「うる星やつら」35年ぶりのリメイクはどんな作品に?前作との違いや気になるキャスト等を考察します

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漫画家・高橋留美子デビュー作にしてたぶん最大のヒット作である「うる星やつら」が35年ぶりにTVシリーズとしてリメイク!。

年明け早々80年代を代表する作品の一つである「うる星」の復活という大ニュースを聞きビックリされた方も多かったのでは。

まあラムのビキニが虎柄で今年の干支も寅というわけでこのタイミングで発表されるのは当然のこと。

ところで知らない人に言っておきますがヒロインのラムは「とらドラ」の大河のようなトラ娘(!)ではなく鬼娘(鬼嫁?)であります。


 



ただリメイク制作に驚き歓喜しているのは間違いなく初老のゾーンに踏み込んでいる人のみの気も。

30代以下の大半の方は「うる星やつらって・・・Adoのことですか?」そう思っているのではないかしら(笑)。

ということでうる星を知らない方に向け作品に対する自身の思いやリメイクに対する考察(と言う妄想)みたいなものを少し書いてみたいと思います。

うる星は「ラブコメ」の基礎を作った

うる星がどんな作品なのか?人それぞれにその捉え方は違いますが、私自身は高橋留美子作品のカラーである「ボーイ・ミーツ・ガール」を大きな柱として確立させた作品だと思っています。

簡単に言うと少年と少女の出合いでお話しが動き出すといういわゆるラブコメ作品の御先祖です。

もちろん連載当初はSFテイストのギャグコメディではありましたが、途中からはラムに対していつも亭主関白なあたるの気持ちが事あるごとに揺れ動いてという展開にお話しが変化していくことに。

物語のなかであたるは自分の女(ラム)に対し男っぽく振舞いますがラムに気がある男どもの接近に女々しくウジウジとなってしまうというそれまでの漫画の主人公では見たことのない情けなさを晒します。

でもこれがいいんですよね!好きな異性を想う少年の等身大の心の内を描いていて・・・これをラブコメと言わずして何と言う!。

この隠された本当の心の内は以降の高橋作品で王道の展開となることはもちろん他のラブコメ作品にも大きな影響を与えているのは間違いないかと。

   


ハッピーエンドではなく「終わらない日常」

それとうる星を語る上で外すことは出来ないのが「終わらない日常」です。

ネタバレになってしまいますが連載最終回のラストカットからもそれがよく分かります。

なぜ終わらない日常という最後になったのか?、先に後のラブコメに大きな影響を与えていると書きましたが今時の作品では殆ど見ない終わり方です。

というか読み方によっては「俺たちの戦い(ラブコメ)はこれからだ!」というあやふやな感じの終わりだと今ではネットで炎上しかねない(笑)。

まあ原作を読めばこれ以上のことを書かなくともなのではありますが。

しかしこのラストもラブコメの結末の正解の一つとなっている感はあります。

  


うる星をラブコメの経典とすれば決して間違いではない終わりの形ではあったのかも(笑)。

俺ガイルは「終わらない日常」の究極系であるのかもしれません。

ちょっと話がそれますがうる星の影響を受けている作品と言えばこの作品でしょう。

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当たり前に始まるはずだった主人公の高校生活は一人の特別な少女との出会いによって宇宙人や未来人、そして超能力者もやって来て大混乱・・・という平成版のうる星です(笑)。

ざっくりシュチュエーションを引用した作品でSF色が強いハルヒはありますが初めて見た時の印象で思い出したのはうる星やつらのこと。

何故なのかキョン役の杉田智さんの少し軽薄な感じの声にあたる役の古川登志夫さんを思い出して・・・もちろんボーイ・ミーツ・ガールの要素もありそしてそのままの意味でハルヒは鬼嫁で(笑)。

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そしてTVアニメの一編である「エンドレスエイト」であきらかにヒントを得ているのを確信したのでありました。

 

令和のうる星はどうなる?

