「A.I.C.O. Incarnation」(アイコ インカーネーション)まとめと感想
注目のアニメ「A.I.C.O. Incarnation」まとめ
NETFLIXで独占配信
以前に投稿で紹介した「A.I.C.O. Incarnation」(アイコ インカーネーション)が3月9日よりNETFLIXで配信開始となります されました。
まもなく公開ということで現時点の情報や作品に対する個人的な感想(期待?)などをまとめてみました。
※追記 全話視聴したので感想を最後に追加しています。
予告PV
INTRODUCTION
2035年、近未来の日本。
「人工生体」の研究中に起きた大事故“バースト”により、 暴走した人工生命体“マター”が黒部峡谷一帯を侵蝕。
人類にとって希望の地と謳われた研究都市は、政府により立ち入りが禁じられた。それから、2年後――。
バーストで家族を失った15歳の橘アイコは、転校生の神崎雄哉から信じがたい事実を告げられる。それはアイコも知らなかった、自身の身体に隠された“秘密”だった。
それを解く鍵は、バーストの中心地“プライマリーポイント”にあるという。アイコは、案内人の神崎雄哉と護衛部隊のダイバーたちと共に、封鎖されたエリアへの侵入を決意するが。
人類の未来を背負う少年、少女が出会った時、明らかになる真実とは?
スタッフ・キャスティング
原作 BONES
監督 村田 和也
シリーズ構成 野村 祐一
キャラクター原案 鳴子 ハナハル
キャラクターデザイン・総作画監督 石野 聡
コンセプトデザイン 岡田 有章
メインメカニックデザイン 高倉 武史
マターデザイン 三輪 和宏
美術監督 東 潤一
色彩設計 岩沢 れい子
CGIディレクター 太田 光希
撮影監督 福田 光
編集 坂本 久美子
音楽 岩代 太郎
サウンド・プロデュース UTAMARO Movement
音楽制作 ランティス
オープニング主題歌 TRUE
エンディング主題歌 白石 晴香
音響監督 明田川 仁
音響効果 古谷友二
アニメーション制作 ボンズ
CAST (声優 )
橘 アイコ (白石 晴香)
主要キャラクター紹介
第1回目は、主人公「橘アイコ」。14歳の時に交通事故に遭って入院した先で「バースト」に巻き込まれ、その後病院でリハビリをしながら高校に通っている少女。一見普通の女子高生ですが、彼女には自身も知らない大きな“秘密”が隠されていて、それが本作の鍵を握ります。 #AICO#アイコpic.twitter.com/YXSwxoQqyX
— 『A.I.C.O. Incarnation』公式アカウント (@Project_AICO) 2018年2月16日
橘アイコ(声:白石 晴香)
第2回目は、アイコの学校へ転校してくるもう一人の主人公「神崎雄哉」。高校生のわりに、言動はとても大人びていて、アイコ自身も知らなかった事実を知っていたり、ダイバーたちを翻弄する謎の多い少年。彼の正体はいったい何なのか―。徐々に明らかになる雄哉の秘密にもご注目ください! #AICO#アイコpic.twitter.com/NhMPBfhoQY
— 『A.I.C.O. Incarnation』公式アカウント (@Project_AICO) 2018年2月20日
神崎雄哉(声:小林 裕介)
第3回目は「篠山大輔」。アイコを護衛するために編成されたダイバーチームのリーダー。ダイバー界ではやり手として知られていて、メンバーからも尊敬されている。強面で取っ付きにくそうな見た目とは裏腹に、とても優しい。どんな時も的確な指示でアイコたちを率いて行きます。 #AICO#アイコpic.twitter.com/XMFNhsT6Zt
— 『A.I.C.O. Incarnation』公式アカウント (@Project_AICO) 2018年2月22日
篠山大輔(声:竹内 良太)
第4回目は、「白石真帆」。ダイバーチームの一員で篠山のバディ。車両の操縦・整備をはじめ、食料の手配から精神的なサポートまで、あらゆる面でチームを支える。おおらかで笑顔の絶えない、皆のお母さん的な存在。 #AICO#アイコpic.twitter.com/CYcwGNaCK4
— 『A.I.C.O. Incarnation』公式アカウント (@Project_AICO) 2018年2月26日
