クジライカを殺めた「レド」、その眼から前回までの穏やかさは消え彼の行動にガルガンティアは揺れます・・
・TVアニメ『翠星のガルガンティア』第7話「兵士のさだめ」の視聴感想・作品情報等を書いています。作品を「もうちょっと」楽しむための一助となれば幸いです。
前回の感想(第6話)
エイミーと二人きりで過ごす謝肉祭の夜に「幸福に生きる」ことを知るレド、難航していた仕事も見つかり新しい人生を踏み出そうと…
重力をコントロールして海の魚を捕獲するチェインバー。その発想の斜め上をいく漁のSF的な描写に滅茶苦茶カッコイイ!と思ったのですが・・。
加減が分からずに魚を「すり身」へと変えてしまう超ポンコツぶりに笑ってしまいます。
まあ、機械はお魚食べないからね・・。この後、責任をもってレドが美味しく頂いたかどうかは定かではありません。
第7話「兵士のさだめ」【ストーリー】
第7話 あらすじ
海中でクジライカに遭遇したレドは、その姿がヒディアーズと酷似していたため攻撃し、殺してしまう。レドが禁忌を犯したことは瞬く間に広がり、船団の中には不安が渦巻く。
【アニメ視聴感想】第7話「兵士のさだめ」
海底に沈んだ船のサルベージ作業中、ヒディアーズの接近を察知したレドとチェインバーはただちにこれを撃破。しかしガルガンティアでは人類の敵であるヒディアーズを「クジライカ」と呼び神聖視しており、レドたちがクジライカを殺した事でガルガンティア船団の人たちを大きく分断することに・・。
前回まで穏やかに変わっていったレドの表情は激変、ガルガンティアへ漂着する以前にも増して険しいものに。戦いのない日々の素晴らしさを知った彼にとってこれは当然の流れです。
啓発教育を受け盲目にヒディアーズと戦っていた頃とは違い、愛すべき人々を守るという「戦うの理由」をこの時にレドは確信するのです。
クジライカがガルガンティアの人々の「将来の脅威」になるというレド。その言葉に納得ができないエイミーは、クジライカを殺すのを止めるようレドに説得するのですが・・。前回は彼女を美しく照らしていた「銀河道」の光が今話ではその表情を悲しく照らします。
海底に眠る旧文明の「お宝」への興味と何よりクジライカとは過去に因縁あるピニオン。その巣へのサルベージを行うために他の船主を引き連れガルガンティアを離れることを彼は決めます。人々がバラバラになることに強く反対する船団長のフェアロック。
しかし病の身である彼は倒れてしまい、穏やかなガルガンティアの日常に大きな変化が訪れようとしています・・。
今回からただの修理屋であるピニオンの行動がお話しの流れに大きな影響を与えることに。
ピニオン(CV:小西克幸)
もちろん悪いやつではないのですが、その前向きで野心的なところが、事態をどんどん厄介な方向へと進めていくんですよね(笑)。でも私はすぐ決断し「行動を起こす」ピニオンみたいなタイプは嫌いじゃない。実際に世の中を変えていくのはこんな人物のような気がします。
『翠星のガルガンティア』商品情報
ブルーレイBOX
OP/ED主題歌
『翠星のガルガンティア』放送局情報
【再放送】
TOKYO MX 1月5日より毎週日曜 23:00〜
BS11 1月7日より毎週火曜 24:30〜
配信情報
U-NEXT・バンダイチャンネル等で配信
※レンタル配信のみ
スタッフ・CAST
STAFF
原作:オケアノス
原案:村田和也・虚淵 玄(ニトロプラス)
監督:村田和也
シリーズ構成・脚本:虚淵 玄(ニトロプラス)
キャラクター原案:鳴子ハナハル
メカニックデザイン:石渡マコト(ニトロプラス)
音楽:岩代太郎
アニメーションキャラクターデザイン:田代雅子
総作画監督:田代雅子、佐々木敦子
ガルガンティアイメージ:岡田有章
設定考証・デザイン:小倉信也
プロップデザイン:常木志伸、村山章子
美術監督:栫 ヒロツグ(ととにゃん)
美術監修・美術設定:加藤 浩(ととにゃん)
色彩設計:田中美穂(スタジオロード)
3D監督:遠藤 誠(トライスラッシュ)
3Dテクニカルディレクター:須藤 悠
モニターワークス:吉祥寺トロン
特殊効果:村上正博
撮影監督:田中宏侍
編集:浜宇津妙子
音響監督:明田川仁
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:Production I.G
OP主題歌:「この世界は僕らを待っていた」茅原実里
ED主題歌:「空とキミのメッセージ」ChouCho
CAST
レド:石川界人
エイミー:金元寿子
リーマ:水瀬いのり
サーヤ:茅野愛衣
メルティ:阿澄佳奈
ベローズ:伊藤 静
リジット:大原さやか
ピニオン:小西克幸
ラケージ:恒松あゆみ
チェインバー:杉田智和
マズル:櫻井孝宏