るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 第24話 感想(最終回)

 

2023年秋アニメ るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 第24話(最終回)「明治十一年五月十四日」【令和版】 感想・考察【関連グッズ・配信放送情報紹介】


大久保卿より志々雄真実(ししおまこと)が日本を二分する内乱を企てていることを知らされる剣心。

その一派の討伐に力を貸してほしいと乞われた剣心でしたが・・・。

剣心が薫に別れを告げ、京都に向かうまでが描かれた今回の「るろ剣」。

90年代に原作を読んだときは「・・・?」と感じた薫と別離のシーンも、細やかなシーンの追加によって剣心の心の内がはっきり読み取れ、腑に落ちるものとなっていました。

という事で、続く京都編が実に楽しみ!。

歳を重ね、私もその良さがようやく分かった(!?)、令和に甦りし「るろうに剣心」でありました!。

 

 

 

 

るろうに剣心 第24話 「明治十一年五月十四日」  【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ
剣心に一を仕向けたのは、元薩摩藩の志士にして内務省の長・大久保利通であった。
人斬り抜刀斎の実質の後継者であったある男が京都で暗躍しており、止めてほしいというのだ。
その男は十年前、彼を危険視した政府から――つまり、同志の手により抹殺されたはずだった。
その暗殺を依頼された剣心の答えとは……?

 

この作品の視聴はコチラから


るろうに剣心 第24話 感想

関連記事

Hi.アニ!

2023年秋アニメ るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 第23話「牙を剥く狼」【令和版】 感想・考察【関連グッズ・配信放送…


斎藤一の一件は内務卿・大久保利通が自分の力量を測るための「戦術評価」であったことを知る剣心。

それには、かつて維新志士として暗殺を担っていた『志々雄真実(ししおまこと)』の京都での暗躍をくい止めたいという思惑があったのでした。

剣心の後継者でもあった志々雄は、その功名心と支配欲の強さゆえに危険視され、同胞によって斬り殺され火をかけられることに。

しかし、志々雄は死んでおらず、再び日本を二分する復讐戦争を企てていたのでありました。

剣心に協力を乞い、一週間後にその返事を聞きたいという大久保。

その返事を聞くことなく、期日である明治十一年「五月十四日」に、志々雄配下の瀬田宗次郎(せたそうじろう)から大久保卿は暗殺されてしまいます。

この暗殺が志々雄の仕業であると共に、大久保が「国民国家(ネイション・ステイト)」を理想に描いていた事を知った剣心は・・・。

 

 

《るろうに剣心―明治剣客浪漫譚・北海道編―》原作コミック最新巻はこちら ※2023年10月現在


 

斎藤一との斬り合いで人斬りの本性を再び目覚めさせてしまう剣心。

そして、志々雄が日本を再び戦火に巻き込もうとしている時代の流れを知るや、「もう留まることは出来ない」と薫に別れを告げ、一人京都へと剣心が向かうまでが描かれたのが今回の「るろ剣」。

 

 

斎藤一との対決と自分に警告を促したともいえる志々雄の蛮行で、冷酷な人斬りとしての一面を再び目覚めさせることになった剣心。

ただし、その一点だけに注目していると、剣心の本当の気持ちが全く見えてこないかもしれません。

 

 

訪れるという大久保卿を待たずに、志々雄討伐の返事をするため出かけると笑顔で皆に告げる剣心。

しかし、さっきまで熱心にしていた洗い物は「やりかけ」のままです。

これは、大久保の依頼の返事を迷う剣心が、気が変わらないうちにと「断る」ことを決心したことを表しているのだと思います。

悪事をはたらこうとしている志々雄は許されるべきではない。

だが、自分は二度と人を殺すために剣を振るうべきではないという「殺さずの逆刃刀の誓い」を剣心は貫こうとしていたのでしょう。

でも、大久保卿の暗殺で時代が元の方向へ流れ始めていることに気付くと、平和に暮らす薫たちを戦乱に巻き込むことは出来ないと京都へ行き志々雄と対決することを決意するのでした。

体制を変えるためではなく「手の届く範囲の人を守りたい」という、剣心の逆刃刀に込めた思いは決して変わるものではなかったのです。

 

 

