犯人の目星がついてきた奉太郎を見て里志の中に吹き荒れる嫉妬の嵐?そして犯人を知りたい『える』の「気になります!」は卑猥な下ネタの前で途端に「気になりません」となってしまうのでした(笑)
・TVアニメ『氷菓』第16話「最後の標的」の視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。
前回の感想(第15話)
入須から伝授された相手にものを頼む際の極意を駆使し(?)壁新聞に古典部のことを掲載させることに成功した『える』。ご満悦なこの表情が微笑ましい(笑)。
・・でも極意の成果というより『える』が凄まじい念を送ったからなのかも。天井や壁に貼ってあるポスターもその影響を受け「超・おねがいモード」に変っているのです(笑)。
【ストーリー】第16話「最後の標的」
【あらすじ】第16話
怪盗「十文字」を現行犯逮捕しようとする里志。一方、奉太郎は相変わらず、店番。そんな中、奉太郎の姉、供恵が学校にやって来る。店番をしている奉太郎に供恵が渡したものとは…?(HP引用)
脚本:西岡麻衣子 絵コンテ・演出:坂本一也 作画監督:高橋博行
【アニメ視聴感想】(第16話)
またまた怪盗十文字に出し抜かれる里志、推理した次なる犯行の規則性は間違っていた?。そんなときに奉太郎の姉・供恵が文化祭に現れ漫画『夕べには骸に』を残していくのですが・・。
昨年の文化祭で頒布されたこの漫画に十文字事件の犯行に手掛かりがあることにどうも気がついた様子の奉太郎。果たしてその犯人と何よりも各部活動の備品を盗み出すというその目的は?。
そんな奉太郎に複雑すぎる感情をぶつける里志の姿が印象的です。奉太郎の能力を認め敬愛する一方、決して自分はそこに届かない大きな嫉妬の気持ちも抱いていて・・奉太郎にとって里志は気の置けない少ない友人の一人という認識だと思うのですが、里志の方はそうではないんですよね。
ここにもまさかの薔薇色じゃない「青春の光と影」があるのです。
事件の犯人の目星がついた奉太郎にいつもの「気になります!」を仕掛ける『える』。ネタを出し渋る奉太郎に押してダメなら・・とあざとく戦法を変えてくる彼女でしたが、奉太郎が「卑猥な話」だと返した途端全機能がシャットダウン!。
Hな話だったら「私、気になりません!」(笑)。シリーズで初めての奉太郎の勝利です。
『夕べには骸に』を手にして神山高校の文化祭に現れた供恵ですが、これは違いなく十文字事件の発生を予見していての行動です。それにしても奉太郎に対する供恵のスキンシップがグッド!。奉太郎は嫌がってますが・・なんか「H」なお姉さんなところがイイんですよね(笑)。
それにしても顔出しはNGなんですかね・・。アニメの続編制作はかなり難しいと思うので、まだ刊行中(だったと思う)のコミカライズではぜひそのご尊顔を拝見したいものです。
■『氷菓』関連商品
ブルーレイBOX
※TV未放映OVA収録
OP/ED主題歌
コミカライズ
原作小説
『氷菓』放送局情報(2020年再放送)
BS11 毎週火曜 25:00〜
アニメシアターX(AT-X)毎週(木)22:00 毎週(土)14:00 毎週(水)6:00 【30分×2話ずつ】
配信情報
NETFLIX・U-NEXT・HULU・dアニメストア等で配信
『氷菓』スタッフ・CAST
STAFF
原作・構成協力 – 米澤穂信(角川文庫刊『〈古典部〉シリーズ』から・『月刊少年エース』連載)
企画 – 安田猛、八田陽子、武智恒雄、井上俊次
監督 – 武本康弘
シリーズ構成 – 賀東招二
キャラクター原案・デザイン・総作画監督 – 西屋太志[注 12]色彩設計 – 石田奈央美
設定 – 唐田洋
美術監督 – 奥出修平
撮影監督 – 中上竜太
編集 – 重村建吾
音響監督 – 鶴岡陽太
音楽 – 田中公平
音楽プロデューサー – 斎藤滋
音楽制作 – ランティス
エグゼクティブプロデューサー – 安田猛
プロデューサー – 伊藤敦、八田英明
アニメーションプロデューサー – 瀬波里梨
アニメーション制作 – 京都アニメーション
製作 – 神山高校古典部OB会
CAST
折木 奉太郎:中村悠一
千反田 える:佐藤聡美
福部 里志:阪口大助
伊原 摩耶花:茅野愛衣
折木 供恵:雪野五月
遠垣内 将司:置鮎龍太郎
入須 冬実:ゆかな
十文字 かほ:早見沙織
沢木口 美崎:伊瀬茉莉也
糸魚川 養子:小山茉美
田名辺 治朗:福山潤
陸山 宗芳:森川智之