アイドルマスター シンデレラガールズ U149 第5話 感想

2023年春アニメ アイドルマスター シンデレラガールズ U149  第5話 「すごく高いのにずっと地下にあるもの、なに?」 感想・考察【関連グッズ・配信放送情報紹介】

 

バンジージャンプの初仕事で人気と評価を集める桃華を見て心穏やかではない梨沙

自分も人一倍努力をしているのに・・・と焦る梨沙に映画の主演オーディションの話しが!。

絶対にやらせてほしいと必死な梨沙の熱意に負け承諾するプロデューサーでしたが、主役の少女は「お淑やかで優しくみんなを助ける人気者」と梨沙とは全く正反対の設定で当然オーディションには落ち、脇役へと回され梨沙の自信は揺らぐことに。

そして更に映画出演に挑むプレッシャーに独り押しつぶされそうになって・・・。

親の庇護のもと育ってきたワガママ美少女・的場梨沙が人に頭を下げ頼みを乞うことで大きく成長する姿が描かれた今話のU149。

コミカルなオチでお話しの幕は下ろされましたが、作品の根底にある「子供の孤立」というテーマは相変わらず重い・・・。

 

 

 

 


 

アイドルマスター シンデレラガールズ U149 第5話 感想 第三芸能課のアイドルたち

 


 

 

 

 

 

 

 第5話 「すごく高いのにずっと地下にあるもの、なに?」  【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第5話あらすじ
梨沙は焦っていた。そんなときプロデューサーが持ってきたのは、短編映画の主役のオーディション。
絶対に受かってみせると意気込む梨沙の大一番に、第3芸能課のみんなもはりきって応援!してくれたのだが……梨沙はみんなをテキトーにあしらい、プロデューサーのアドバイスも聞こうとしない。
「自分にはパパがついているから大丈夫」と豪語する梨沙は、ひとり台本と向き合い続けて……。

 

U149  第5話 感想

 


TV番組出演によって評価や人気が上がっていく桃華の姿に、焦りをおぼえライバル視するようになる梨沙。

自分も人一倍頑張っているのに桃華と違い何故その努力が報われないのか?・・。

そんな時、単館上映の映画出演の仕事をもってくるプロデューサーに「チャンスがあるなら私に頂戴!!」と梨沙は必死に掛け合います。

その熱意に押され映画出演のための選考オーディションを梨沙に任せるプロデューサーでしたが、演じる主人公は「お淑やかで優しくみんなを助ける人気者」で梨沙とは全く正反対の設定で・・。

独りよがりの自信と大好きなパパからの「梨沙なら絶対できる!」という励ましのメッセージだけで主役獲得に突き進む梨沙。

しかし梨沙に与えられたのは主演ではなく主人公の友人役。

落胆の姿は見せずこれも仕事とクールに振舞う梨沙でしたが、陰では周囲の人間や大好きなパパの期待に応えることができなかったと落ち込みます。

そして一人で初めての映画出演という重責に押しつぶされそうになって・・・。

 

プロデューサーのことをいつも「ロリコン」とイジり世の中を舐めている所謂「ク○ガキビ○チ」の的場梨沙がメインヒロインとして描かれていた今話のU149。

ありすのように早く大人になりたいと思う梨沙ですが、どんなに背伸びをして努力もしようとも所詮は子供。

何とか役はもらったものの子供の自分は何もできない無力な存在であることを存分に「分からせ」られ、孤独な不安で夜のホームでしゃがみ込み涙を流すことになるのでありました。

 

しかし向上心の強い梨沙はそれでへこたれることなく次のステップへと踏み出すことに。

今まで散々小馬鹿にしていたプロデューサーを真剣に見つめ「どうしたらいいと思う?」とアイドルとして飛躍するために自分がすべきことを訪ねる梨沙。

自分にも分からないと答えるも、芸能三課の仲間たちにアドバイスをもらっては?とプロデューサーは返します。

差し当たっての悩みであった自分とは正反対な映画での役を作り込むため、梨沙は仲間に大きく頭を下げるのでありました。

レッスン時にトレーナーに注意された時は嫌々頭を下げていた梨沙でしたが、自分の無力を自覚し謙虚な気持ちで教えを乞う姿勢に変化します。

 

 

この場面は梨沙が人間的な成長を描く上で重要なシーンとなっていました。

これまで信頼に足る大人は「パパ」だけと言っていた梨沙ですが、親ではない他者に助けを乞うことで自分に足りない所が補われるという世の中の仕組みを十分に理解できたはずです。

外見だけではない精神的な部分でオトナへ成長する第一歩を踏み出したのではないかな。

 

