翠星のガルガンティア 第2話「始まりの惑星」感想・作品情報(再放送・2020年)

夕闇のなかレドとエイミーがお互いの意思疎通をはかる「友愛の儀式」が可笑しくも美しい第2話、そしてベローズたちを襲うスケベ海賊たちを一掃するチェインバーが「超強い」のです

・TVアニメ『翠星のガルガンティア』第2話「始まりの惑星」の視聴感想・作品情報等を書いています。作品を「もうちょっと」楽しむための一助となれば幸いです。

前回の感想(第1話)

Hi.アニ!

何度観ても全く色あせないテーマと今の深夜アニメでは考えられないハイレベルな作画クオリティ!、戦いしか知らない少年兵レドの…

圧倒的な戦闘能力を誇る対ヒディアーズ殲滅兵器・マシンキャリバー「チェインバー」。でも宇宙生命体ヒディアーズはもっとすごかったというオチは想像の遥か彼方を行っています。このチェインバーですがデザインの元ネタは80年代のこの作品にあるのでは?と勝手に思っています。

1985年に放映されたロボットアニメ「蒼き流星SPTレイズナー」の主役機・SPT-LZ-00Xレイズナーです。頭部がコックピットになっているデザインで全体のフォルムもどこなく・・。そしてなにより、この作品に登場する人型戦闘兵器「SPT」には操縦者をサポートする対話型のコンピュータが搭載されているのです!。さすがにチェインバーとは違い、いかにもな合成音声で警告や作戦提案をする程度ではあるのですが。

ついでに書くとこの作品の主人公・エイジは人を殺すことが出来ない「不殺」タイプで、そのことがレイズナーに隠された「ある機能」を発動させることになります・・。

80年代の「リアルロボット」系の傑作で、第2シーズンからは今のアニメでは到底考えられない(!?)遊び心満載の展開もありますので未視聴の方は配信等でぜひ!。(現在dアニメストアやバンダイチャンネルで配信中)

第2話「始まりの惑星」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2話 あらすじ

眼前に広がる広大な海。レドは自分が漂着した惑星が、すでに滅んだとされた地球と知って驚く。宇宙からやって来たというレドの話に耳を傾けるエイミー。だが船団の首脳陣はなかなかそれを信じようとしない。そんな時、ベローズのサルベージ船が海賊に襲われているという報告が届き・・(BDBOXブックレットから抜粋)

【アニメ視聴感想】第2話「始まりの惑星」

ガルガンティアの船団住民とにらみ合いの状態になるレドとチェインバー。圧倒的な戦力差を使い船団を制圧することを提言するチェインバーに対し、友軍から孤立してしまった現状を打破するためレドは協力関係の道を探るのですが・・。

ゼリータイプの食料を摂っていたレドに対し「生物の死骸」を食すように勧めるエイミー。文明レベルのギャップが可笑しさを生むのですがこの作品で多く登場する友愛や互助の姿がシンプルに描かれ、美しい夕焼けと相まってとても美しいシーンになっています。

食べ物を「分け合う」という行為は文明社会スタートの礎となっているのではないかな?。言葉が通じなくても人間として最低限分かり合える共通認識なのでしょう。

チェインバーの通訳を介しながらレドにガルガンティア船団や自分たちの住むこの世界のことを話すエイミー。はるか未来の地球の海は我々の知っているそれとはちょっと違っていて・・この「光る海」についてはどういうことなのか?という説明は後に描かれます。

この光る海・海銀河を最初に見たときは「実は地球ではなかった!?」みたいな2段オチが待っているのかと思ってしまったのですが・・当然そんなことはなかったです(笑)。

後に描かれるということで言えば、いろんな伏線が貼られた回ではありますね。エイミーの弟・ベベルの存在はレドに「あること」を思い出させ、そして物語の終盤では人類(人間)としての選択を迫られ大きく葛藤する事となります。

スケベ海賊に襲われたサルベージ屋のベローズたちを助けるため、エイミーに乞われた「超強い」チェインバーとレド。海賊たちをあっという間に「瞬殺」するのですが、エイミーや助けられたベローズさえ予想外のその行為や結果にショックを受け・・。

次回はレドが人間同士はなぜ争いを避けなければならないのか?を教えられることに。当然のことが語られるのですが、これが今更に心に響くのです・・。ということでぜひ第3話もお見逃しなく!。

「ガルガンティア」といえばOPとEDです!

青い空とエメラルドグリーンの海が美しくとても「ロボットアニメ」のオープニングとは思えない(笑)。当然チェインバーの戦闘シーンはなく、船団の人々のおおらかな日常が描かれています。

そしてガルガンティア三人娘の一人である「メルティ」が最後の最後で無理矢理に入りこんでくるところが個人的に好きなのです(笑)。

そして何といってもエンディングですよね・・夕日をバックにサーフカイトに乗ったエイミーの姿が美しすぎます。

そして帆船の帆に写された「次回予告」が終わったあとの寂しさがなんともまたいい・・。

日の出の空にサーフカイトで飛びたつシーンでエンディングは終わるのですが、実はこの作品の世界設定やこの後の物語の展開をここで分かりやすく描いています。

歌詞の内容がレドとエイミーの関係やその変化をうまく言い表していて・・イイ曲ですよね!。

※ベスト盤には今作のほかにも「氷菓」のオープニング曲等も収録されていてオススメの1枚です

『翠星のガルガンティア』商品情報 

 

ブルーレイBOX

OP/ED主題歌

『翠星のガルガンティア』放送局情報

【再放送】
TOKYO MX 1月5日より毎週日曜 23:00〜
BS11    1月7日より毎週火曜 24:30〜

 

配信情報

U-NEXT・バンダイチャンネル等で配信
※レンタル配信のみ

スタッフ・CAST

STAFF

原作:オケアノス
原案:村田和也・虚淵 玄(ニトロプラス)
監督:村田和也
シリーズ構成・脚本:虚淵 玄(ニトロプラス)
キャラクター原案:鳴子ハナハル
メカニックデザイン:石渡マコト(ニトロプラス)
音楽:岩代太郎

アニメーションキャラクターデザイン:田代雅子
総作画監督:田代雅子、佐々木敦子
ガルガンティアイメージ:岡田有章
設定考証・デザイン:小倉信也
プロップデザイン:常木志伸、村山章子
美術監督:栫 ヒロツグ(ととにゃん)
美術監修・美術設定:加藤 浩(ととにゃん)
色彩設計:田中美穂(スタジオロード)
3D監督:遠藤 誠(トライスラッシュ)
3Dテクニカルディレクター:須藤 悠
モニターワークス:吉祥寺トロン
特殊効果:村上正博
撮影監督:田中宏侍
編集:浜宇津妙子
音響監督:明田川仁
音楽制作:ランティス
アニメーション制作:Production I.G

OP主題歌:「この世界は僕らを待っていた」茅原実里
ED主題歌:「空とキミのメッセージ」ChouCho

CAST

レド:石川界人
エイミー:金元寿子
リーマ:水瀬いのり
サーヤ:茅野愛衣
メルティ:阿澄佳奈
ベローズ:伊藤 静
リジット:大原さやか
ピニオン:小西克幸
ラケージ:恒松あゆみ
チェインバー:杉田智和
マズル:櫻井孝宏

 

   



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