機動戦士ガンダム 水星の魔女  第二十四話 感想(Season2・最終回)

水星の魔女 第24話 感想

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捕らえられ人質となったミオリネたちを救出するためエアリアルの残骸を抱え再びクワイエット・ゼロへと向かうスレッタ。

辿り着いたクワイエット・ゼロの中枢部でスレッタは母のプロスペラと向き合うことに。

データストーム障害に全身を蝕まれた自分にはこの先の時間があまりないと、エリクトが生きるためクワイエット・ゼロにエアリアルを接続するよう訴えかけるプロスペラ。

これまでは母の言葉に追従してきたスレッタでしたが、これ以上誰も失いたくないとその願いを否定します。

クワイエット・ゼロなしで誰もが生きられる世界を作りたいと願うスレッタはパーメットスコア8を更に上回る領域へと自ら踏み込むのですが・・・、その時スレッタの視界に処分されもうこの世にはいないはずのエラン・ケレスが現れて!?。


スレッタとミオリネの運命的なガール・ミーツ・ガールなラブコメ的シーンから始まった水星の魔女ですが最終回はまさに「セカイ系」の結末となっており、それはこれまでに作られたガンダムシリーズのラストに沿っていて深いリスペクトを感じるものに。

しかし多くの視聴者にとって「あ…ありのまま 今 起こったことを話すぜ!、な… 何を言っているのか わからねーと思うが おれも 何をされたのか わからなかった…」と、ポルナレフ状態に陥ってしまった最後だったのではないでしょうか。

 

 

ちょっと話が外れますが最終回のスレッタの行動は映画『機動戦士ガンダム・逆襲のシャア』のアムロがアクシズ(巨大隕石)の地球への落下を阻止しようとするラストから来ているのだと思います。

アムロは新技術であるサイコフレームが搭載されたνガンダムで隕石の大気圏落下を止めようとするのですが、巨大な質量故に物理的にそれは不可能なこと。

しかし人の想い(思念)を増幅させるサイコフレームの力によって隕石は軌道を変え地球から離れていったのでありました。

 


つまり何が言いたいのかというと、どんな原理で何が起こったというポルナレフのよう錯乱しお話しへの理解を停止する必要はなくて、「進めばふたつ」という呪いに囚われたスレッタの心が解放されその結果新しい道が開け望んだ世界が形となった・・という事だけ分かればいいと思うのです。

初めて逆襲のシャアを映画館で観た終幕直後の私はまさにポルナレフ状態でありましたが、世界を最後まで恨み憂うシャアに対しアムロが言った最後のセリフ「だから世界に人の心の光を見せなきゃならないんだろ!」という一言を思い返し深く納得したことを思い出します。

すべての人に光を見せたスレッタに祝福の時が訪れたGOODエンドにまずは拍手を送りたい。

 

クワイエット・ゼロやガンダムが消滅していったのもスレッタの想いや願いの力ゆえのこと、という理解まででいいはず。

それよりもその直後の宇宙服のスレッタとミオリネが漂う真空の中で体を合わせるという、まるで第1話での二人の出会いを思わせるシーンにはちょっとジーンとしましたね。

第一話の時は会話が通じずスレッタのいらぬお節介に大激怒するミオリネでしたが、最終回では会話が通じないまでは同じであるもののスレッタの無事が分かり目尻を下げた泣き笑いのミオリネの表情のなんと可愛いこと(笑)。

スレッタはもちろんのこと、父親と父親が作ったルールに縛られていたミオリネもまた呪いから解放され祝福を受けるのでありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に3年後の生徒たちの近況が描かれ物語はグランドフィナーレとなるわけですが、ここではラブコメとして考えるとある意味で驚きの結末が映し出されることに。

まずはチュチュとロジーは喧嘩になる寸前までコミュニケーションのとれている(?)職場の同僚どうしとして登場し、ミオリネはシャディクへの気持ちをまだ残している事が分かる場面が描かれます。

ラウダとペトラがアチアチの仲なのは既に周知されていましたが、前話でフラグを立てたと思ったフェルシーちゃんにまさかグエルと何ともならない未来が待っているとは(涙)。

そしてCEOとなったそのグエルの傍らには何と終盤で大きな存在感を見せていたセセリアさんの姿が!?。

決闘委員会のラウンジ内でグエルを挑発する行動をとっていたのはまさにツンデレ的なフラグだったのでしょうかね(笑)。

着ている制服から察するにセセリアはグエルの部下ではなく、ブリオン寮に関連する企業に属しジェーターク社と提携業務を行っているようです。

そしてエラン(オリジナル)もセセリアの同僚?としてグエルに憑いており、個人的に一番幸せになって欲しかったグエルがエランとセセリアに無理を押し付けられる不幸でしかない最後に「これは何の呪い?」と思ず笑ってしまったのでした。

 

そしてスレッタとミオリネなんですが・・・。

想像ではあるのですが、久しぶりに再会したような二人のシーンやセリフから察すると二人は結婚はしているものの生活を共にしていない様に見えます。

スレッタは水星に学校を作るという夢を実現したみたいで、母が気に入った地球のとある田舎に生活の拠点を移す模様。

ひょっとしたら最終回では二人の結婚式のシーンがあるのかも!?なんて百合百合なハッピーエンドも想像したりしたのですが・・・、その夢はこれから実現されるものとなるのでしょうか?。

