これは・・古典SFのテーマのひとつ「機械の叛乱」!?|アニメ『翠星のガルガンティア』第12話「決断のとき」感想・作品情報(2020年再放送)

上官である『クーゲル』からガルガンティア船団への侵攻を命ぜられたレドでしたがクーゲル船団で行われる「儀式」を目撃して!!・・、マシンキャリバー『ストライカー』と戦闘シーンのキャラ作画がいつもと雰囲気が違う「激アツ!」な第12話でした

・TVアニメ『翠星のガルガンティア』第12話「決断のとき」の視聴感想・作品情報等を書いています。作品を「もうちょっと」楽しんでいただく一助となれば幸いです。

前回の感想(第11話)

前回で久々に登場した女大海賊『ラケージ』。

ちょっと言葉が古いですが相変わらず「美魔女」的なフェロモンをまき散らかしている彼女でしたが・・。

ラケージ(CV:恒松あゆみ)

所有しているBDBOXのブックレットに記載されているキャラクター紹介を読むと・・年齢19歳。

まだ「二十歳(はたち)」じゃないんかーい!!(笑)、現行法だとまだ未成年だった・・。まあ海賊のキャプテンともなれば否が応でも貫禄がついちゃいますよね。

第12話ではピニオンとの距離を近くするラケージですが、ブルーレイBOX(第3巻)のパッケージを見るとピニオンとのネタバレ的?なショットも掲載されています。

そして本編に続く外伝OVA「翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~」ではラケージの意外すぎる「本当の姿」も明かされて?・・。

気になった方はぜひ御視聴を!。

「翠星のガルガンティア ~めぐる航路、遥か~ 前編」パッケージ外観

 

第12話「決断のとき」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第11話 あらすじ

銀河道に沿って航行するガルガンティア船団は、クーゲル船団に接近しつつあった。クーゲルは、ガルガンティア船団も武力により併合することを考える。

【アニメ視聴感想】第11話「恐怖の覇王」

クーゲル中佐から接収のためガルガンティア船団への侵攻を命ぜられるレド。

レドは作戦の中止を訴えるますが、この地球に人類を幸福へと導くための秩序を作り上げ第二の理想郷とすることは重要な急務だとしてクーゲルは取り合おうともしません。

それが本当に正しいことなのか悩むレド。そんな時、雨の中船団で行われる「儀式」を目撃するのです・・。

そこには社会(共同体)に貢献することが出来なくなり、次々に海中へと投棄される人々の姿が!!。

私がこの作品を視聴していて一番ショックを受けたシーンです。

弱者は生きることを許されない「幸福な世界」とは?・・そして「人間らしさ」とは何なのか。

毎日新聞

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で利用者ら45人を殺傷したとして、殺人罪などに問われた元同園職員の植松聖(さと…

連想をされた方も多いかもしれませんが、このシーンを見て思い出したのはあの施設で起こった殺人事件のことでした。

事件が起こったのは私がこの作品を初めて視聴した1年位前の事だったと記憶しています。

凄惨な事件でしたが正直に言うと特に何も感じなかった。

「ヒドイ事をする奴もいるもんだ・・」くらいのものです。

でもガルガンティアの今エピソードの弱者を廃棄する場面でこの事件のことを思い出すことに。

自分の中ではあまり興味がない事件だったのに・・。

劇中では社会に貢献できなくなった弱い人々が社会の公益のためと称され殺されていました。

犯人にどんな信条があった(無かった?)のか詳しく知りませんが、あの事件と何か通じるところを感じるのです。

「命を選別する」権利を持つ人間はいるのか?大きな目的の前では弱い者は生きていく事はできないのか・・。

レドやピニオンはそれを否定し、ガルガンティア船団を守るためクーゲルに戦いを挑みます。

果たしてクーゲルとレド、倫理の話は別としてどちらの考えがより「人間らしい」のか?。

以前のエピソードでチェインバーも触れていましたが、私としては人類は元々「弱い生き物」であったからこそ互いが協力し文明を持つまでに発展してきたのだから人間らしい行動として後者のレドを支持したい!。