 

 

芸能第三課のアイドルの協力ですっかり見違えた梨沙でしたが、プロデューサーがアクセサリーとしてヒョウ柄の髪留めをチョイスする場面がちょっと意味深。

梨沙が持つている本来の「らしさ」を忘れないようにというメッセージなのか?、それとも単に梨沙にはやっぱりケバイいアクセがお似合いという内面を見通したプロデューサーなりの審美眼なのでしょうか?(笑)

なんにせよ人に頭を下げることも出来ない残念な大人にならなくてヨカッタね!と梨沙の成長にホッと胸をなでおろした今回のお話しでありました。

これでワガママ娘にも助け合いの精神が生まれたはず、と思いきや・・。

 

 

 

 

 

最後は梨沙がトップアイドルを目指す目的が「有名になって総理大臣になり、大好きな『パパ』と結婚できる法律を作る!」という事が明かされズッコケながら「やっぱり子供じゃん!!」とツッ込まざるを得ないオチになっていました(笑)。

それにしても今回もありすや仁奈の時と同じく「子供の孤立」が作品テーマの根底にあるのがよく分かります。

育児放棄では当然ないですが、この三人の両親は忙しさのため十分に子供を構うことが出来ない。

 

 

沢山のメッセージを贈り続ける梨沙への忙しい父親からの返事はあまり興味が無さげに思える内容のもの。

支えられる言葉が欲しい梨沙が震えながらスマホを握りしめるシーンがとても切ない。

梨沙が父親と直接通話するシーンもありましたが、忙しい父を気遣い肝心な悩みを話せないまま梨沙は電話を切ることになるのでありました。

ということでプロデューサーはアイドル育成というよりまずは親代わりとして彼女たちの人間的な成長を促す役目を果たすことになりそうですね。

 



さて次回のメインヒロインは「結城晴」となるみたいなのですが、晴はどんな悩みや葛藤を抱えているのか?。

ちなみに番組HPのキャラクター紹介を読んでみると

”女の子らしくなってほしいと強引に事務所に入れられた。アイドルには興味がなく、やる気もない”

と書いてあります。

やりがいありそうな難題ですなあ(笑)・・・ということで次回の放送が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





アイドルマスター シンデレラガールズ U149 twitterまとめ(作品・グッズ情報)












 

 

 

U149 グッズ情報

ブルーレイ


原作コミック


OP主題歌


ED曲


放送局・配信情報

テレビ東京:2023年4月5日(水)より毎週水曜 24:00~
AT-X:2023年4月6日(木)より毎週木曜23:00~リピート放送毎週月曜11:00~毎週水曜17:00~
BS11:2023年4月10日(月)より毎週月曜 23:30~
BS日テレ:2023年4月14日(金)より毎週金曜22:30~
TVQ九州放送:2023年4月15日(土)より毎週土曜 7:00~

 

配信

先行配信 2023年4月5日(水)より毎週水曜 24:30~
ニコニコ

一般配信 2023年4月8日(土)毎週土曜 24:00より順次
Tver
ネットもテレ東
バンダイチャンネル
Hulu
TELASA
J:COMオンデマンドメガパック
milplus
auスマートパスプレミアム
U-NEXT
アニメ放題
DMM TV
ABEMA
dアニメストア
dアニメストア(ニコニコ支店)
dアニメストア for Prime Video
ふらっと動画

 

 


スタッフ・キャスト声優

STAFF

原作:バンダイナムコエンターテインメント
原案:「アイドルマスター シンデレラガールズ U149」廾之(サイコミ連載)
監督:岡本学
副監督:高嶋宏之
シリーションキャラクターデザイン:井川典恵
コンセーズ構成:村山沖

アニメプトアート:大久保錦一
デザインワークス:野田猛 / 小田崎恵子 / 中村倫子 / 渡部尭皓 / 槙田路子
美術設定:曽野由大 / 高橋武之 / 金平和茂
美術監督:井上一宏
色彩設計:土居真紀子
3DCGディレクター:石川寛貢 / 榊正宗 / 神谷宣幸
撮影監督:関谷能弘
編集:三嶋章紀
音響監督:岡本学
音楽:日本コロムビア
アニメーション制作:CygamesPictures
OPテーマ:Shine In The Sky☆

CAST

橘ありす:佐藤亜美菜
櫻井桃華:照井春佳
赤城みりあ:黒沢ともよ
的場梨沙:集貝はな
結城晴:小市眞琴
佐々木千枝:今井麻夏
龍崎薫:春瀬なつみ
市原仁奈:久野美咲
古賀小春:小森結梨
プロデューサー:米内佑希