自分の記憶する限りでは、この「残された洗い物」のシーンというかカットは原作にはなかったと思います。

なので、剣心が京都行きを決意し薫と別れるシーンには「分からんでもないけど・・・、?」と、当時読んでいて何か「モヤっと」した感じになったことを覚えています。

さて、自分の信条と薫への思いを裏切って、剣心が京都へ行くお話しの続きですが・・・。

 



追加キャストも発表されているので第二期の放送は間違いないのでしょうが、その時期については今のところアナウンスがありません。

同じ時間帯の放送になれば『うる星やつら』第3クール(24話予定)の後となるので、早ければ2024年の7月以降に続きが放送されるものと思われます。

ただ、個人的には「うる星」そうですが、もう少し早い時間帯の放送の方がいいと思うのですよね・・・鬼滅の刃のように。

 

 

ということで、続きが実に楽しみな令和に復活した「るろうに剣心」の第一期?でございました。

以前の感想で書いた事もあるのですが90年代の連載当時、「るろ剣」ってそんなに好きじゃなかったんですよね(笑)。

その場しのぎで描いているお話しに感じることが多く、特に京都編以降は連載や単行本の購読から遠ざかった記憶が。

というか、「いい歳してジャンプなんて・・」と我に振返って週刊漫画誌全般からも卒業することのきっかけにすらなったかも?。

でも、歳をとって改めて見てみると「悪くない」ですね。

過去の失敗の傷からの成長というか再生する剣心の姿は、歳をとったからこそ分かるものである気がします。

もちろん、「令和アニメ版」では描き方の違いや、書き足しでの補足もあった事もありますが。

アニメ放送後も漫画原作は読み返していない私せありますが、今読めば当時とはかなり印象の違った物となるのかもしれませんね。

 

 

 






 

るろ剣 グッズ情報


原作コミック


 

 

るろ剣 放送・配信情報

放送局

フジテレビ:毎週木曜日24時55分~
関西テレビ:毎週木曜日25時55分~
東海テレビ:毎週木曜日26時04分~
秋田テレビ:毎週木曜日25時20分~
岩手めんこいテレビ:毎週木曜日24時55分~
仙台放送:毎週木曜日25時30分~
さくらんぼテレビジョン:毎週木曜日24時55分~
福島テレビ:毎週木曜日24時55分~
新潟総合テレビ:毎週木曜日25時50分~
テレビ静岡:毎週木曜日25時30分~
テレビ新広島:毎週木曜日26時00分~
テレビ愛媛:毎週木曜日25時05分~
テレビ西日本:毎週木曜日25時55分~
サガテレビ:毎週木曜日24時55分~
テレビ熊本:毎週木曜日25時45分~
鹿児島テレビ:毎週木曜日25時30分~
北海道文化放送: 毎週水曜日24時40分~
長野放送:毎週木曜日25時30分~
アニマックス:7月29日より 毎週土曜日19時00分~

配信サービス

一般配信:7月7日(金)12時00分より順次配信
Prime Video
ABEMA
auスマートパスプレミアム
dアニメストア
dアニメストア for Prime Video
DMMTV
FOD
Hulu
J:COMオンデマンド
Lemino
milplus見放題パックプライム
Netflix
TELASA
U-NEXT
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
アニメ放題
バンダイチャンネル
ニコニコチャンネル
ニコニコ生放送

 

るろ剣 スタッフ・キャスト声優情報

制作スタッフ

原作:和月伸宏『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』(集英社 ジャンプコミックス刊)
監督:山本秀世
シリーズ構成・脚本:倉田英之
シリーズ構成・脚本協力:黒碕 薫
キャラクターデザイン:西位輝実、内田陽子
衣装デザイン:なすか
プロップデザイン:小菅和久
メインアニメーター:北尾 勝
アクションアニメーター:菊地勝則
音楽:髙見 優
音響監督:納谷僚介
音響効果:小山恭正
色彩設計:篠原愛子
美術監督:齋藤幸洋
撮影監督:髙津純平
編集:長谷川舞
3DCGI:ライデンフィルム
アニメーション制作:ライデンフィルム

出演声優

緋村剣心:斉藤壮馬
神谷 薫:高橋李依
明神弥彦:小市眞琴
相楽左之助:八代 拓
高荷 恵:大西沙織
四乃森蒼紫:内田雄馬
斎藤 一:日野 聡

公式ホームページ:https://rurouni-kenshin.com