2023年秋アニメ 16bitセンセーション ANOTHER LAYER 第2話「いっしょに美少女ゲーム作ろ!」 感想・考察【関連グッズ・配信放送情報紹介】
寒空の下、ゆく当てのないコノハはアルコールソフトにCG担当として転がり込むことに。
楽勝ムードで制作に取り掛かるも、フォトショも液タブもない環境に苦戦して・・・。
データの受け渡しもフロッピーディスクという令和とは違い過ぎる1992年のソフトハウスで、逞しく成長するコノハの姿が描かれた16bitセンセーション の第2話。
すっかり平成に馴染んだコノハでしたが、ラストで令和の時代の引き戻されてしまい!?。
第2話 「いっしょに美少女ゲーム作ろ!」 【ストーリー】
1992年にタイムリープしたコノハは行くあてもなく美少女ゲームメーカー「アルコールソフト」に転がり込み、ゲームの開発を手伝うことに。
美少女の最先端を知る自分なら“無双”できるはずと意気込むコノハだったが、使い慣れたツールはこの時代にはなく悪戦苦闘することに。
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第2話 感想
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30年前の秋葉原に突然タイムスリップして、寒空の下どこもゆく当てのないコノハは令和の現在に勤務していた会社と同じ場所にある、「アルコールソフト」へCG担当として身を寄せることに。
しかし、平成初期の制作環境はフォトショップも液晶タブレットもなく、CG作成はマウス操作オンリーの時代。
初めはこの時代で「無双」する事を心の中でを豪語するも、早速泣き言を漏らすコノハなのでありました。
そんなコノハを見て、優しくフォローの手を差し伸べるCG担当の下田かおりや上原めい子たち。
かくして苦闘の末、徹夜してやっと一枚のCGを塗り上げ歓喜の涙を流すコノハ。
そんなソフトウェア制作も佳境に入ったある夜のこと、「どうしてここで働いているの、美少女ゲームが好きだから?」と尋ねたコノハに「美少女ゲームなんて普通のゲームが作れないヤツが作るもの。こんなのゲームじゃない」と、やりたい事ではないと返答を返す守。
その返答を聞いたコノハは「守くんは間違っている!、今にこのアキバは美少女ゲームで溢れるんだよ!」と熱く語りかけて・・・・!!。
今話の注目ポイント①
1992年のアキバで何とか雨風をしのげる場所を確保するため、アルコールソフトで働くようになったコノハが2023年現在の制作環境との大きな違いに戸惑いながらも、グラフィック担当としてソフトの完成に大きく寄与する様が描かれた今回のお話し。
前回の感想でも触れましたがLANの環境はなく、データーの受け渡しはフロッピィディスク。
先に書いたようにフォトショや液タブもなく、コノハが苦戦する平成初期の「時代」が描かれるのですが、それだけではなく細々とした描写に時代の「大らかさ」を思い返すことに。
タバコを吸いながら仕事が出来た時代があったなんて、今の30歳以下の世代には想像も出来ないはず(笑)。
アルコールソフトが小企業なので特殊というわけだはなく、喫煙しながら仕事が出来た会社は結構多かったように記憶しています。
そして、なんといっても今話の「爺」ポイントはグラフィックの「16bit塗り」ですね。
エロゲーに関わらず、この時代のPC(やゲーム機)のグラフィック性能は低かったので、16色の組み合わせですべての色彩を表現していたのであります。
コノハが驚いていたように、まさにロストテクノロジー!。
初めは「無理ゲー!」と頭を抱えていたコノハですが、イラストレーターの持ち前のセンスなのか直ぐそのコツを掴んでCGを完成させたのでした。
今話の注目ポイント②
1992年という時代に馴染み初め、アルコールソフトという職場に愛着を持ち始めたコノハが、守に美少女ゲーム(キャラクター)への愛を語る場面が熱かったですね。
未来人のコノハが言うように、まさにそんな時代が到来しアキバどころか世界中を席巻するカルチャーとなるのですが、コノハの語りから熱さを感じつつもそんな未来は全く信じない守。
