僕の心のヤバイやつ　第十二話　感想（最終回）

僕の心のヤバイやつ　 第12話 感想

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京太郎の小学生時代のアルバムを見ながら盛り上がる山田杏奈と姉の香菜、しかし話が林間学校のことに及ぶと市川は急に黙り込みます。

姉の香菜が出かけて市川の部屋で二人っきりとなりドキドキの時間を過ごすことになる市川でしたが、枕の下に隠していた杏奈の載っているファッション雑誌を見つけられてしまうことに！。

咄嗟に隠そうとして山田に覆いかぶさる体勢となってしまった市川は・・・！？。

自分から人を寄せ付けない壁を作っていた市川が頑なに閉じていた心の扉を自ら山田に開くまでが描かれていた僕ヤバの最終話。

本当に好きになったからこそ嘘偽りない自分を山田に見せたい。

そう思うようになった市川の心情に共感することしきりの素晴らしいラストが描かれていました。

 

 

香菜が山田を家に招き入れたのは直感で「可能性」を杏奈に感じたからなのですが、その可能性とは弟の初カノに山田がなるのかも？という事と対人関係を築くことに大きな問題を抱えている京太郎を杏奈が変えてくれるのではないかという期待を願ってのものでありました。

「弟と仲良くなってくれてありがとう」と嬉しそうに杏奈に礼を言う春菜、いいお姉ちゃんです。

部屋に二人っきりになった市川は山田に猟奇殺人の書籍というエロ本以上にやばいブツを発見されることになりますが、嫌悪の感情を見せることなくいつも通り平常運転の山田。

おそらく自分が掲載されたファッション雑誌に関しても何の拒否感なく受け入れたのでしょうが、好きな男子に覆いかぶさられては流石に平常心を保てない。

そそくさと退散する山田でしたが次は自分の家に来てほしいとそれが拒絶ではないことをアピールするのでありました。

 

 

いつもとは違い今話の山田はとても大人びて描かれていましたね。

いまや美少女ではなく「天然クソデカ女」（笑）という描き方がスタンダードとなっているので逆に驚かされドキドキさせられてしまう。

このフェイントで視聴者に対するヒロインとしての魅力が爆上がったのは間違いないでしょう。

 

 

ラストで市川は言葉足らずな不器用な言い方で自分を変えてくれた山田に礼をいうのですが、それにもさほど感情を崩さない山田。

でも市川の一言一言でその眼の表情は微かに動いているのが分かります。

「自分の心を知られることは怖い」恋をしたら大なり小なり誰もが感じることで、勇気を出して心の扉を開いた市川をよく頑張ったと山田は褒めるように優しく抱き留めるのでありました。

いやー、善いですね！。

原作だとこのシーンは結構さらりと描かれていて、アニメでやっと山田の心情のすべてが理解できた感じです。

この抱擁のシーンもそうですがアニメは市川の厨二癖をすでに山田は把握済であることが存分に伝わってくるものとなっていました。

おそらくは唯一小学時代の市川を知る小林ちひろ（ちぃ）から情報を聞いていたのかも？。

 

これまで壁ドンがあったりして山田がイケメン（！）であることは十分認知できていたのですが、今話の山田はそれを覆すかの如く中学生ながらに『いいオンナ』の雰囲気を醸し出していたのでありました。

原作で描き切れない細部を描き足し既読済の私も思わず唸ってしまう出来栄えとなっていた最終回、ラブコメとしてこれ以上にない満足感に浸った実に「ご馳走さま！」な僕ヤバでありました　。

是非いつかは「二期」も制作されるといいなあ、などと思っていたら・・・。

 

「分割２クールなんかーい！！」（笑）。

この流れには結構ビックリしていて、ひょっとしたら実写映画等の連動企画もあるのかもと勘ぐってしまう。

予告PVの山田のセリフから察すると３年生が卒業するまでが描かれそうですね。

ということで来年を楽しみに待つと致しましょう。

 

原作未読の方にこれからの展開をざっくりとお話しすれば、市川と山田の甘々な青春の日々は更に天井知らずの激甘なものとなります（笑）。

ラブコメってこんなに際限なく甘い展開が続けられるのかと読んでいて驚くばかり。

そして最終回で厨二から一応卒業した市川ですが濁川こともう一人の自分である「イマジナリー京太郎」はいまだ心の中に居座ったままでこれからも登場することになります。

一応これでタイトル詐欺にはなってない。

というかこっちの方がよりタイトルにもそぐっている？（笑）。

 

 

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僕の心のヤバイやつ　グッズ・商品紹介

原作コミック

僕の心のヤバイやつ　１ (少年チャンピオン・コミックス)

ブルーレイ

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主題歌OP/ED

斜陽
ヨルシカ
数センチメンタル
こはならむ

僕の心のヤバイやつ　放送局・配信情報

テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠：毎週土曜 深夜1時30分～
BS朝日：毎週土曜 深夜1時00分～
CSテレ朝チャンネル1：毎週土曜 深夜2時30分～

配信

4月1日より毎週土曜　深夜2時00分～Prime Videoにて見放題独占配信

 

エピソード1 – karte1／僕は奪われた

僕の心のヤバイやつ　スタッフ・キャスト声優

STAFF

原作：桜井のりお（秋田書店「マンガクロス」連載）
監督：赤城博昭
シリーズ構成・脚本：花田十輝
キャラクターデザイン：勝又聖人
色彩設計：柳澤久美子
美術監督：黛昌樹
撮影監督：峰岸健太郎 竹沢裕一
編集：肥田文
音響監督：小沼則義
音響制作：マジックカプセル
音楽：牛尾憲輔
制作：シンエイ動画

オープニングテーマ：ヨルシカ「斜陽」
エンディングテーマ：こはならむ「数センチメンタル」

CAST

市川京太郎：堀江瞬
山田杏奈：羊宮妃那
小林ちひろ：朝井彩加
関根萌子：潘めぐみ
吉田芹那：種﨑敦美
足立翔：岡本信彦
神崎健太：佐藤元
太田力：福島潤
原穂乃香：豊崎愛生
市川香菜：田村ゆかり
南条ハルヤ：島﨑信長

 

 

 

 

 

 

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