僕の心のヤバイやつ 第1話 感想(新番組)

2023年春アニメ 僕の心のヤバイやつ  第1話 「【karte1】僕は奪われた」 感想・考察【関連グッズ・配信放送情報紹介】

 

自分のことを「僕はアタマがおかしい」と自称し同じクラスの美少女・山田杏奈の殺害を妄想する厨二病の少年・市川京太郎。

しかし誰もいない図書室で偶然見てしまった山田の正体に「なんなんだあの女!?」と市川は驚愕のツッコミを入れざるを得ないのでありました!!。

王道のラブコメ展開で人気のコミック作品『僕の心の中のヤバイやつ』の第一話では市川の心の中をジワジワと山田杏奈に浸食される様が描かれていて、殺戮のカウントダウンは始まったばかり!と強がる市川のヨワヨワぶりが痛々しくも可愛いばかり(笑)。

原作ファンとしては大満足の映像化なのですが・・・、作品の肝である「キモさ」(寒)が薄くなっている気がしたのは私だけ?。

 

 

 

 

 

 


 

僕の心のヤバイやつ 第1話 感想 山田杏奈

 


 

 

 

 

 

 

僕の心のヤバイやつ  第1話 「【karte1】僕は奪われた」  【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一話あらすじ
重度の中二病中学生・市川京太郎には殺したい女がいる。
クラスメイトの美少女・山田杏奈だ。
市川は山田の美しい死体姿を妄想し、自己嫌悪を繰り返す毎日を送っていた。
ある日、市川にとっての聖域・図書室に行くと、なぜか大口でおにぎりを頬張る山田の姿が。
思いもよらない出来事に動揺を隠せない市川。
さらに山田は授業の資料を作り出すも、切るものが見当たらない様子。
またしても予想外の行動に出る山田に市川は……。

 

 

僕の心のヤバイやつ  第1話 感想

≪僕ヤバ≫ イントロダクション
市川京太郎は殺人にまつわる猟奇本を愛読する、重度の中二病男子。
同じクラスの美少女・山田杏奈をチラチラと見ては、ヤバめな妄想を繰り返していた。そんなある日、山田が市川の聖域・図書室にやってくる。
一人だと思い込み、大口でおにぎりを頬張ったり、機嫌よく鼻歌を歌ったりと、思うままに振る舞う山田。
予測不能な行動を繰り出す姿に、市川は徐々に目が離せなくなっていき……。

2023年春シーズンは「鬼滅の刃」や「水星の魔女」の新シーズンなどアニメの視聴ファンにとって注目や期待されているタイトルが充実しているクールとなっていますが、その中で個人的にイチオシしたい作品が『僕の心のヤバイやつ』。

通称≪僕ヤバ≫です。

その第一話では自身のことを「頭のオカシイやつ」と言い厨二病を気取るもどこかなり切れていない所のある少年・市川京太郎と、美しい容姿を持ち中学生ながら雑誌のモデルの仕事をしている美少女・山田杏奈の馴れ初めが描かれることに。

 

 

冒頭はおどろおどろしい市川の告白から始まるのですがそこからの実は「いい人」というギャップが楽しく、そして山田も完璧美少女というわけではなく外見とは真逆な子供っぽく単純な性格であることも明かされるというお話しの導入だけで何か引きこまれるものを感じた方も多かったのではないでしょうか。

誰もいない図書室で給食後だというのにおにぎりとパーティーサイズのポテトチップスを平らげる山田の本当の姿を見て「何なんだこの女!」と驚くも、それをきっかけにだんだん山田のことが気になってくる市川。

そして一方の山田も同じクラスメートという認識しかなかった市川の見えなかった人柄に触れることに。

それが第一話のクライマックスで「オチ」にもなっていた『自転車暴走事件』のシーンです。

 

 

 

イケメンモテ男の上級生・南条ハルヤ(ナンパイ)からしつこく迫られ困っている山田を助ける為に、市川はドブ川に自分の自転車を突っ込ませます。

突然の出来事にビックリしナンパどころでないナンパイから山田を救った市川でしたが、何故こんな事をしたのか?と問われるもまさか山田を助けるためと言えるはずもなく・・・。

