【戦車vsバイク!!】安彦良和監督作「ヴィナス戦記」視聴感想

80年代【超激レア】劇場アニメ作品「ヴィナス戦記」視聴感想

 

安彦良和監督の「苦い思い出」

AT-Xで「ヴィナス戦記」(1989年公開)を観ましたので視聴感想等を書きたいと思います。(2018年1月28日放送)

この作品は「機動戦士ガンダム」の安彦良和さんの監督作品で、ある理由からDVDなどがソフト化されていない「わけあり」な作品です。

 

 

 

 

   AT-X(アニメシアター・エックス) 

 

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あらすじ

21世紀初頭。金星は小惑星(巨大氷塊)との「大衝突(グレート・バンプ)」によって環境が激変(二酸化炭素の大気が宇宙空間に吹き飛び、表面温度が下がり、氷塊が溶けて海を形成し、地軸の傾きと自転速度が変化)し、人類の生活可能な惑星となっていた。金星の植民が開始されて半世紀余り、金星は強大な軍事力を誇る“イシュタル”と肥沃な国土に恵まれた“アフロディア”の二大自治州に別れ、対立を深めていた。

生きる意味を見いだせないままバイクゲームに興じていたアフロディアの少年ヒロは、軍の技術士官シムスにスカウトされる。やがてイシュタルの重戦車部隊がアフロディアに侵攻、戦闘バイク部隊“HOUND”の一員として出撃したヒロは、大きな歴史のうねりに呑み込まれていく。

(wiki抜粋)

 

 

 

 

ソフト化されてない「いわくつき」の作品

30年前劇場に足を運ぶか迷って、結局今日まで見る事がなかった作品です。この作品、興行的には失敗して監督の安彦良和氏は「監督業」を引退することになったいわくつきの作品との事。

よっぽど嫌だったのか?安彦氏が許可を出さなかったので日本国内ではDVD化やブルーレイ化はされていないそうです。

それでなのでしょうか、放送素材がおそらくハイビジョン化されていないアナログベースの素材(ビデオテープ?)のようでしたが、それはそれで味があって楽しんで見れました。

下手に高画質化するよりそのほうがいい場合もありますからね。画質が良すぎて粗さも目立ってしまう場合もありますので・・・。今はどうか分かりませんが「逆襲のシャア」が初ブルーレイ化されたされたときに「こんな弊害もあるのか!」とびっくりした思い出があります(セル画のキズや影が・・・)。

 

相当ひどい作品だったのかな、と話のネタになればくらいの気持ちで視聴したのですが・・・

 

 

バイク VS 戦車! 駆け抜けるスピード感の見た事がない戦闘シーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なかなか良いんじゃないかな、と自分は思いました!(ちょっと前の宮崎駿アニメを意識している?)。タイトルの通り「(架空)戦記物」でドキュメンタリータッチの味付けもあって今だったら結構受け入れられるかも?。思っていたのと違ってちゃんと作られた作品でした(劇場大作なので当たり前ですか)。

でも当時は「ジブリ作品」が注目を集め始めた時期で作風が世の中に合っていなかったのかな・・・宮崎アニメが成功か失敗かの比較対象になっていたのかもしれません。

 

 

 

 

また、原作付の作品で劇場作品の尺にお話を詰め込んだ感もありますので(ストーリー構成、特に最後『?』という箇所あり)その部分で期待が大きかった分、評価が下がったのかもしれませんね。安彦氏はこの作品の興業の失敗でアニメの世界から身を引き(実質干された?)約30年近く漫画の執筆に活動の場を移されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「見どころは作画」CGではできない「手書きのかっこよさ」

見どころは「戦車の戦闘シーン」です。手書きでかなり複雑な造形のデザインの戦車が重厚感たっぷりに動き回ります。対して主人公が乗る「対戦車用戦闘バイク」はスピード感あふれる作画で描かれています。

当時はもちろん「CG」は無いので手書きとなるんですが、CGでは表現できない作画もあってちょっと見入ってしまったりして。「ガールズ&パンツァー」とは違った「戦車がかっこ良い」戦闘アニメだと思います。

 

 

 

 

キャラクターの造形もある意味「時代を先取り」していたのかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当時の原画担当の方の力量が大きいのでしょうが、現在リリース中の「機動戦士ガンダムTHEORIGIN」で見られる安彦キャラはこの時点で完成していた感じですね。

さすがに髪形は時代を感じさせますが、短髪の毛先の遊ばせ方なんか今は逆に書くことが難しいかも?もちろん安彦キャラらしく表情豊かに動きます!。

 

 

なぜか海外ではブルーレイが販売されています?

日本国内では先に書いた通りソフト化がされていないのですが、海外ではBD/DVDがリリースされています。


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注意

海外の再生規格「リージョンB」(ヨーロッパ、中近東、アフリカ、オセアニア)なのですがアマゾンのレビューを見ると「日本製の機器で再生できた」との書き込みがありプレイヤーから「メニュー設定変更」により再生ができるようです(アマゾンレビューを参考にしていただくと)。でも購入される場合は「自己責任」でお願いします(最悪再生できない)。

 

 

 

最後に 今だと評価されるかも?

AT-Xでは過去に放送がされているようなのでまた放送されるのかな?。今のところ再放送の予定は無いようなんですがどこかで配信されないかな・・・(NETFLIXあたりで)。感想の通り悪くないどころかすごくいい!今だと配信にすごく向いている作品ではないかと思います。

 


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