アニメ『翠星のガルガンティア』第13話(最終回)「翠の星の伝説」感想・作品情報(2020年再放送)|レドに餞別の言葉を送るチェインバーの「優しい叛乱」に涙が流れます・・

「神」を自ら名乗る存在となったストライカーを止めるためレドとチェインバーは限界を超えた戦闘を繰り広げ・・チェインバーが最後に告げる「くたばれブリキ野郎!」はアニメ史に残る名セリフです!

・TVアニメ『翠星のガルガンティア』第13話(最終回)「翠の星の伝説」の視聴感想・作品情報等を書いています。作品を「もうちょっと」楽しんでいただく一助となれば幸いです。

前回の感想(第12話)

コックピット内のクーゲルは既に死亡!今までクーゲル船団を統率していたのは機械である『ストライカー』だったという衝撃のラスト!でしたが・・。

クーゲル(CV:小野友樹)

最終話でも描かれる所となるストライカーの暴走ですが「機械の叛乱」とかそんな安易なオチではなく、そこまでに至る流れが描かれているのがBDBOX Vol.3収録のOVA(第15話)「まれびとの祭壇」です。

レド同様、地球に流れついたクーゲルの視点で「翠の惑星」のお話しが描かれるのですがこれが何とも意味深いんですよね。

第1話ではヒディアーズとの戦闘の最中、部下のレドに「生き残れ」と撤退を命令し自分が盾となる等、本来のクーゲルは優秀な軍人で人格に破綻した所はなかった筈なのですが・・出会った人々やその状況で人の考えは思いもよらない方向に変化していくのです。

もしクーゲルが地球に来て最初に出会ったのがガルガンティア船団の人たちであったら、たぶん狂信的な集団はたぶん生まれなかった・・。

人類の幸福のために自分がすべきことは?を考え始めるクーゲル。人は何かのきっかけで簡単に「歪んで」いきます。

そんな彼を生み出したのは彼を取り巻く普通の人々であったという事も言えるのです。

・・ちょっとネタバレがすぎたかも(笑)、ということで気になった方は是非御視聴を!。(配信・レンタルはされていないみたい。BDBOXのみに収録です)

そしてクーゲル(ストライカー)に仕えていたコイツらの前歴には思わず「!?」となること間違いなしです(笑)。

第13話「恐怖の覇王」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第13話 あらすじ

地球に居場所はなく、人類銀河同盟にも幻滅したレドは、ただ自らの命を賭けて暴走するストライカーを止めようとする。行き場のないレドが最後の戦いの果てに見たものは…。

【アニメ視聴感想】第13話「翠の星の伝説」

指揮官であるクーゲルが死亡し独自の考えで「人類の幸福」を語るストライカー。その行動の基となるのは受け継いだクーゲルの意志である、と自身を正当化するストライカー。

しかし導き出した答えは自らを「神」と定義し人類を統率しようとする歪んだものに!。

レドとチェインバーは「身内の恥」を終わらせるため、戦力差で上回るストライカーを相手に捨て身の戦いを開始します・・。

色々と見どころは満載の最終回なんですが、まずはチェインバーとストライカーの限界を超えた戦闘シーンに圧倒されます!。

この激しさはCGだからこその出来上がり。ただの見せ場ではなく後に描かれるレドの「最後の選択」のシーンへと繋がるストーリーをより盛り上げてくれるモノになっています。

船団につけられた「ガルガンティア」という名前の由来はマスドライバー・システム(軌道上打上装置)からでした。

その動作原理は複数の薬室の爆発で加速するタイプ?。テクノロジーとしてはちょっとローテクなのかな・・。

多薬室砲

多薬室砲(たやくしつほう、multi-chamber gun)とは、砲身側面に複数の装薬燃焼室を持つ砲の総称。

 

