うる星やつら  第16話 感想

2023年冬アニメ うる星やつら 第16話「激闘、父子鷹!!/セーラー服よ、こんにちは!!」 感想・考察【関連グッズ・配信放送情報紹介

 

夏も終わろうとしている時化(しけ)気味の海水浴場に訪れたあたるたち。

そこで出会ったのは海へ叫び拳を交わす親子の姿、でも乱暴な言動の少年は実は「女の子」だったのでした!。

うる星を代表し後の作品にも大きな影響を与えたキャラクター・藤波竜之介が登場した今回のお話しでは、セーラー服が似合う女の子になりたいというギャップと男にしか見えない周囲の勘違いが生み出す可笑しさが余すことなく描かれることに。

「やっぱり海が好き~!」でお馴染みの竜之介の父の熱量の高さも相まって、シュールかつスピード感溢れる面白さの第16話でありました!。

 

 


 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

うる星やつら 第16話「激闘、父子鷹!!/セーラー服よ、こんにちは!!」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

EPISODE 16 – A
激闘、父子鷹!!
晩夏の海に来たあたる達は、波に叫び殴り合う父子と会う。
父子は営む浜茶屋の後継者問題で揉めていた。あたると面堂は帰ろうとするが、子の竜之介が男として育てられている美少女だとしるや、途端に親身になり始めた。

EPISODE 16 – B
セーラー服よ、こんにちは!!
藤波父子が高校の購買部に住み込みで働く為に引っ越して来る。
竜之介は幼い頃見た憧れの女子生徒の様にセーラー服を着る為、自分に足りない女の子っぽさをランから学ぶことを決意する。

 

 

うる星やつら 第16話 感想


 

海水浴に訪れるもそのシーズン終了が間近ということもあり海はしけていて、おまけに海の家は軒並み営業を終了。

帰ろうとしていたあたるたちでしたが、その視界に「海のバカヤロー!」と叫ぶ奇妙な父子の姿が飛び込んでくることに。

やがて親子は殴り合いの喧嘩を始めることになり、その理由を聞けば浜茶屋(海の家)の後継者になることを子の竜之介が嫌がっているからだと父は言うのですが・・・。

しかしなんと父と激しい殴り合いをしていた竜之介は実は女!。

よく見れば美少女の竜之介なのですが激しい親子喧嘩は止まることはなく、ついには浜茶屋を破壊してしまうことになって!?。

 

 

「やっぱり海が好き~!」という名セリフでお馴染みの藤波親子が登場し、荒波を呼ぶそのハチャメチャぶりが余すことなく存分に描かれていたのが今回のうる星。

喧嘩っ早く荒々しい竜之介が実は美少女でセーラー服に憧れているというギャップや、男と思われていることで生まれる「すれ違い」が今観ても面白いですね。

この設定って次作の「らんま1/2」はもちろんのこと40年近くたってもラブコメのいちジャンルとして今も立派に確立していて、偶然かもしれませんが今期のアニメでも「実は女(男)の子」という似たニュアンスの作品が幾つも放送されているのには驚くばかり。

 





 

田中真弓さんが先代を演じていた竜之介ですが、気になっていたリニュアル版の新キャストは高垣彩陽さん。

田中さんよりも更に男っぽい(!)声の竜之介となっていたのはちょっと意外でもありました。

そして竜之介の父の配役が千葉繁さんで、一聴しただけで分かるそのテンションの高い演技には爆笑するばかりです(笑)。

 

 

この藤波親子の対立って70年代のスポ根を元ネタとしていて、当時時代遅れとなっていたそのジャンルを笑い飛ばすノリだったと思います。

具体的には「巨人の星」ですね。

うる星と同時期にサンデーで連載されていたのはあだち充先生のタッチ。

当時としては同じ野球漫画でも巨人の星とは隔世の感があったのは言うまでもありません。

・・・とは書きましたが、若い人は両方知らないハズなので「なんのこっちゃ?」だとは思いますが(笑)。

 

 

そんなわけで今回の放送(というか80年代当時も)で個人的に一番笑ったのが女の子の食べ物であるパフェをどうやって食べるべきか?、その作法をランより盗み取るシーンですね。

当時はスイーツを男性が食べる(食べていい)という文化はまだなかったので竜之介は「どう食せばいい!?」というか攻略法をランから学ぶことになるのですが、細かい手先の運びを分析するその様はスポ根少年漫画で「ライバルの必殺技をどう破る!?」というノリそのもの(笑)。

