氷菓 第8話「試写会に行こう!」感想・作品情報(再放送・2020年)

学園の女帝『入須冬実(いりす ふゆみ)』が依頼したミステリーの謎解きは予想の斜め上をいく「とんでもない」もの!、推理小説の十戒に基づく古典部4人の「ミステリー大喜利」が始まります!

・TVアニメ『氷菓』第8話「試写会に行こう!」の視聴感想・作品情報等を書いています。作品を「もうちょっと」楽しむための一助となれば幸いです。

前回の感想(第7話)

Hi.アニ!

古典部4人が訪れた温泉宿で起きる「首吊りの影」事件!、そして『える』の入浴シーンより奉太郎の「サービスカット」の方が多い…

各エピソードの最後の画面に挿入される英文がありますが、これって何を表しているかご存じですか?。

この英文は原作小説に付いている「英題」になっているのです(サブタイトルとはちょっと違う?)。前回のエピソード「正体みたり」が収録されている原作本が『遠回りする雛』、そしてその英題タイトルが「Little birds can remember.」というわけなのです。

実はこの英題が今回スタートする「愚者のエンドロール」編で大きな謎解きのヒントとなっています。その英文が意味するところは?、それは今エピソードの最後で明かされる事になるのでぜひお楽しみに。

第8話「試写会に行こう!」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第8話 あらすじ

とある知人から文化祭で上映する映画の試写会に来て欲しい、と誘われたえる。早速、古典部メンバーで映画を観ることに。ところがその映画はとんでもないものだった(HP引用)

脚本 西岡麻衣子 絵コンテ・演出 北之原孝將 作画監督 丸木宣明

アニメ視聴感想(第8話)

今回から新らたに長編のエピソードに突入!。奉太郎たちはお話しを作っているシナリオライターの退場の為、制作が中断した自主製作映画の「オチなきミステリー」のオチを考える事となります。

まさかの「ミステリー大喜利」なのですが、これは奉太郎でなくても面倒くさそう・・。

映画の中に登場する5人の中で殺人を犯した犯人は一体誰なのか?。

古典部の四人は「ノックスの十戒」のルールに基づいて誰が犯人なのか?を突き止めることになるのですが・・。

ノックスの十戒
ノックスの十戒(ノックスのじっかい、Knox’s Ten Commandments)はロナルド・ノックスが1928年に“The Best of Detective Stories of the Year 1928”(邦題『探偵小説十戒』)で発表した、推理小説を書く際のルールである。
1.犯人は物語の当初に登場していなければならない
2.探偵方法に超自然能力を用いてはならない
3.犯行現場に秘密の抜け穴・通路が二つ以上あってはならない(一つ以上、とするのは誤訳)
4.未発見の毒薬、難解な科学的説明を要する機械を犯行に用いてはならない
5.中国人を登場させてはならない
6.探偵は、偶然や第六感によって事件を解決してはならない
7.変装して登場人物を騙す場合を除き、探偵自身が犯人であってはならない
8.探偵は読者に提示していない手がかりによって解決してはならない
9.サイドキックは自分の判断を全て読者に知らせねばならない
10.双子・一人二役は予め読者に知らされなければならない

それにしても素人制作の丸出しの映画(笑)。そして名立たるプロの声優さんたちが素人の「棒の演技」を熱演(!?)しているのですが・・どうにも棒になってない(笑)。逆の意味で言えば流石はプロですね!。「声の良さ」までは棒にすることが出来なかった・・。

いつものごとく『える』の気になります!に押され、謎解きをすることになる奉太郎。しかし今エピソードで『える』以上の存在感を発揮する事とになるのが、どこか神秘的な雰囲気を漂わせている美少女『入須冬実(いりす ふゆみ)』です。

あからさまに「光と影」を纏った演出で思わせ振りな登場をする彼女、その言動は『える』の「気になります!」以上に奉太郎を動かす事となるのです・・。

呑気な顔をしている奉太郎ですが、この「愚者のエンドロール」編では意外にも苦い結末を味わうことに。奉太郎は今回まさに青春の「光と影」の当事者となるのです・・。

『氷菓』関連商品 

ブルーレイBOX

※TV未放映OVA収録(第11.5話)

OP/ED主題歌

コミカライズ

原作小説

 

『氷菓』放送局情報(2020年再放送)

BS11 毎週火曜 25:00〜

アニメシアターX(AT-X)毎週(木)22:00 毎週(土)14:00 毎週(水)6:00 【30分×2話ずつ】

配信情報

NETFLIX・U-NEXT・HULU・dアニメストア等で配信

『氷菓』スタッフ・CAST

STAFF

原作・構成協力 – 米澤穂信(角川文庫刊『〈古典部〉シリーズ』から・『月刊少年エース』連載)
企画 – 安田猛、八田陽子、武智恒雄、井上俊次
監督 – 武本康弘
シリーズ構成 – 賀東招二
キャラクター原案・デザイン・総作画監督 – 西屋太志[注 12] 色彩設計 – 石田奈央美
設定 – 唐田洋
美術監督 – 奥出修平
撮影監督 – 中上竜太
編集 – 重村建吾
音響監督 – 鶴岡陽太
音楽 – 田中公平
音楽プロデューサー – 斎藤滋
音楽制作 – ランティス
エグゼクティブプロデューサー – 安田猛
プロデューサー – 伊藤敦、八田英明
アニメーションプロデューサー – 瀬波里梨
アニメーション制作 – 京都アニメーション
製作 – 神山高校古典部OB会

CAST

折木 奉太郎:中村悠一
千反田 える:佐藤聡美
福部 里志:阪口大助
伊原 摩耶花:茅野愛衣
折木 供恵:雪野五月
遠垣内 将司:置鮎龍太郎
入須 冬実:ゆかな
十文字 かほ:早見沙織
沢木口 美崎:伊瀬茉莉也
糸魚川 養子:小山茉美
田名辺 治朗:福山潤
陸山 宗芳:森川智之