・・のですが。

しかしより高い相互の協力関係を「統制」し工夫することで高い文明を築いたとも言えるし・・難しいのです。

もちろん倫理的に考えれば基本どんな理由があれ人を殺めるのは間違いなく駄目だと思います。

意志の疎通が出来ないから、等という理屈が通るのならば言語が違う民族は淘汰しても構わないという事になりかねない。

なのでガルガンティアでは「クジライカ」を殺めることを禁じている、という事もあるのかな?。

怒らせると「危険な生き物」だからという事ではなく、海上で生きる人たちは元々おなじ人間であったことをおぼろげにどこか記憶しているのかもしれません。

・・と真面目な話で大きく脱線してしまいましたが、そこからの展開とマシンキャリバー同士の超絶空中戦や各キャラクターの感情が乗ったお芝居の作画が熱い!。

盲目に戦う少年兵だったレドは悩み苦しんだ末に「人間らしさ」を獲得しクーゲルに叛旗を翻します。

感情がほとばしるそのキャラクター作画はもはや別人(笑)。

もちろん彼の心の中の強い決意を明らかにしお話を盛り上げるという良い意味で、です。

ちょっと「トリガー(ガイナックス?)」が入っている?作画カットが多かったと思うのですが、関係するどなたかが当時参加をされていたのでしょうかね。

そして最後でまたまた思いもよらない展開へ!。開けられたストライカーのコクピットに座るクーゲルの首がゴロンと転がり落ちて!?。

そう!クーゲルは既に死んでいたのです。搭乗者不在のはずの機体は勝手に動き出し抵抗を止めるようレドに警告を発するのですが・・。

これって「機械の叛乱」という古典なSFのお題じゃないの!?。せっかく「人間とは?」という哲学的なテーマだったはずなのに・・・。

機械(AI)の暴走というオチだったらお話しの重みが違ってきて・・ちょっと台無しじゃない?。

でも次回(最終回)ではそこに更に問題の定義がされ、簡単には「オチない」のがこの作品の素晴らしいところ!なのです。

次週はレドとチェインバーの「翠の星」を巡った旅の終わりがどうなるのかをぜひお楽しみに!。

ガルガンティアの危機を伝えに戻ったものの、雨に降られて体調を崩し海に落下するメルティ。

そしてあまりにも良すぎるタイミングでそれをキャッチするエイミー(笑)。

メルティ(CV:阿澄佳奈)

いつもの元気さはなく弱り切ったメルティですが前髪を上げた彼女も中々に良いと思います、ハイ。

『翠星のガルガンティア』商品情報 

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『翠星のガルガンティア』放送局情報

【再放送】
TOKYO MX 1月5日より毎週日曜 23:00〜
BS11    1月7日より毎週火曜 24:30〜

 

配信情報

U-NEXT・バンダイチャンネル等で配信
※レンタル配信のみ

スタッフ・CAST

STAFF

原作:オケアノス
原案:村田和也・虚淵 玄(ニトロプラス)
監督:村田和也
シリーズ構成・脚本:虚淵 玄(ニトロプラス)
キャラクター原案:鳴子ハナハル
メカニックデザイン:石渡マコト(ニトロプラス)
音楽:岩代太郎

アニメーションキャラクターデザイン:田代雅子
総作画監督:田代雅子、佐々木敦子
ガルガンティアイメージ:岡田有章
設定考証・デザイン:小倉信也
プロップデザイン:常木志伸、村山章子
美術監督:栫 ヒロツグ(ととにゃん)
美術監修・美術設定:加藤 浩(ととにゃん)
色彩設計:田中美穂(スタジオロード)
3D監督:遠藤 誠(トライスラッシュ)
3Dテクニカルディレクター:須藤 悠
モニターワークス:吉祥寺トロン
特殊効果:村上正博
撮影監督:田中宏侍
編集:浜宇津妙子
音響監督:明田川仁
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:Production I.G

OP主題歌:「この世界は僕らを待っていた」茅原実里
ED主題歌:「空とキミのメッセージ」ChouCho

CAST

レド:石川界人
エイミー:金元寿子
リーマ:水瀬いのり
サーヤ:茅野愛衣
メルティ:阿澄佳奈
ベローズ:伊藤 静
リジット:大原さやか
ピニオン:小西克幸
ラケージ:恒松あゆみ
チェインバー:杉田智和
マズル:櫻井孝宏

 

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