第12話 感想
物心がついた頃から目に映る世界がモニターの向こう側にあるように感じ、生きる実感のないまま成長した水斗。
幼くで母を失くしたため周囲から憐れみや励ましを受けるのですが他人と共感する心がないため、何故そうされるのか理由が分からず心に穴を開けていきます。
そんな時、唯一リアルに感じられたのが文字の世界。
祖父が書いたシベリアの舞姫から文字に変換された世界にふれ心を満たしていきます。
水斗にとっては虚構の世界の方が本物で現実は偽物だったのですが・・・。
結女に出会いそれが変わることに。
夏祭りの夜に迷子になった結女に、かつて自分に向けられてきた可哀想だという感情を重ね合わせた水斗は、現実感を感じない世界の中で唯一結女だけがリアルに感じられる人間だと思う様になるのです。
伊里戸家の実家でシベリアの舞姫を読んだことで水斗の心の内を知り、なぜ別れることになったのかその理由に思い及んだ結女は、打ち上がる花火の下でキスと共に宣戦布告します。
水斗の心の中にまだ居座っている、かつて水斗が初めて好きになったあの日の自分に。
最終回は「おれたたエンド」的な結果を濁すような終わりなのかなと思って観ていたら、残りの疑問の全てに答えを出し、そして水斗を巡る二人の結女との三角関係が始まるという、ラブコメとして見たことがない結末となっていました。
独り弱弱しかった存在だった結女に友人ができ、現実の存在として結女を見ることが出来なくなったことで二人の間に隙間を生んだ・・・、というのが別れの理由でよいのでしょうかね。
まあ、少なくとも水斗の人間性が非常に特殊なことだけは分かりました(笑)。
いさなにベタベタされてもそりゃあ何にも感じないわけです。
全ての謎が解けて超スッキリ!。
そして、過去の陰キャ結女をどうやって水斗の心の指定席から蹴落とすのか?という続きを気にさせるよい終わり方だったと思います。
果たして今の結女は水斗が唯一認めたメガネ結女にどう勝利するのか?。
早く言えば水斗の歪んだ人格を矯正していくお話しになるのかと。
ひと段落した伊里戸兄妹とは逆に、これから何かを起こそうとしているのが水斗と結女を取り巻く友人たち。
水斗を巡っていさなが小暮をライバル視するという狂った展開に!?(笑)。
そして、暁月と小暮の元恋人同士と言っていい「お隣さん関係」に、かつて何があったのか?。
アニメの続編(第2期)があるのかないのかは今は分かりませんが、決着がついてない事については素直にそれを描いている所は非常に好感が持てます。
最後の変わった友人たちのイザコザに続きが気になって、原作小説を購入しようと思った人も少なくないのでは?。
という事で、この続きは驚異の五画関係(!?)になるのかもしれません。
ラブコメを越えた、非常に良質な言葉にできない「何か」を見た気にさせてくれた「連れカノ」。
できれば二期の制作を期待したいですね!。
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継母の連れ子が元カノだった(連れカノ) グッズ情報
コミック
原作小説
ブルーレイ
OP/ED主題歌
DIALOGUE+
harmoe
放送局・配信情報
AT-X:毎週水曜日 21:00~
TOKYO MX:毎週水曜日24:00~
BS日テレ:毎週水曜日 24:30~
MBS:毎週土曜日 27:08~
BSフジ:毎週火曜日 24:00~
配信
地上波先行独占配信:毎週水曜日 21:30~ ABEMA
一般配信:毎週木曜日12:00~ Amazon Prime Video、U-NEXT、dアニメストア 等で配信
スタッフ・CAST声優
スタッフ
原作:紙城境介
キャラクター原案:たかやKi
監督:柳伸亮
シリーズ構成・脚本:赤尾でこ
キャラクターデザイン:佐藤勝行
音響監督:立石弥生
音響製作:ビットグルーブプロモーション
音楽:水谷広実
音楽制作:ポニーキャニオン アップドリーム
OP主題歌:DIALOGUE+「デネブとスピカ」
ED主題歌:harmoe「ふたりピノキオ」
プロデュース:轟豊太(ドリームシフト) ハピネットファントム・スタジオ
アニメーション制作:project No.9
CAST声優
伊理戸 水斗:下野紘
伊理戸 結女:日高里菜
南暁月:長谷川育美
川波小暮:岡本信彦
東頭いさな:富田美憂