白石真帆(声:茅野 愛衣)
第5回目は、「相模芳彦」。アイコを護衛するダイバーの一員で、一樹のバディ。実戦能力に長け、重攻撃火器から手持ちナイフまで、あらゆる武器を使いこなし、アイコをマターから守ります。
一樹に対しては厳しい一面も見せますが、基本的には面倒見の良い兄貴肌。#AICO#アイコ pic.twitter.com/Z3GIpMeA4g— 『A.I.C.O. Incarnation』公式アカウント (@Project_AICO) 2018年2月28日
相模芳彦(声:古川 慎)
いよいよ来週3/9配信開始!そして本日配信開始の「B:The Beginning」を制作されたProduction I.Gの石川さんとボンズ南さんの社長対談を実施しました。今後、様々な媒体にて展開予定ですのでお楽しみに!https://t.co/kgrL0IPRn8#AICO#アイコpic.twitter.com/wyO180vgZd
— 『A.I.C.O. Incarnation』公式アカウント (@Project_AICO) 2018年3月2日
作品への期待
公開の媒体が「ネット配信」ということで世間では「あまり盛り上がっていないのかな?」という印象なんですが個人的にはすごく楽しみにしている作品です。
NETFLIXでは同じく独占配信ということで、Production I.G製作の「B:The Beginning」が先日公開されたんですが前情報があまり入ってこなかったのでそんなに期待していなかった(笑)。勝手に「観る人を選ぶ(自分には合わない)」作品と思い込んでいたんですが一話を見てみたら期待を裏切って(?)結構良いと思いました。配信ということで見れる人が限られてしまうので世間の話題に上がりにくく、すごく観たいという気持ちにつながらないのが配信の短所のような気もします。
作品が良くても悪くても口コミの数がどうしても「テレビアニメ」より少なくなるので、どんな作品なのか見てみような、と言うところまで行きつかないところがあるのでしょうか。
でも通常のアニメ作品と違って「放送期間」が基本ないので過剰にプロモーションをして短期間に爆発的に話題に上がるより、じわじわと口コミを増やしていくのが長く作品を支持してもらうのには正解かもしれませんね。
話がそれてしまいましたが、「A.I.C.O. Incarnation」はテレビアニメ「翠星のガルガンティア」のスタッフが製作に多く参加されていて、実質「未完」となってしまったこの作品のテーマを補完してくれるような気が個人的にはしているんです。(続編のOVAが尻切れで「終わった」感がすごくありました)
「テレビシリーズ」はお話を非常にうまく締めくくっていて私はこの作品がすごく好きなんですが、それだけにOVAは何かモヤモヤした気持ちが残ってしまって・・・。A.I.C.O. IncarnationはPVなどを見るとガルガンティアのテーマを強く引き継いでいるように感じられます。
タイトルの「A.I.C.O.」は主人公の名前とともに人工知能の「AI」のことを指しているんだと思うんですが、ガルガンティアも「科学技術」と「倫理」の対立が世界に混乱をもたらして、それがストーリーのテーマの一つだったりしてこんなところも似ていると思うんですね・・・。まだ観ていないので私の勝手な「期待」みたいなものではあるんですが。
今の「私たち」への問題提議もありそうな少し「硬い」作品な気がしますが、見る人をたぶん選ばない、そんなアニメーションになるんではないかと思います。
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あとがき
作品自体は配信開始を楽しみに待つとして、今後日本のアニメは配信にシフトしていくと思います。ビデオパッケージが売れないので長い期間視聴できる(製作資金が回収できる)ようなスタイルに変わって、製作される作品数もかなり減るのではないでしょうか(今が多すぎるのかな?)。
「B:The Beginning」を観たんですが、一話を観た限りでは全世界向けの内容、というよりは日本の視聴者を意識している今までのテレビアニメの延長線上の作品に感じました。良い意味でいいのか分かりませんが、なにか「ほっとした」感じでした。「配信」はテレビアニメとは別物、みたいな感じではなくて今までの視聴者が離れないような作品製作をアニメーション業界には期待したいですね。