でもまあこっちの方がロマンはあるかな・・同じような高出力の射出システムでもコイルガン(レイルガン)より絵的にも迫力もありますしね!。

これ以上「お宝の島」を守り切れないと部下たちに撤退を命じるピニオン。強気な言葉とその表情の下にこのまま島と一緒に運命を共にする覚悟を隠して・・。

皆はそれを分かって彼に無言の別れを、そしてマイタも出てきそうな言葉を呑み込み彼の前を立ち去ります。今まではただお調子者だったピニオンでしたがこれまでからのギャップ故にこれは惚れる・・。

でもピニオンに惚れたのはマイタだけじゃなかった(笑)。女大海賊のラケージはそんな彼を助け猛烈にその愛をアピールなのです。

 

ちなみにこれで19歳(笑)。・・まあ今回漢気を見せたピニオンも実は20歳なんですけどね。

最後にピニオンをめぐりベローズとラケージそしてマイタ(!)を入れた三つ巴というか「四角関係」の戦いを連想させるシーンが楽しいのです。

意外にもピニオンはハーレム王な「ラノベ主人公」だったのでありました。まあ違う意味の「お宝」は手に入ったというオチで(笑)。

この最終回で語られるべきはやはりレドとチェインバーの別れのシーンとなるのでしょうか。

前々回まではレドに兵士として戦うことを強いたチェインバー。しかし無人で行動するストライカーを見て人間の成長を助ける(支援する)自分の役目は何であるのか?に気が付いたという事なのか?・・レドを戦闘から離脱させます。

エイミーとの死別を覚悟し、レドがはじめて流した涙に同情した?・・だと安っぽいですが勿論そうではない。

そして戦闘不能という論理的な判断も建前にすぎません。自分は死に方しか分からないと言うレドが「生き続けたい」という成長に対する彼の最後の支援なのだと思います。

チェインバーは最後の最後で「人間らしさ」を理解し、それを獲得し限りなく人間に近い存在となったのか・・。ストライカーに対するチェインバーの最後のセリフ「くたばれブリキ野郎!」がその意味を物語っていると思います。

それにしても胸にズキューンとくるアニメ史に残る名セリフですよね!。

最後にチェインバーは海に還った・・みたいなシーンになっていましたが実はまだ生きている?。

レドの支援という役目を終え、自身で自己をシャットダウン(スリープ?)しているようにも思えるのですよね。

何というか・・寄生獣のミギー的な(笑)。

話はそれますが最後にエイミーの向こうに写った船、どこかで見覚えがありませんか?・・。

いつも次回予告で使われていた帆船なんです!。当然次回の予告はなく帆には何も映されない。

これでお話しはおしまい!という演出がちょっと洒落ていてイイのです。

生きるという意味を知らずにただ盲目に生きてきたレドが「人間らしさとは?」をチェインバーと共に探し歩んだ「翠い星」での旅の物語は大団円にて終幕。

いや何度観てもいいですね・・人間らしく良く(善く)生きるとは?というシンプルな所を描いているのですが、観る度に違った何かを気づかされます。

年齢・性別を問わない誰にでも共通する不変のテーマの今作を、もっと多くの人に観てもらいたい!。そう思う『翠星のガルガンティア』でした。

実に綺麗に終わったこの作品ですが・・まさかの続きがあるのです!?。

 

OVA『めぐる航路、遥か』レドの物語はもう少し続きます!

TVシリーズは今話で終了しましたがレドの物語には更なる続きがあるのです。

それがOVA作品『翠星のガルガンティア~めぐる航路、遥か~』(前・後編)です。

劇場公開もされたこの作品は見習いメッセンジャーである新キャラクターの『リーマ』が加わり、レドとチェインバーが別れた最終回から少し時間が経ったガルガンティアを描くお話しです。

TVシリーズ中盤のように穏やかな洋上の日常生活が描かれるのと同時に、先に書いたOVA第15話のよう地球で暮らす人々は皆ガルガンティアのような「善き隣人同士」という訳ではなく今も争いの種は燻っていて・・という感じの方向にお話しは向かっていきます。