1990年代初頭はエロゲーどころか、アニメに代表される2次元コンコンテンツへの風当たりが一番厳しかった時代。
それは宮崎勉事件が大きく影響していたことは言うまでもなく、18禁ゲームなんてもってのほか。
ある都道府県では青少年保護育成条例による有害図書指定を受けてしまい、発売元が提訴するも結果敗訴になるということもありました。
このシーンの「未来を信じろ!」と守に語りかけるコノハのセリフって、自分自身への言葉でもあるのですよね。
令和の時代に斜陽となったエロゲー産業の現状に、「諦めずに未来を、そして自分をシンジロ!」という自分へのエールなのです。
そして、その現実に自分を向かわせるようコノハが令和の時代に戻るラストに意味深いものを感じるのでした。
さて、まだ第2話だというのに現代に帰還したコノハでしたが・・・。
当然お話しの流れとしては再び平成に戻る展開となるはずですが、それは先の見えない業界からの現実逃避ではなく未来を見据えた前向きな物なのか?。
次回のお話しがとても楽しみであります!!。
それにしても、コノハの「主人公力」には目を引かれるばかり!。
周囲を巻き込んで未来を切り開いていくタフな姿は、昨今のヒロインにはないもの。
視聴を続ける大きな根拠となっています。
ひょっとして物語の結末は、DEADエンドとなるエロゲー業界の世界線をコノハが変えるものとなったりして?(笑)。
16bitセンセーション ANOTHER LAYER 商品グッズ紹介
原作コミック
16bitセンセーション 1 私とみんなが作った美少女ゲーム (角川書店単行本)
OP主題歌
ブルーレイ
16bitセンセーション ANOTHER LAYER 放送・配信情報
放送局
TOKYO MX:2023年10月4日(水)より毎週水曜24時30分~
とちぎテレビ:2023年10月4日(水)より毎週水曜24時30分~
群馬テレビ:2023年10月4日(水)より毎週水曜24時30分~
BS11:2023年10月4日(水)より毎週水曜24時30分~
中京テレビ:2023年10月4日(水)より毎週水曜25時37分~
ABCテレビ:2023年10月4日(水)より毎週水曜26時14分~
AT-X:2023年10月6日(金)より毎週金曜21時30分~ ※再放送:毎週火曜9時30分~/木曜15時30分~
配信
最速配信:2023年10月4日(水)25時
dアニメストア
dアニメストア for Prime Video
dアニメストア ニコニコ支店
一般配信:2023年10月8日(日)日曜12時より順次配信
ABEMA
DMM TV
FOD
Hulu
Lemino
Netflix
Prime Video
U-NEXT
アニメ放題
ニコニコチャンネル
バンダイチャンネル
ニコニコ生放送
auスマートパスプレミアム
J:COMオンデマンドメガパック
milplus見放題パックプライム
TELASA
16bitセンセーション ANOTHER LAYER スタッフ・声優
制作スタッフ
原作:若木民喜 みつみ美里(アクアプラス) 甘露樹(アクアプラス)
監督:佐久間貴史
アナザーレイヤー・メインストーリー:若木民喜 髙橋龍也
キャラクターデザイン:佐々木政勝
美術監督:有本妃査恵
美術デザイン:山本浩憲 石原由光
色彩設計:のぼりはるこ
撮影監督:難波史
編集:牧信公
設定考証:RetroPC Foundation
音響監督:本山哲
音響効果:古谷友二
録音調整:八巻大樹
音楽:やしきん
アニメーション制作:st.シルバー
オープニングテーマ:「65535」中川翔子
作詞・作曲・編曲:Sohbana
出演キャスト
秋里コノハ : 古賀葵
六田守 : 阿部敦
上原メイ子 : 堀江由衣
下田かおり : 川澄綾子
六田勝(てんちょー) : 伊藤健太郎
五味川清(キョンシー) : 福島潤
山田冬夜(やまだ・とうや) : 山根綺
公式ホームページ:https://16bitsensation-al.com/