NieR:Automata Ver1.1a(ニーア オートマタ Ver1.1a) 第6話 感想

2023年冬アニメ  NieR:Automata Ver1.1a(ニーア オートマタ Ver1.1a) 第6話 「[L]one wolf」 感想・考察【関連グッズ・配信放送情報紹介】

 

「アンドロイドは夢を見るか?」と2Bに問いかけるリリィ。

彼女の口から語られたのはかつて「家族」と呼び合い堅い絆で結ばれた仲間たちとの記憶でした。

「機械(AI)とは?」というテーマで始まり「人間的であるとは何か?」に帰結した今話のエピソード。

戦争の大義よりも仲間を思う気持ちの方が大切なことに気が付いたアンドロイドたちの行動に激しく胸を打たれるばかりで・・・。

仲間の死を目にし弱い自分から成長することが出来たリリィ、最後に2Bに返したジョークが実に皮肉で人間的な温かみのあるラストとなっていました。

 

 

 


 

 


 

 

 

 

 

 

 

NieR:Automata Ver1.1a(ニーア オートマタ Ver1.1a) 第6話 「[L]one wolf」 【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第6話 あらすじ

▶▶ポッド042・ポッド153 両機より報告

過去記録の一部と推測されるデータを発見。
共有サーバーに転送する。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
11941年12月8日。
とある極秘任務を携え、地球へと派遣されたアンドロイド達と遭遇。
見慣れぬ様相の奴らは自らを<ヨルハ部隊>と名乗った。
私達を見捨てた司令部。秘匿事項ばかりで謎の多いヨルハ部隊。
だが、疑っているばかりでは家族を守れない。

……私の選択が、私達の戦いが、長きに亘る消耗戦の突破口となることを願っている。

 

NieR:Automata Ver1.1a 第6話 感想


二人っきりになり「私たちアンドロイドは夢を見るか?」と2Bに問いかけるリリィ。

即座に「見ない」と返答する2Bにリリィはかつて出会い行動を供にし「家族」と呼んでいたレジスタンスとヨルハ部隊の≪ヨルハA型二号≫たちアンドロイドの話しを始めます。

ある日、月司令部から一切の支援なく機械生命体と戦い続けるレジスタンス部隊に、敵の地下サーバー破壊作戦のため協力してほしいと接触してきたヨルハタイプのアンドロイドたち。

最初は機械生命体の罠ではないか?と疑い、作戦の詳細を明かさないヨルハたちと少し衝突したりするレジスタンスたちでしたが一緒の時を過ごすうちお互いに見えない絆が生まれ始めます。

そんなある時にリリィは機械生命体の仕込んだコンピューターウィルスに感染。

レジスタンスのリーダー・ローズは暴走し仲間に危害を及ぼす前にリリィを破壊する苦渋の決断をするのですが・・・。

銃を向けるレジスタンスたちの前に立ちはだかり「家族なんでしょ!!」と叫ぶ二号。

コンピューターウィルス感染の危険がありながらもリリィを助けるため彼女を抑えるヨルハたち。

その懸命な行動の姿にローズたちレジスタンスは心を動かされ、決して解くことはできない強い絆が生まれたのでありました。

そして地下サーバー破壊作戦が始まり次々と仲間を失っていく中、逃がすリリィに自分の銃を渡しローズはこう言い残します。

「守るために使え」。

皆に守られるばかりであった弱い存在のリリィは大切な仲間を失ったことで初めて共有の思いを抱き、自身を否定する後ろ向きな思考を変え強く成長することになるのでありました。

 

 

 

現レジスタンスのリーダーであるリリィから語られた過去の「家族」と過ごした記憶から、仲間や絆という実に人間的なテーマで描かれていた今回のお話し。

当初は機械生命体を倒すという大義に行動の重きを置いていたレジスタンスたちが、それよりも大切なものがあると気づく展開には激しく胸を打たれるばかり。

 

 

圧倒的な物量で押し寄せる機械生命体との激しい戦闘の中、なによりも大切な仲間のことを思い自らを犠牲にするアンドロイドたち。

自分が弱く守られるだけの存在のために仲間が死んでいったと嘆き、これは悪い夢だと銃で自決しようとするリリイに「守るんだろ!」と叫ぶローズの言葉も大切な者を高みに導く気高い思いが込められたものとなっていたように感じます。

この感情って多分「愛」なのではないかと。

百合とかそういうことではなく、兄弟や家族に生まれる愛情のような感じでしょうか。

では一体アンドロイドたちはなぜそれが大事だと思う様になったのか?。

人間である私たちは今話でのアンドロイドたちの行動は非常に正しくものであると映るのですが、それが何故正しいのかを説明することは非常に難しいと思います。

「私たちは親から生まれ育てられたことで本能でそれを知っている」という回答しか私にはできない・・・。

アンドロイドたちの意志がプログラミングされたものなのであれば、愛という非論理的なアルゴリズムはインプット出来ないはず。

最近AIの進化が話題に取り上げられることが多いですが、機械と人間との違いとは?について深く考えさせられた今話のエピソードでありました。

「将来に機械(AI)は上辺ではない感情の意味を知り得るのか?」。

それが出来るとしたら私たちがどんな存在なのか自身を再認識する作業が不可避なのかもしれません。

 

