魔法少女マジカルデストロイヤーズ 第2話 感想

2023年春アニメ 魔法少女マジカルデストロイヤーズ  第2話 「桃色脳ミソを裏返せ」 感想・考察【関連グッズ・配信放送情報紹介】

 

かつてSSCの圧制から秋葉原を解放するために革命軍のメンバーとして戦った魔法少女・ピンク。

今は行方知らずとなった彼女の居場所を突き止め再度共闘しようと呼びかけるオタクヒーローらでしたが、今はオタサーの姫に成り下がったピンクはその覚悟を試すため「脳内バトル」をアナーキーとブルーにもちかけて!?。

オタクの脳内を描いたまるで某有名作品の旧劇場版を思わせる魔法少女マジカルデストロイヤーズの 第2話、「オタクとは一体何者なのか?」を的確に描いたラストのオチに大爆笑!。

そしてその巧い作りにただ感心するばかりなのでありました。

 

 

 

 

 

 

 


 

魔法少女マジカルデストロイヤーズ 第2話 感想 ブルー

 


 

 

 

 

 

 

魔法少女マジカルデストロイヤーズ 第2話 「桃色脳ミソを裏返せ」  【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2話あらすじ
ブルーの奪還に成功したオタクヒーローとアナーキーは、
謎の小動物・狂太郎とともに最後の魔法少女ピンクの行方を追う。
『好きなものを好きなだけ好きでいられる世界』を取り戻そうと共闘を呼び掛けるが、
怪しげな空間で踊り狂うオタサーの姫と化したピンクはかたくなに拒否。
覚悟を試され、カプセルを口にするアナーキーとブルー。
それは極彩色の脳内世界への入口だった!

 

 

魔法少女マジカルデストロイヤーズ 第2話 感想

 


かつてSHOBONらオタクへの圧制を進めるSSCから秋葉原を解放した革命軍メンバーである魔法少女・ピンク。

しかし彼女はオタクヒーローたちの前から姿を消し今は行方知らずのまま。

ピンクの所在の手掛かりを掴んだオタクヒーローとアナーキーそしてルーと狂太郎の四人は、彼女がいるアジトへと潜入し今はオタクたちに姫として祭り上げられているピンクに再び一緒に戦おうと呼びかけます。

オタクヒーローの言葉に一瞬心を揺るがせるピンク。

しかしその覚悟が本物であるか試すため、ピンクは薬のカプセルを服用しての脳内世界でのバトルをアナーキーとブルーに申し込むのでした。

ピンクの意のままに創り変えられる変幻自在の世界での戦いに苦戦するアナーキーとブルー。

果たしてその勝敗の行方は!?。

 

「オタサーの姫」をお題にして描かれた今回の魔法少女マジカルデストロイヤーズでは3人目の魔法少女・ピンクが革命軍に帰還するまでが描かれていました。

SSCとの戦いに疲れたピンクはオタサー仲間と自分の理想郷を作りそこに閉じこもるのですが、それはまるで様々なしがらみから逃れ自分の殻に閉じこもるオタクの姿を比喩しているかのよう。

作画演出もガイナックスの某作品(今はカラー)からの引用でまさに「逃げちゃダメだ!」、なのであります。

 

 

新(シン)ではなくあえて旧劇場版からの引用を思わせるのが実に通でありますね。

描かれたピンクの脳内では抱き枕が飛び交ったりとその精神が沢山の美少女キャラの概念から成り立っていることが分かり、自身の変身でもそのキャラクターの力を借りていました。

オタクの心がどう成り立っているのかを的確に描き、そして揶揄した秀逸なブラックジョークだと思います。

ピンクが心の平穏を保つためなのか?薬に頼っていることを思わせる描写も、偏ったオタク心の有りようを更に印象付けるものとなっていたのでは?。

かつて魔法少女3人で交わした戦い抜き「普通の女の子に戻る」という約束を忘れたのかと必死のアナーキーの問いかけにも心を開くことが出来ないピンク。

これも旧劇のラストをどこか彷彿とさせるものとなっていて・・・。


 

 

しかしそのピンクの囚われた魂を解放したのは彼女を支えてきたオタサー仲間。

みんな普通の女の子に戻るというピンクの夢を実現させるためオタクからの卒業を宣言するのであります。

まさに庵○秀明が観劇者のオタクに贈ったメッセージとも一致するではありませんか!。

全てのチルドレンに「おめでとう」、祝福のハッピーエンドかと思いきや・・・。

 