追記 3/9配信開始
Netflixにて、配信が遂にスタートしました!またこちらを記念して、キャラクターデザイン・総作画監督を務めた石野聡さんより配信開始記念イラストが到着!是非、「A.I.C.O. Incarnation」をお楽しみください!https://t.co/O2X2vtfcpY #AICO #アイコ pic.twitter.com/JImR9ioQSx
— 『A.I.C.O. Incarnation』公式アカウント (@Project_AICO) March 9, 2018
配信開始され、早速視聴しました!(1話・2話)。配信前はストーリーやテーマが気になっていたのですが、見てみたらそれよりも前にキャラクターの作画がスゴイ!。キャラクターデザイン原案の鳴子 ハナハルさんの画、そのまんまです。
いろんな制約があって、実際にアニメとして動かす時はある程度の「妥協」があると思うのですが、それがない!。配信直後なのでスクリーンショットは載せませんが、テレビ放送のアニメではここまでは絶対できない!。
前作「翠星のガルガンティア」も配信やブルーレイをテレビ画面で見て「悪くない」と思っていたのですが、比べられないくらいイイ!。まさに「ハナハルさん」のキャラクターでした。
スマホやタブレットではなく「大画面テレビ」でぜひ観ていただきたいですね。このクオリティは4K等の高画質テレビの視聴を前提にして作られていると思います。
しかし独占配信だから可能なんでしょうか、「B:The Beginning」もそうでしたがアニメーションのクオリティの水準が一つ上がったと思います。この二作を基準と考えるとそれと同じ作品はどれだけあるのかな・・・。
今期の作品で考えるとその水準の作品は挙げるのが難しいと思います。このクオリティはおそらく製作費がどれだけあるか、という所からくるんでしょうが「まさに黒船、恐るべしNETFLIX!」です。
時間とお金があればまだまだすごい作品が今後現れるのではないかな、と感じました。「アニメのあたらしい夜明けぜよ」といったところですね(笑)。
※追記その2
エンディングのスタッフクレジットをよく見てみたら原画で「鳴子 ハナハル」さんの名前が。どのカットを担当されたのかな?。
追記 3/18 全話視聴して【感想】 ※ネタばれあり
配信されたその日に全話観たのですが感想を書いてなかったので簡単に書いてみたいと思います。作品のテーマは「命」でした。
主人公のアイコ達は「本当の体」を取り戻す為、そしてそこに捕らわれている「母と弟」を助ける為に始まりの場所である「プライマリ・ポイント」を目指すのですが、物語の終盤に「ある事実」を知ってしまいます。
そのことについてアイコはいくつかの選択を迫られるのですが・・・。SFの作品ですが、私達が「決めなければいけない」すぐそこまで来ている現実のテーマに感じました。
観終わって思い出したのは80年代のアメリカの映画「ブレード・ランナー」です。ブレードランナーは「もしこうなったら?」のSF的な描き方だったのですが、「A.I.C.O」は「命に違いはあるのか?」をもっと我々に近く描いてみせていると思います。
最後に母と弟を助けた後、この物語の「主人公」であるアイコは二人と一緒にならず、その姿を消します。「アイコ」という人間はこの世界に一人しかいない。大切な家族の前から去っていくアイコに、いらない命は勿論無いし同じ命はこの世にはない、というメッセージを観ていて私は感じました。
それと各話のエンディングはこの物語が終わった後の「アイコの新しい旅立ち」を描いていたんですね。ちょっと「ジーン」ときました。
アニメーションとしては先にも書きましたが、キャラクターの作画がすごい!。アイコが可愛く描いてあるんですが簡単に「美人」に描いていなくて等身大の可愛さです。アイコだけでなくて女性キャラクターの描き方のこだわりがすごいですね。微妙に「足」が短かったりしてとてもリアルです。
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