Buddy Daddies 　第十二話　感想（最終回）

Buddy Daddies　 第12話 感想

最大の難敵である小木埜を倒し組織のボスである実父・重毅の待つ部屋へと入る零。

組織を抜けることを告げる零にそれは認めないと銃を引く重毅でしたが、逆に利き腕を撃ち抜かれることに。

自分を殺しても組織の掟からは逃れられないと言う重毅に、一騎とミリに出会えたことで大切な事を知ったと返す零。

そして「俺は本物の家族になりたい！」と自身の利き腕を自ら撃ち、抜き殺し屋としての価値はもう自分にはないと言い残し重毅の元を去ったのでありました。

満身創痍ながらも約束通りミリのクリスマス会に現れた一騎と零に大歓喜のミリ。

家族三人で過ごす事が出来るクリスマスの夜はミリにとってサンタからの何よりものプレゼントなのでありました。

そして月日は幾年か過ぎて・・・。

陰の世界で生きる一騎と零と天使が如くミリとの出会いで生まれるドタバタや成長を描いてきた今作も今週で最終話。

三人の家族となるため決死の覚悟でこれまでの生き方と決別しようとする一騎と零に、ミリという家族をサンタは与えてくれるという何の変哲もない三文オペラの結末で終わったバディダディなのですが・・・。

なのに目頭が熱くなり涙が滲むのは一体どうしてなのか。

事を済まし車に乗り込んだ零は「俺たち、変われたのかな・・」と一騎に問いかけるセリフが実に意味深く染みます。

撃ち合い自分の心の内の叫びを実父にぶつける零。

その姿にこれまで裏切りは絶対に許さないと頑なだった重毅は立ち去る零の背中に向け銃の引き金を引くことが出来ませんでした。

『俺たち変われたのかな』というセリフは闇社会でしかいきれない自身を指しているのはもちろん、零と重毅の関係性を変えることは出来たのか？という意味も指しているのでありました。

そしてその問いかけに対し「まだまだ、これからさ！」と一騎は返し、それはもう一つ用意されたエクストラなエンディングへと繋がるのでありました。

高校生となったミリと闇稼業からは足を洗い、今は海辺で食堂を営む一騎と零の姿が最後に描かれ物語は終わります。

大きく成長した一人娘と少しだけ老いた二人の父、しかし写真のフレームに収まるその笑顔はクリスマスの夜と一緒。

一騎のセリフのよう、これからの未来を更に想像させる暖かな春の三人を映していたラストカットには胸にジーンと熱くなるばかり。

いやー、善かったです！。

放送前はスパイファミリーやリコリスリコイルのパクリという声もありましたが始まってお話しが進んでみれば全く奇をてらってなく、ストレートに「家族」を描いた物語となっていました。

ところで成長したミリは実の両親と一騎・零二人の育て親との因縁を知っているのでしょうか？。

もしまだ知らないとしても過去に囚われず未来を見てきた３人ならば・・・と希望しかないバディダディの最終回でありました。

ということでアキバ冥途戦争に今作と続けざまに秀作を生み出し続けているPA.WORKSですが、気になる次作は？。

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バディダディまでは「殺し屋で父親」というダブルワーク（？）のお仕事系の作品でしたが、次作はお得意のジャンルから離れた青春物語になるみたいですね。

果たして新しく挑戦するジャンルは如何なる仕上がりになるのか？期待したいところ。

ん、誰ですか？。

アキバ冥途戦争はお仕事系じゃなくヤ○ザアニメだったじゃないかという人は？（笑）。

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OP/ED主題歌

SHOCK!
Ayase

My Plan
DURDN

Buddy Daddies 放送局・配信情報

TOKYO MX：　毎週金曜24：00～
とちぎテレビ：　毎週金曜24：00～
群馬テレビ：　毎週金曜24：00～
BS11：　毎週金曜24：00～
ABCテレビ：　毎週土曜26：30～
メ～テレ：　毎週土曜26：30～

配信

地上波同時配信：ABEMA　毎週金曜24:00～

一般配信：毎週月曜12:00~
バンダイチャンネル
dアニメストア
dアニメストア　for Prime Video
DMMTV
FOD
GYAO!
Hulu
music.jp
ニコニコチャンネル
Prime Video
U-NEXT
アニメ放題
Video Market
WOWOWオンデマンド

1月9日（月）24:00~
TELASA
J:COMオンデマンド
auスマートパスプレミアム
milplus見放題パックプライム

1月9日（月）23:30~
ニコニコ生放送

1月10日（火）21:00~
DMMTVスペシャル

Buddy Daddies スタッフ・キャスト声優

STAFF

原作 ： KRM’s HOME
監督 ： 浅井義之
ストーリー原案 ： 下倉バイオ（ニトロプラス）
シリーズ構成 ： 柿原優子、下倉バイオ（ニトロプラス）
キャラクター原案： エナミカツミ
キャラクターデザイン/総作画監督：佐古宗一郎
総作画監督 ：さとう沙名栄
衣装設定 ：石井かおり
プロップ設定 ：鍋田香代子
銃器設定 ：秋篠 Denforword 日和
美術設定 ：竹内志保、牧野博美
美術監督 ：杉浦美穂
色彩設計 ：中野尚美
撮影監督 ：川瀬輝之
3D監督 ：鈴木晴輝
2Dworks ：向井吉秀(J.C.STAFF)
特殊効果 ：村上正博
編集 ：髙橋歩
音楽 ：北川勝利（ROUND TABLE）
音響監督 ：飯田里樹
音響効果 ：小山恭正
音響制作 ：ビットグルーヴプロモーション
制作 ：P.A.WORKS

CAST

来栖一騎：豊永利行
諏訪零：内山昂輝
海坂ミリ：木野日菜
九棋久太郎：森川智之