平成のうる星はハルヒだという事を書きましたが、では令和のうる星リメイクはどうなるのか?は全く想像が出来ません。

時代があまりにも違い過ぎる。今では男が女々しいのは当たり前で、ましてや浮気をする男にどこまでも献身的なヒロインなんて逆にメンヘラなんて言われかねない時世です。

それに納得が出来る何らかの設定を付け加えるのか?それとも終わらない日常ということで舞台設定を原作そのままに80年代にするとか。

制作がジョジョの奇妙な冒険を手掛けたdavid productionなので比較的原作に忠実な映像化となると思うのですが、故にどんな作品になるのか見当が付かないのが正直なところですね。

個人的には前シリーズで降板させられた押井守氏のような暴走(!)を期待したいのですが・・・どうかな?(笑)。

当時のアニメファンにはその「お遊び」がとても刺さったところではあったのですが。

あたる・ラム以外のキャストは?


 


キャストについてはあたる役が神谷浩史さんでラム役が上坂すみれさんであることが発表されましたが、高橋留美子先生のコメントから他のキャストもおそらく内定していると思われます。

小学館創業100周年記念!「うる星やつら」2022年10月よりフジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送開始…

では他のキャラクターは?ここからは完全に私の妄想です(笑)。

面堂終太郎

こち亀の中川のような度を越した金持ち財閥の息子で実は狭所暗所恐怖症。

前TVシリーズでは二枚目の顔と三枚目の落差を神谷明さんが素晴らしく演じていて、後にキャスティングされたキン肉スグルや冴羽亮の声の原型となったと言っても過言でないキャラクターです。

そういった所を周到し妄想すると・・・。

宮野守さんでしょうか。シュタインズゲートの岡部倫太郎やゾンビランドサガの巽幸太郎など落差の激しいキャラクターを演じていたのが印象深い。

レコード会社が上坂すみれさんと同じなのでひょっとしたら・・・「実現度:中」

 


三宅しのぶ

あたるの幼馴染でいつもは清爽な美少女、しかし感情のリミッターが外れると周囲を破壊しまくる怪力女に!当時の言葉で言うとぶりっ子(死語)です。

前シリーズの声優は島津冴子さんでしたが個人的なキャスティングはジョジョの奇妙な冒険・ストーンオーシャン主人公の徐倫などを演じているファイルーズあいさん。

次点はごちうさのココア役の佐倉綾音さんでちょっと鼻にかかった声が島津さんに似ている気がします。佐倉さんのほうがぶりっ子というかあざとい演技はあいさんより上手そう(笑)。

ただ両方とも妄想実現度は「小」でしょうか。

キャスト全員が主役級というコメントはありましたが、しのぶはもうちょっと若手の枠のような気がしています・・・。

 


その他テンやさくら先生そして温泉やランちゃんとチェリーなどうる星には登場するキャラクターが多いので妄想キャスティングはここいらで終わりとしたいのですが、どうしても気になるキャラが一人だけいるのです。

それは・・・。

メガネ(とラム親衛隊)

10. #10 ときめきの聖夜


あたるのクラスメートでリーダーのメガネ率いる(?)ラム親衛隊の面々です。

この4人はアニメにのみ登場するキャラクターたちなのですがうる星を語る上で外すことはできない!とくにメガネが(笑)。

キャストが誰になるのかの前に原作準拠でアニメを作るとするならば親衛隊は登場しないのかも・・・ちなみにメガネの声優は千葉繁さんです。

そして怪演すぎて替わりが思いつかないという(笑)。

さて色々と書きましたがどんな作品となるのかとても楽しみで放送が待ち遠しい!。

そう、「あんまりソワソワしないで!」な気分の私なのでした(笑)。

  


スタッフ・キャスト

原作 高橋留美子 「うる星やつら」 (小学館 少年サンデーコミックス 刊)
監督 髙橋秀弥、木村泰大
シリーズ構成 柿原優子
キャラクターデザイン 浅野直之
アニメーション制作 david production

諸星あたる 神谷浩史
ラム 上坂すみれ