部室で久々に二人っきりの奉太郎と『える』は校内放送からその意味を探る「推理ゲーム」を始めますが・・たった三行の文章から容疑者Xの犯行に行き着く奉太郎のいつもながらの推理力に脱帽!、そして以前とは違い奉太郎のことを意識する『える』がカワイイのです
・TVアニメ『氷菓』第19話「心あたりのある者は」の視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。
前回の感想(第18話)
いつもの省エネモードとは違い「気になります!」の奉太郎に驚きを隠せない古典部の面々(笑)なぜ教師・小木はヘリコプターの飛…
【ストーリー】第19話「心あたりのある者は」
【あらすじ】第19話
奉太郎の推理を才能と褒めるえる。奉太郎自身はそんな「たいしたものだ」と自分の事を言うのは違うと反論する。そんな時、古典部部室全体を校内放送の音声が包んだ。この放送がとんでもないことになっていく!?。(HP引用)
脚本:江上美幸 絵コンテ・演出:小川太一 作画監督:秋竹斉一
【アニメ視聴感想】(第19話)
部室でかなり久々に二人だけの時間を過ごす奉太郎と『える』。『える』はこれまで奉太郎に助けられた数々の出来事に対して礼を言いそして褒め上げるのですが、それは偶々の結果だと答え有能のレッテル貼りに抵抗をする奉太郎(笑)。
今までの功績が偶然だということを証明するため、奉太郎はたった三行の校内放送から何が起こったのか?を当てる推論ゲームを始めます・・。
文章の中にある「心あたりのある者」を容疑者Xとして進めていく奉太郎の推論の一つひとつに「!」。そして奉太郎の推理が行き着いた所は・・。
と気になる結末はまだ観ていない方のためにいつもの様に伏せておきます(笑)。奉太郎の名推理はいつも通りとして、今回の見どころは奉太郎と『える』の関係性というか距離の変化。自分の叔父で文集・氷菓の件に関わりのある「関谷」の墓参りに『える』は奉太郎を誘います。
関谷は奉太郎にも関わりがある故人ではありますが・・自分の身内の墓参りに誘うなんてすごく意味深に思えます。
そして今まで見たことない膨れっ面の表情になったり、いつもの「気になります!」ではないのに感情の迸りで奉太郎といつの間にか近い距離となってしまい恥じらう『える』。
前話(第18話「連峰は晴れているか」)のラストから、奉太郎を見つめる『える』の目が明らかに変わってきているのです。特別な感情を意識するその手前にある「もっと深く知りたい」という『える』の瞳。
残念な事に『える』のその変化に気が付いていない奉太郎。こういった展開のお約束であります(笑)。さて二人の関係が最後にどうなるのか「気になります!」なんですが・・それは最後の最後で明らかに(?)なるのでぜひお楽しみに。
■『氷菓』関連商品
ブルーレイBOX
※TV未放映OVA収録
OP/ED主題歌
コミカライズ
原作小説
『氷菓』放送局情報(2020年再放送)
BS11 毎週火曜 25:00〜
アニメシアターX(AT-X)毎週(木)22:00 毎週(土)14:00 毎週(水)6:00 【30分×2話ずつ】
配信情報
NETFLIX・U-NEXT・HULU・dアニメストア等で配信
『氷菓』スタッフ・CAST
STAFF
原作・構成協力 – 米澤穂信(角川文庫刊『〈古典部〉シリーズ』から・『月刊少年エース』連載)
企画 – 安田猛、八田陽子、武智恒雄、井上俊次
監督 – 武本康弘
シリーズ構成 – 賀東招二
キャラクター原案・デザイン・総作画監督 – 西屋太志[注 12]色彩設計 – 石田奈央美
設定 – 唐田洋
美術監督 – 奥出修平
撮影監督 – 中上竜太
編集 – 重村建吾
音響監督 – 鶴岡陽太
音楽 – 田中公平
音楽プロデューサー – 斎藤滋
音楽制作 – ランティス
エグゼクティブプロデューサー – 安田猛
プロデューサー – 伊藤敦、八田英明
アニメーションプロデューサー – 瀬波里梨
アニメーション制作 – 京都アニメーション
製作 – 神山高校古典部OB会
CAST
折木 奉太郎:中村悠一
千反田 える:佐藤聡美
福部 里志:阪口大助
伊原 摩耶花:茅野愛衣
折木 供恵:雪野五月
遠垣内 将司:置鮎龍太郎
入須 冬実:ゆかな
十文字 かほ:早見沙織
沢木口 美崎:伊瀬茉莉也
糸魚川 養子:小山茉美
田名辺 治朗:福山潤
陸山 宗芳:森川智之