「アクセルとブレーキを間違えた」と苦し紛れの答えを市川は返し、しかしそれが山田のツボにハマり顔を知っているクラスメートから一人の「気になる男子」に昇格することになったのでありました。

 

さてここから二人の関係性がどう変わっていくのか?というところで第一話は終了したのですが、視聴してみた全体的な感想を述べるとするならば意外にも「オトナっぽく作ってあるなあ」というところでしょうか。

原作では各キャラクターのコミカルな表情の描写が魅力の一つなのですが、それは抑えられていて心の機微の変化に集中したドラマになっていたかと。

そして僕ヤバは男性の視聴者(非モテ層)に向けたラブコメだと自分は思っていたのですが、先に書いたようドラマに重点を置いていて女性の視聴者を取り込もうとしているのかな?という気もしました。

外見よりもその心の内面に山田の本当の魅力があるという元々の流れは女性にとって感情移入しやすいもので、アニメはよりそうし易くするため男性ではなく女性の目線で魅力のあるヒロイン像を作り上げている感じ?。

要は作品の肝と思っている「オタクっぽさ(キモさ)」が消えてしまって、男性視聴者にウケる「萌え」を感じさせるキャラクター表現は鳴りを潜めているというか。

消えたは大げさな言い方かもしれませんが「非モテ」男が都合のいい流れの中で美少女に熱烈に言い寄られるという、脳内エンドルフィンを分泌させ現実逃避の多幸感に浸るというラブコメアニメ定番の楽しみ方は出来ない事もないですが・・その醍醐味はちょっと薄くなっているかもしれません。

非モテMAN代表である私としてはちょっと寂しいではありますが(涙)。

 

ということで次回の放送も楽しみ!。

エピソードが原作コミックでの掲載順とは少し入れ替えられているようなので、第二話ではラストがどのお話しで区切られるのか?を予想でもしながら待ちたいと思います。

 

ところで今作の脚本担当の花田十輝さんは厨二の少女・小鳥遊六花を主人公にした作品「中二病でも恋がしたい!」のシリーズ構成や脚本を担当していたことで起用されたのでしょうか?。

お話しの導入でこそ強調されていましたが、以降「厨二」のワードはそこまで登場しないのですよね・・・。

 

追憶の・・・楽園喪失

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話は変わりますが、今話の展開で覚えておいていただきたいのが市川が惨殺した山田の姿を頭の中で妄想するシーン。

少しネタバレしますが後に描かれる重要なエピソードで「血まみれ」になった山田を見て全く真逆の感情を市川は抱く事になるという、是非おさえておいて頂きたい重要な伏線となっています。

 

 

 





僕の心のヤバイやつ twitterまとめ(作品・グッズ情報)









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僕の心のヤバイやつ グッズ情報

原作コミック


ブルーレイ


放送局・配信情報

テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠:毎週土曜 深夜1時30分~
BS朝日:毎週土曜 深夜1時00分~
CSテレ朝チャンネル1:毎週土曜 深夜2時30分~

配信

4月1日より毎週土曜 深夜2時00分~Prime Videoにて見放題独占配信

 


スタッフ・キャスト声優

STAFF

原作:桜井のりお(秋田書店「マンガクロス」連載)
監督:赤城博昭
シリーズ構成・脚本:花田十輝
キャラクターデザイン:勝又聖人
色彩設計:柳澤久美子
美術監督:黛昌樹
撮影監督:峰岸健太郎 竹沢裕一
編集:肥田文
音響監督:小沼則義
音響制作:マジックカプセル
音楽:牛尾憲輔
制作:シンエイ動画

オープニングテーマ:ヨルシカ「斜陽」
エンディングテーマ:こはならむ「数センチメンタル」

CAST

市川京太郎:堀江瞬
山田杏奈:羊宮妃那
小林ちひろ:朝井彩加
関根萌子:潘めぐみ
吉田芹那:種﨑敦美
足立翔:岡本信彦
神崎健太:佐藤元
太田力:福島潤
原穂乃香:豊崎愛生
市川香菜:田村ゆかり
南条ハルヤ:島﨑信長