地球寮のメンバーが集結したのはもしかしたらその為なのかも!?。

なーんて、最後まで考察が尽きることない水星の魔女の最終回でありました。

 

 

 

さて素晴らしい結末迎えたというのにかなり野暮ではありますが、他の人気作もそうなる例が多いように水星の魔女も続編が作られる可能性があるのでしょうか?。

呪いの根源とも言えるガンダムは消滅してしまった訳なんですが・・・、絶対に続編は作らない(作らせない)という制作陣の強い意志が見えます(笑)。

 



それに既に公開されている閃光のハサウェイの続きや新規制作のガンダムSEEDの映画もあるので作りたくても作れないのが実情だと思います。

でも続編の可能性は全くのゼロではないのかな。

アーシアンとスペーシアンの対立問題の解決に光は見えたもののそれは道半ばであり、ベネリットグループは解体されその資産は地球に渡ったものの宇宙議会連合を大元とする体制は変わってないわけでお話しの作りようはいくらでもある。

でもそれだとオリジナルである宇宙世紀ガンダムとなんら変わらなくなるような・・・。

ともかく私が言いたいのはたった一つ。

もし続編を作るなら「黙ってグエルを出せ!!」ということです(笑)。

どん底に落ちたジェターク社を再興するグエルのサクセスストーリーが見て見たい!、後はほんのちょっとの「セセリアさんの太もも」があればいい。

半沢直樹みたいな熾烈な企業間戦争を描き、そこにエラン(オリジナル)の暗躍もあるお話しにすれば・・・ん?それだともはやガンダムじゃなくない?(笑)。

 

 

 

 

 

 

 




水星の魔女 twitterまとめ(商品情報等)









水星の魔女 商品グッズ情報

ブルーレイ


主題歌

slash
yama

Red:birthmark
アイナ・ジ・エンド

 

水星の魔女 放送局・配信情報

2023年4月9日から毎週日曜午後5時
MBS/TBS系全国28局ネットにて放送開始

AT-Xにて 4月18日から毎週火曜午後10時/毎週木曜午前10時/毎週月曜午後4時
アニマックスにて 5月6日から毎週土曜午後7時


配信

見放題配信

毎週日曜18:00~
バンダイチャンネル
ガンダムファンクラブ
Hulu
ABEMA
U-NEXT
dアニメストア
Disney+
DMM TV
アニメタイムズ

 

毎週木曜18:00~
WOWOWオンデマンド
Prime Video
ひかりTV
アニメ放題
Netflix
FODプレミアム
Lemino

毎週金曜午前0:00~
TELASA
J:COMオンデマンドメガパック
milplus

毎週木曜午前12:00~
ふらっと動画

 


 

水星の魔女 スタッフ・キャスト

STAFF

企画・制作:サンライズ
監督:⼩林 寛
シリーズ構成・脚本:⼤河内⼀楼
原作:矢立 肇 富野由悠季
キャラクターデザイン原案:モグモ
キャラクターデザイン:田頭真理恵 戸井田珠里 高谷浩利
メカニカルデザイン:JNTHED 海老川兼武 稲田 航 形部一平 寺岡賢司 柳瀬敬之
チーフメカアニメーター:久壽米木信弥 鈴木勘太 前田清明
副監督:安藤 良
設定考証:白土晴一
SF考証:高島雄哉
メカニカルコーディネーター:関西リョウジ
設定協力:HISADAKE
プロップデザイン:絵を描くPETER えすてぃお
コンセプトアート:林 絢雯
テクニカルディレクター:宮原洋平
美術デザイン:岡田有章 森岡賢一 金平和茂 玉盛順一朗 上津康義
美術監督:佐藤 歩
色彩設計:菊地和子
3DCGディレクター:宮風慎一
モニターグラフィックス:関 香織
撮影監督:小寺翔太
編集:重村建吾
音響監督:明田川 仁
音楽:大間々 昂
製作:バンダイナムコフィルムワークス 創通 MBS

 


CAST

スレッタ・マーキュリー:市ノ瀬加那
ミオリネ・レンブラン:Lynn
グエル・ジェターク:阿座上洋平
エラン・ケレス:花江夏樹
シャディク・ゼネリ:古川 慎
ニカ・ナナウラ:宮本侑芽
チュアチュリー・パンランチ:富田美憂
デリング・レンブラン:内田直哉

-PROLOGUE-
エリクト・サマヤ:市ノ瀬加那
エルノラ・サマヤ:能登麻美子
ナディム・サマヤ:土田 大
カルド・ナボ:一城みゆ希
ナイラ・バートラン:小島幸子
ウェンディ・オレント:大地 葉
デリング・レンブラン:内田直哉
サリウス・ゼネリ:斧アツシ
ヴィム・ジェターク:金尾哲夫
ラジャン・ザヒ:花輪英司
ケナンジ・アベリー:上田燿司

 

   



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