全編通してみるとファンディスク的な要素が多いのかな。入浴シーンはそのサービスの一例です(笑)。ファンサービスということで時間を遡って在りし日の?チェインバーの姿が描かれたも。

ところでこの作品、PVでは完結編とは謳っていますが観てみるとお話しは終わってないような?・・というかあからさまに「続き」がある感じ?。

それもそのはず、ガルガンティアはこの後映像化の更なる展開(第2シーズン)が計画されていたそうなんです。

電撃オンライン

OVA『翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~』後編が本日より全国12館で上映スタート! その前夜祭イベントでは、幻…

なのでテーマが更に深く掘り下げられる前に途中で本編は終了。続きがあるという前提で見ないと「これで終わり?」と思われる方も多いかも。

でもガルガンティアが好きという方には十分楽しんでいただける内容になっているのではないかな、と思います。

先程紹介した入浴シーン以外にもリジットのとっても乱れたお姿(!?)や、まるで天使のような美少女も登場して!?・・というお楽しみのカットもあったり。

こちらのOVA前後編はツタヤ等のレンタル店でディスクレンタルされている様なので機会があればぜひ御視聴を。

気になる「ガルガンティア第二期」は?

ところで本当の(?)TVシリーズ等の第2期はズバリ可能性としてあるのでしょうか?。

続編を小説で完結させるという公式アナウンスから考えますと「製作上」のトラブルで企画自体封印されたという感が・・。

今は大手のサービスでは配信がされていないのもトラブルの根深さを裏付けているような(昔はNETFLIXで配信していた)。

でも、もしそうだとしたらなんで今頃(今更?)に再放送をしたのか、というのもあるのですが・・ウーン結局のところ「わかりません」(笑)。

アマゾンのレビューを読むと続編小説はこのシリーズの完結を描いているという内容の感想もあり、個人的にはぜひとも映像化をお願いしたいところなんですけどね。

トラブルが時効化しそうな10年後くらいにでも・・無理ですかね?(笑)。

小説は未読なのでどんな結末になるのかとても気になります・・。でもマシンキャリバーのデザインがすごくダサく感じるのは私だけ?。

『翠星のガルガンティア』商品情報 

ブルーレイBOX

OP/ED主題歌

関連商品検索

『翠星のガルガンティア』放送局情報

【再放送】
TOKYO MX 1月5日より毎週日曜 23:00〜
BS11    1月7日より毎週火曜 24:30〜

 

配信情報

U-NEXT・バンダイチャンネル等で配信
※レンタル配信のみ

スタッフ・CAST

STAFF

原作:オケアノス
原案:村田和也・虚淵 玄(ニトロプラス)
監督:村田和也
シリーズ構成・脚本:虚淵 玄(ニトロプラス)
キャラクター原案:鳴子ハナハル
メカニックデザイン:石渡マコト(ニトロプラス)
音楽:岩代太郎

アニメーションキャラクターデザイン:田代雅子
総作画監督:田代雅子、佐々木敦子
ガルガンティアイメージ:岡田有章
設定考証・デザイン:小倉信也
プロップデザイン:常木志伸、村山章子
美術監督:栫 ヒロツグ(ととにゃん)
美術監修・美術設定:加藤 浩(ととにゃん)
色彩設計:田中美穂(スタジオロード)
3D監督:遠藤 誠(トライスラッシュ)
3Dテクニカルディレクター:須藤 悠
モニターワークス:吉祥寺トロン
特殊効果:村上正博
撮影監督:田中宏侍
編集:浜宇津妙子
音響監督:明田川仁
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:Production I.G

OP主題歌:「この世界は僕らを待っていた」茅原実里
ED主題歌:「空とキミのメッセージ」ChouCho

CAST

レド:石川界人
エイミー:金元寿子
リーマ:水瀬いのり
サーヤ:茅野愛衣
メルティ:阿澄佳奈
ベローズ:伊藤 静
リジット:大原さやか
ピニオン:小西克幸
ラケージ:恒松あゆみ
チェインバー:杉田智和
マズル:櫻井孝宏