魔法少女マジカルデストロイヤーズ 第十二話 感想(最終回)

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すべてはSHOBONが唯一のユーザーであるオリジン(狂太郎)のために描いたシナリオだと気づくも、「好きなものを好きでいたい」と最後まで抵抗を続けるいたオタクヒーロー。

しかし魔法少女マジカルデストロイヤーズとして覚醒したアナーキー・ピンク・ブルーの三人に処刑されてしまいます。

その瞬間、4人の脳裏に蘇ったのはクリスマスの夜にオタクヒーロと交わした「生きていて俺たちのやろうとしていたことを憶えていてほしい」という約束。

それから2年後、オタク叛乱軍殲滅記念式典を開いたSHOBONの前に死んだはずのオタクヒーローが現れて・・・!?。


オタクヒーローを倒し自身の創作を批判していたオタクたちの制圧に成功したSHOBONでしたが、「好きなものを好きなだけ好きでいられる世界」を求めるオタクの火は消えることなく、アナーキーら魔法少女マジカルデストロイヤーズはその戦いをこの先もづっと見続けるという壮大なラストで締めくくられたマジデスの最終回。

でも・・・視聴した方の殆どの人は「なんでシナリオに書いていないことが起こった?」と思ったことでしょう。

 

 

一つはオタクに対する憎悪の欲求を果たすため創造した、いわゆるヤラレ役であるオタクヒーローに深いオタク愛を持つ人格を設定したからだと思います。

アニメや漫画の原作に携わる人のインタビューの中にたまに登場する「キャラクターが一人歩きした」というやつです。

脚本では早々に退場するはずだったのが作っているうちに大きな存在感や意味を持つキャラクターとなってしまうというアレ。

有名なのは機動戦士ガンダムのシャアや六合体ゴッドマーズのマーグとかでしょうか。

 


そこには視聴者の声が大きく関わってくるのですが、唯一の視聴者であるオリジンはSHOBONのつまらないシナリオに飽き飽きしてたみたいなので、作品を面白くしている要素である「概念としてのオタクヒーロー」の再登板を望んだのかもしれませんね。

そしてシナリオ通りに事が運ばなかった原因のもう一つの可能として考えられるのが、SHOBONの描いたガバガバな脚本が物語の破綻を招いたというもの。

 

 

 

死んだはずのモブキャラが後のシーンで普通に生きているのですよね(笑)。

前話の冒頭でゲーム作品がクソシナリオとなった戦犯としてネットで叩かれていたSHOBON(斎藤)ですが、このシーンはそのことを証明するものとなっていて要は作品に対する「愛」がないんですよね。

まあSHOBONはオタクへの恨みを創作で憂さ晴らししたいだけなので、お話しの前後のこんな大きな矛盾には気づくはずもない。

テーマやメッセージのない空っぽな創作にキャラクターたちは叛乱を起こした・・・という意味にとってもいいのかもしれません。

 

 

 

ということで二代目のオタクヒーローと魔法少女マジカルデストロイヤーズが対峙して終わるという所謂「俺たたエンド」で幕を下ろした今作でしたが、最終回の終わり方に関して言えば作品を浅い知見で批評する視聴者をかなり皮肉ったものであったように感じます。

もちろんオタクの精神世界を有名作品のパロディやオマージュを交えて描くというのが今作のテーマではあったのですが、ラストまでの展開に関しては「意味不明な結末だ!」とそれだけで切り捨てる人が多そうな気がして、それは理解出来ないからと言ってオタクを迫害してきた浅い概念を指しているような気がしてなりません。

果たして制作側が伝えたかったのは?・・・そんな思いを馳せながら観終えたマジデスの最終回でありました。

 




さて『魔法少女マジカルデストロイヤーズ』の制作にあたっていたバイブリーアニメーションスタジオの次作は『君のことが大大大大大好きな100人の彼女(100カノ)』です。

少年漫画原作で私は未読なのですがタイトルからすると100人のヒロインが登場する作品?。

これはとんでもないハーレムアニメとなりそう(笑)と思っていたら・・・。

TVアニメ「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」公式サイト

TVアニメ「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」公式サイト 原作:中村力斗・野澤ゆき子(集英社「週刊ヤングジャンプ…

あらすじ
”中学で100回目の失恋をした恋太郎は、高校でこそ初めての彼女を!と願う。
しかし、恋の神様は「高校生活で出会う運命の彼女は100人!しかし彼女達は、幸せになれなければなんやかんや(中略)あって…死ぬ」と告げる。100人の彼女を脱落しない!させない!DEAD OR LOVEなハーレム・ハイスクールライフ開幕!”

いやいや!、爽やかに書いているけど、ある意味で「デスゲーム系」やないかい!!(笑)。

絶対99人は死ぬとしか思えないのですが・・とにかくマジで面白そうで楽しみであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法少女マジカルデストロイヤーズ twitterまとめ(作品・グッズ情報)




OP/ED主題歌



魔法少女マジカルデストロイヤーズ 放送局・配信情報

MBS/TBS/BS-TBS“アニメイズム”枠他にて2023年4月7日(金)放送開始
MBS/TBS:毎週金曜25:55~ 
BS-TBS:毎週金曜26:30~ 
AT-X:毎週土曜21:00~ 【リピート放送】毎週月曜28:30~ 毎週土曜6:00~

 

配信

先行配信 2023年4月7日毎週金曜26:25より順次配信

ABEMA
DMM TV
ニコニコ生放送

一般配信 4月12日(水)24:00より順次配信
dアニメストア
dアニメストア
ニコニコ支店
dアニメストア
for Prime Video
2023年4月12日(水)24:00より順次配信スタート
Amazon Prime Video
Lemino
FOD
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Hulu
U-NEXT
アニメ放題
バンダイチャンネル
MBS動画イズム
TELASA
J:COMオンデマンド
メガパック
milplus
スマートパスプレミアム
ふらっと動画


魔法少女マジカルデストロイヤーズ スタッフ・キャスト声優

STAFF

原作:MAD ミルクポット markets
原案:JUN INAGAWA
監督:博史池畠
副監督:川瀬まさお
脚本・シリーズ構成:谷村大四郎
キャラクターデザイン:沢友貴
コンセプトアーティスト:紺野大樹
プロップ設定:杉村絢子
美術監督:坂上裕文(ととにゃん)
美術設定:加藤 浩(ととにゃん)浅見由一(ととにゃん)
色彩設計:歌川律子
撮影監督:松向 寿(STAR Laboratories)
編集:武宮むつみ
音響監督:本山 哲
音響効果:白石唯果
録音:伊東光晴
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:羽柴 吟
アニメーション制作:バイブリーアニメーションスタジオ

CAST

オタクヒーロー:古川 慎
アナーキー:ファイルーズあい
ブルー:愛美
ピンク:黒沢ともよ
狂太郎:楠木ともり
SHOBON:斉藤壮馬
スレイヤー:芹澤 優
ニック:興津和幸
オールドリーダー:杉田智和
ミリオタ:間島淳司
ゲーオタ:子安武人
鉄オタ:奥村 翔
自衛隊オタ:兼政郁人
アニオタ:稲田 徹
ドルオタ:石谷春貴
プロレスオタ:高橋伸也

 

 

 

 

 

 

   



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