 

 

しかしオタクたちはピンクから卒業し他の姫(オタクコンテンツ)に乗り換えただけで、決して「オタクという生き方」から卒業したわけではなかったのです(笑)。

このオチが我々オタクがどんな存在であるかをあまりにも的確に表していて、大笑いするとともに上手く作ってるなあ!!と感心するばかりなのでありました。

ということでオタクの精神世界を描いた第2話でありましたが、SSCらは何故オタクを迫害するのか?やそもそも魔法少女とは何者なのかには触れられずじまいで今話も終わったので次回の展開で明かされることを期待したいですね。

 

ところで劇中での魔法少女三人が誓いを立てるシーンでブルーが普通の少女に戻ったら「ニューオーダーのライブに行きたい!」と語っていましたがこれはどういう意味なのでしょうか?。

私が知るニューオーダーは80年代に活躍したテクノ・ニューウェーブのバンドです。

 


30年前の海外バンドを知っているって「ブルーって何歳なんだよ!!」とツッコまざるを得ない。

魔法「少女」とは一体!?中身おばさんじゃないの?(笑)。

とにかく今作の舞台である2011年当時でも十代の少女が知り熱狂するものではない事だけは確かです。

 

 

さてそれにしても面白いかどうかは別にして観る人を選ぶ作品だというのは間違いなさそうです。

まるで本当の「アニメファン(オタク)」であることを試しているかのようで明らかに「ニワカお断り」の内容が孤高です。

エンディングも実に意味深でゴミのよう海岸に捨てられ横たわる同じ顔をした少女たちは、オタクたちがこれまで消費し打ち捨ててきた「美少女コンテンツ」を表しているかのよう。

ベッドで看護を受けながらそれを眺めるオタクヒーローは「病気」といったところでしょうか。

そしてこれらがストーリーにどう絡んでくるのか非常に興味深いところであります。

 

 

 


魔法少女マジカルデストロイヤーズ twitterまとめ(作品・グッズ情報)










 

 

魔法少女マジカルデストロイヤーズ グッズ情報

ブルーレイ


OP/ED主題歌



放送局・配信情報

MBS/TBS/BS-TBS“アニメイズム”枠他にて2023年4月7日(金)放送開始
MBS/TBS:毎週金曜25:55~ 
BS-TBS:毎週金曜26:30~ 
AT-X:毎週土曜21:00~ 【リピート放送】毎週月曜28:30~ 毎週土曜6:00~

 

配信

先行配信 2023年4月7日毎週金曜26:25より順次配信

ABEMA
DMM TV
ニコニコ生放送

一般配信 4月12日(水)24:00より順次配信
dアニメストア
dアニメストア
ニコニコ支店
dアニメストア
for Prime Video
2023年4月12日(水)24:00より順次配信スタート
Amazon Prime Video
Lemino
FOD
FOD for Prime Video
Hulu
U-NEXT
アニメ放題
バンダイチャンネル
MBS動画イズム
TELASA
J:COMオンデマンド
メガパック
milplus
スマートパスプレミアム
ふらっと動画


スタッフ・キャスト声優

STAFF

原作:MAD ミルクポット markets
原案:JUN INAGAWA
監督:博史池畠
副監督:川瀬まさお
脚本・シリーズ構成:谷村大四郎
キャラクターデザイン:沢友貴
コンセプトアーティスト:紺野大樹
プロップ設定:杉村絢子
美術監督:坂上裕文(ととにゃん)
美術設定:加藤 浩(ととにゃん)浅見由一(ととにゃん)
色彩設計:歌川律子
撮影監督:松向 寿(STAR Laboratories)
編集:武宮むつみ
音響監督:本山 哲
音響効果:白石唯果
録音:伊東光晴
音響制作:ビットグルーヴプロモーション
音楽:羽柴 吟
アニメーション制作:バイブリーアニメーションスタジオ

CAST

オタクヒーロー:古川 慎
アナーキー:ファイルーズあい
ブルー:愛美
ピンク:黒沢ともよ
狂太郎:楠木ともり
SHOBON:斉藤壮馬
スレイヤー:芹澤 優
ニック:興津和幸
オールドリーダー:杉田智和
ミリオタ:間島淳司
ゲーオタ:子安武人
鉄オタ:奥村 翔
自衛隊オタ:兼政郁人
アニオタ:稲田 徹
ドルオタ:石谷春貴
プロレスオタ:高橋伸也