「両肘を脇腹に付け、顎を引き、リストを回転させつつ笑いながら食うべし!」という竜之介のセリフは、車田正美先生のボクシング漫画「リングに賭けろ」のパロディじゃなかったかな?。

女の子らしさを目指しているのにそのアプローチがどこまでも男でしかないというギャップで大いに笑ってしまう訳なのであります。

 

そして今でも立派に通用しそうなのが「女の子なのに相手から男と思われている」という勘違いやすれ違いから生まれる笑いですね。

セーラー服が似合う女の子らしい可愛さを学ぼうと「お前に女の子のこと、教えてもらいてぇんだ!」とランに頼み込む竜之介でしたが、ランは竜之介を男だと思っているのでその言葉をエッチな意味と勘違いし「うわぁ・・・」とドン引きしてしまうのでありました。

この勘違いの流れって他のエピソードでも何回か登場したと思うので、もし再映像化されたのであれば当時を思い返しながら楽しんで観てみたいと思います。

 

ということで後の数々の作品に大きな影響を与えたと言える竜之介登場の回でありました。

原作の連載時にも感じていたのですが、やはり回が進むごとに勢いとか熱量が増していきだんだん面白くなってきていますよね!。

藤波親子登場以降は特にそう感じることが多かった。

シュールだけど熱量が高くてとにかく勢いでガンガンと押してくる面白さです。

以降のエピソードもうる星を代表するエネルギッシュなキャラクターが登場を控えているので続くお話しも楽しみであります。

 

 

 

 



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うる星やつら グッズ商品情報

ブルーレイ


 

原作コミック


 

 

うる星やつら 放送局・配信情報

フジテレビ:毎週木曜 24:55~25:25
関西テレビ:毎週木曜 25:55~26:25
東海テレビ:毎週木曜 26:07~26:37
秋田テレビ:毎週木曜 25:20~25:50
岩手めんこいテレビ:毎週木曜 24:55~25:25
仙台放送:毎週木曜 25:30~26:00
さくらんぼテレビジョン:毎週木曜 24:55~25:25
福島テレビ:毎週木曜 24:55~25:25
新潟総合テレビ:毎週木曜 25:50~26:20
テレビ静岡:毎週木曜 25:30~26:00
テレビ新広島:毎週木曜 26:00~26:30
テレビ愛媛:毎週木曜 25:05~25:35
テレビ西日本:毎週木曜 25:55~26:25
サガテレビ:毎週木曜 24:55~25:25
テレビ熊本:毎週木曜 25:45~26:15
鹿児島テレビ:毎週木曜 25:30~26:00
長野放送:毎週木曜 25:30~26:00
北海道文化放送:毎週火曜 25:50~26:20
高知さんさんテレビ:毎週木曜 24:55~25:25 初回放送=10月27日(木)
テレビ長崎:毎週木曜 25:00~25:34 初回放送=10月27日(木)
AT-X:毎週火曜 22:30~23:00 ※再放送:木曜10:30、月曜16:30

配信

見放題配信
2022年10月14日(金)12時~
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最新話期間限定 無料配信
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都度課金配信
2022年10月14日(金)12時より 順次配信スタート
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激闘、父子鷹!!/セーラー服よ、こんにちは!!

激闘、父子鷹!!/セーラー服よ、こんにちは!!

神谷浩史, 上坂すみれ, 内田真礼, 宮野真守, 高木渉, 神谷浩史, 上坂すみれ, 内田真礼, 宮野真守, 高木渉
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スタッフ・キャスト

STAFF

原作:高橋留美子 「うる星やつら」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)

監督:髙橋秀弥・木村泰大
シリーズディレクター:亀井隆広
シリーズ構成:柿原優子
キャラクターデザイン:浅野直之
サブキャラクターデザイン:高村和宏・みき尾
メカニックデザイン:JNTHED・曽野由大
プロップデザイン:ヒラタリョウ
美術設定:青木 薫
美術監督:野村正信
色彩設計:中村絢郁
CGディレクター:大島寛治
撮影監督:長田雄一郎
編集:廣瀬清志
音楽:横山 克
音響監督:岩浪美和
アニメーション制作:david production

 

CAST

あたる 役:神谷浩史
ラム 役:上坂すみれ
しのぶ 役:内田真礼
面堂終太郎 役:宮野真守
錯乱坊 役:高木 渉
サクラ 役:沢城みゆき
ラン 役:花澤香菜
レイ 役:小西克幸
おユキ 役:早見沙織
弁天 役:石上静香
クラマ姫 役:水樹奈々
温泉マーク 役:三宅健太
尾津乃つばめ 役:櫻井孝宏
面堂了子 役:井上麻里奈

   



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