 

最後にヨルハ二号が今も健在であることが示唆されていましたが、今後のエピソートでリリィと再会することはあるのかな?。

番組HPでは彼女「A2」のプロフィールの詳細が紹介されています。

大人気アクションRPGゲーム『NieR:Automata』(ニーア オートマタ)TVアニメ化決定!…

 

ところで「お前にはどんな記憶があるんだ?」と問われた2Bが「もし今もどこかであの時の仲間が生きているとしたら・・」という返答の言葉をリリィに返すシーンが最後にありましたが、これは二人が同じ思いを共有し見えない絆が生まれたという意味なのでしょうかね。

2Bの気持ちを察してなのか「それは・・・夢があるな」と皮肉のジョークで返すリリィ。

「アンドロイドは夢を見るか?」というちょっと堅めのSF的テーマで始まったお話しが、人間的な温かみのあるラストに帰結していたのが実にお洒落なのでありました。

 

 

 

コンピュータウィルスを除去するためリリィにアクセスした二十一号が見たのはまるで凌辱されているような過去の記憶。

このシーンがリリィが戦うために作られてなく、彼女が自身に嫌悪の感情を抱いている根拠となっています。

それにしても機械生命体の侵攻により人類は月に退避し地球にはいないので、リリィを襲っているのはアンドロイドとなるのですが・・・。

このカットをどう解釈するべきなのか?。

ひょっとしたらこれは後のエピソードで語られる(かもしれない)今作の何かしらのテーマの伏線の一つとなっているのかもしれませんね。

論理的ではない残虐な負の衝動は人間特有のものなのかも?。

 

 

 



ニーアオートマタ twitterまとめ(商品情報紹介等)









NieR:Automata Ver1.1a グッズ情報

主題歌 OP/ED



 

 

ニーア オートマタ Ver1.1a 放送局・配信情報

TOKYO MX:毎週土曜24:00~
とちぎテレビ: 毎週土曜24:00~
群馬テレビ: 毎週土曜24:00~
BS11: 毎週土曜24:00~
読売テレビ: 毎週月曜25:59~
福岡放送: 毎週火曜25:59~
中京テレビ: 毎週火曜26:27~
札幌テレビ: 毎週木曜26:29~
アニマックス: 毎週土曜22:00~

配信

最速先行配信: 毎週土曜24:30~ 
DMM TV
dアニメストア
dアニメストア for Prime Video
dアニメストア ニコニコ支店

一般配信: 毎週火曜12:00~
FOD
ABEMAプレミアム
U-NEXT
アニメ放題
バンダイチャンネル
Hulu
Prime Video
ニコニコチャンネル
GYAO!
TELASA(見放題プラン)
J:COMオンデマンド メガパック
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milplus 見放題パックプライム
WOWOWオンデマンド
ビデオマーケット
music.jp
GYAO!ストア

毎週火曜23:30~
ニコニコ生放送

毎週土曜0:00~
マンガUP!

Chapter.6 [L]one wolf

石川由依, 花江夏樹, 諏訪彩花, 安元洋貴, あきやまかおる, 浪川大輔, 鈴木達央, 悠木碧, 加納千秋, 磯部恵子, 初美メアリ, 種﨑敦美, 白石涼子
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スタッフ・キャスト

STAFF

原作:「NieR:Automata」(スクウェア・エニックス)
監督:益山亮司
シリーズ構成:ヨコオタロウ/益山亮司
キャラクターデザイン・総作画監督:中井 準
アクション監修・プロップデザイン:橘 駿
CGアクション監修・Blender監修:稲田正輝
Blender監修:川越崇弘
2Dワークス:平賀みえ
軍事考証:金子賢一
美術監修:加藤 浩(ととにゃん)
美術監督:坂上裕文(ととにゃん)
美術:ととにゃん
美術設定:高橋武之
色彩設計:茂木孝浩
CGディレクター:野間裕介
サブCGディレクター:大川 威
撮影監督:青嶋俊明
編集:三嶋章紀(三嶋編集室)
音楽:MONACA
音響監督:長崎行男
制作:A-1 Pictures
製作:人類会議

CAST

2B:石川由依
9S:花江夏樹
A2:諏訪彩花
ポッド042:安元洋貴
ポッド153:あきやまかおる
アダム:浪川大輔
イヴ:鈴木達央
パスカル:悠木碧
司令官:加納千秋
オペレーター6O:磯部恵子
オペレーター21O:初美メアリ
リリィ:種﨑敦美
デボル/ポポル:白石涼子