を観た方ならお分かりだと思いますが、はじめは彼女も伝令文のような「感情ゼロ」の手紙を書いてしまい代筆の依頼人が大号泣(笑)なんてこともあったりしました。
でもそんな生真面目(クソまじめ)なヴァイオレットちゃんがなぜか愛おしいんですよね。
それと基本どんな事態になっても表情を崩さないところも(笑)。そういえば「笑う練習」もしてましたっけ。
ということでまだ観ていない方は是非御視聴を!。もう観た方は「何回観ても」構いませんよ!!(笑)というヴァイオレット・エヴァーガーデンの第1話でした。
【おまけ】『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 – 永遠と自動手記人形 -』も観ました!
ブルーレイを購入して視聴したのでぜひ感想記事を書きたいところなんですが、さすがに「ネタばれ」が出来ないのでちょっとね・・この場を借りてちょっとだけ感想を書いておきます。ざっくりすぎる感想を言うと・・いつものように「泣かされ」ました(笑)。
「ラストで」とかじゃなく、もう途中からそう。お話しは時系列で言うとTVシリーズから少し時間が経ったところから始まり、劇中で少しまた「時間が進んでいく」感じです。
そしてTVシリーズではそこまで出番はなかった郵便配達人『ベネディクト・ブルー』がお話しに大きく関わってきます。ベネディクトも彼なりに「手紙を届ける」ということを通じて人間的な成長をしていくところが描かれ・・。
書けるのはここまででしょうかね、スイマセン。ちなみにヴァイオレットちゃんはTVシリーズからそこまで変っていない。いつも通りに「相変わらず」なあの感じのヴァイオレットです(笑)。まだNETFLIXでは配信はされていない(予定もない?)ので手軽に観る方法としてはレンタルという事になるのかな・・。
でもレンタルはDVDオンリーになってしまうと思うので、ここはぜひ奮発してそのクオリティを存分に愉しめる「ブルーレイ購入」がオススメしたいです!。
『劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン』が公開待機中!
たぶんヴァイオレットの物語の完結をえがくところになると思われるこの作品。そして予告ではTVシリーズでたぶん死んだと思われていたギルベルトが・・生きている!?いや薄々感づいてはいましたけどね(笑)。
いつものように手紙を書く中でギルベルトの生存を知って・・という展開になるのでしょうかね?。予告では「ヴァイオレットの幸せのために彼女とはもう会わない」と言っているギルベルトなんですが、そこまでやる理由とは何で?。
当然親友であるホッジンズや兄のディートフリートでさえも彼が生存している事は知らないと思うのですが・・そして何よりヴァイオレットちゃんが可哀想。
色々と湧いてくる疑問はありますがビジュアルの一部にはまるで二人の挙式姿を思わせるものもあったりして、とにかくどう転んでも(!)ハッピーエンドの結末にはなるみたいですね。そういえば外伝の劇中に「結婚して引退するのが自動手記人形(ドール)の花道」というセリフがあったなあ・・。
果たしてヴァイオレットのちゃんは自動手記人形の「花道」を飾ることが出来るのか?(笑)。彼女の「愛してる」を探す旅の終わりがどんなものとなるのか・・劇場版が楽しみです。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』商品紹介
■『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』関連商品
ブルーレイ
外伝
原作小説
劇場版主題歌
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』放送・配信情報(2020年再放送)
放送局
ABCテレビ 毎週水曜日 26時14分〜
TOKYO MX 毎週水曜日 24時〜
BS11 毎週木曜日 24時〜
配信
NETFLIXで独占配信
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』スタッフ・CAST
STAFF
原作:「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」暁佳奈(KAエスマ文庫/京都アニメーション)
監督:石立太一
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:高瀬亜貴子
シリーズ演出:藤田春香
世界観設定:鈴木貴昭
美術監督:渡邊美希子
色彩設計:米田侑加
撮影監督:船本孝平
3D監督:山本 倫
小物設定:高橋博行・太田 稔
編集:重村建吾
音響監督:鶴岡陽太
音楽プロデューサー:斎藤 滋
音楽:Evan Call
音楽制作:ランティス
OP主題歌:TRUE [ Sincerely ]ED主題歌:茅原実里 [ みちしるべ ]アニメーション制作:京都アニメーション
製作:ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会
CAST
ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依
クラウディア・ホッジンズ:子安武人
ギルベルト・ブーゲンビリア:浪川大輔
カトレア・ボードレール:遠藤 綾
ベネディクト・ブルー:内山昂輝
エリカ・ブラウン:茅原実里
アイリス・カナリー:戸松 遥