サマータイムレンダ 第25話 感想(最終回)

サマータイムレンダ 第25話 感想・考察

※原作未読なので考察・推察は個人的な「妄想」の域である事をご容赦下さい

潮の残した留守電で何故か不安な気持ちに駆られ2年ぶりに日都ヶ島 へと戻ってきた慎平は島の人々の変りない姿に安堵するも同時に違和感も覚えることに。

そして日都ヶ島神社で雁切宮司と再会した慎平は潮が浜辺で無くしたペンダントを探しているのを聞き突き動かされるように走りだします。

浜辺でその姿を見つけた慎平は島から勝手に出ていったことを詫びる慎平に「慎平が無事でよかった」と涙を流し答える潮。慎平も潮も二度と会えなくなるという同じ夢をみていたのでした。

今まであったわだかまりは消えて一つとなる二人の影。

そして迎えた夏祭りの夜、浜辺で花火を見ることを約束した慎平と潮は買ってきた「たこ焼き」を見て何かの約束をしたのでは?とそれを思い出そうと頭を捻るのでしたが・・・。

二人の口から同時にこぼれたのは覚えているはずがないタイムリープ時の旧病棟での約束!。

不可能なミッションをクリアしたことを思い出し称えるよう「おかえり」と呟く潮に達成感に満たされたように「ただいま」と返す慎平。

ゲームのエンディングのよう夜空には埋め尽くさんばかりの祝福の花火が打ちあがるのでした。


世界は救われたという事が分かるも全てがなかったことにされた世界が描かれた最終回。

記憶の残り香はあるものの、それが何かを思い出すことのない慎平の姿に只々もどかしさを感じお話しは進みます。

「時が夏を上書きしていく、過ぎ行くことへの安堵と寂しさ・・そして痛みを残して」。

慎平のセリフに、これが幾度ものタイムリープと死闘を重ねてきた物語のエンディングなのかと思うと切なく侘しい気持ちに・・・。

でもこの作品は諦めることなく戦い続けた登場人物と、そして何より最後まで観てくれた視聴者のために驚きのラストを用意してくれていたのでありました!。

苦闘を繰り返したきた慎平のために「なかったことにしてはいけない」とループの記憶が甦った最後は偶然や奇跡ではなく消える前に影の潮が用意してくれたもの?。

記憶を失くしどんなに世界線が変わろうと赤い糸はきっと結ばれているという「君の名は」みたいな静かなラストを想像していたのですが、またまた予想を裏切る達成の喜びに満ちた最後のシーンには「やられたな!」と放心するばかり。

6ヶ月間25話を見守ってきた視聴者の全てが待ち望んでいたこれが最高のグッドエンディング!。

としか言いようのないサマータイムレンダの最終回でした。

 

 

最後はもちろんのこと視聴者であれば感極まる展開が途中で幾つもあって、個人的にはハイネが生まれ変わって竜之介の娘となっている場面で涙腺が崩壊してしまいました!(笑)。

ハイネの魂は救われ南方姉弟の両方の願いも叶うという伏線を回収して上での素敵すぎる改変です。

 

ところで気になるのが澪は窓の告白にどんな返事を出したのかな?ということ。

できれば窓にもグッドエンドとなる世界線であってほしいものですが・・・。

果たして?。

 

 

 

 

ということで繰り返しになりますが満足感の高い最終回ではあったのですが途中での展開はすごく難解で理解が追いつかなく、というか今でも理解が出来ていない点が正直言うと多々あります(笑)。

一生懸命観ているはずなのですけど、どこか見落としがあるという事なのですよね。

再度1話から見返したいところです。

いや、観返さないと絶対に理解が出来ないはずだ!と自分の頭の悪さを弁護したい(笑)。

 

 

 

 

 










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サマータイムレンダ 放送局・配信情報

TOKYO MX・BS11 毎週木曜日24:00~
関西テレビ 毎週木曜日26:55~
アニマックス 毎週土曜20:00〜
J:テレ 毎週月曜日25:00~


配信

Amazon prime、ディズニープラス等で配信

 


サマータイムレンダ スタッフ・キャスト

STAFF

原作 田中靖規(集英社ジャンプコミックス刊)
監督 渡辺 歩
シリーズ構成 瀬古浩司
キャラクターデザイン 松元美季
美術 草薙
音楽 岡部啓一、高田龍一、帆足圭吾
音楽制作協力 MONACA
アニメーション制作 オー・エル・エム
制作 小学館集英社プロダクション


CAST

網代慎平 花江夏樹
小舟 潮 永瀬アンナ
小舟 澪 白砂沙帆
南方ひづる 日笠陽子
根津銀次郎 浦山 迅
菱形窓 小野賢章
菱形朱鷺子 河瀬茉希
菱形青銅 大塚明夫
小舟アラン 玄田哲章
凸村哲 上田燿司
雁切真砂人 小西克幸