2022年春アニメ新番組 ブラック★★ロックシューター DAWN FALL 第1話「The Good, The Bad & The Mechanics」【感想&グッズ・配信情報】
令和に突如目覚めたアニメ「ブラック★ロックシューター」。
主人公の少女・エンプレスが機械から地球への侵略を防ぐため戦うハードSFアクション作品ですが、ターミネーターやマトリックスとは違い敵対の理由こそにテーマが隠されているようで強く興味を惹かれる第1話でした。
令和の今「ブラック★ロックシューター」突然の復活!?
イラストレーターのhuke氏のイラストから生まれあらゆるメディアへと派生を広げているキャラクターコンテンツ、それが「ブラック★ロックシューター」です。
今を時めくRyo作曲のVOCALOID楽曲からはじまりOVAやTVアニメとして映像化されたコンテンツの新作がなんと令和の時代に突如復活ということでその一報を聞き驚いた方も多かったのでは?。
懐い・・・動画の投稿日はなんと2008年6月13日です。
第一期?と呼んでいいのか分かりませんがTVアニメ(全8話)の方はというと・・・リアルタイムでの視聴ではなかったのですが個人的には色々と微妙に感じた記憶しかない(笑)。
「ブラック★ロックシューター」 フジテレビ系で2012年2月放送
なので新作が放送されるとの報を聞いて誰得爆死必至のいまさら案件にしか思わなかったのですが、製作スタッフの中にPSYCHO-PASSに脚本で参加されていた『深見真』さんの名前を見つけ「ひょっとしてこれは・・・!?」とハードなニオイを感じ取り(笑)取り敢えず視聴することを決めた次第なのであります。
というわけで視聴した第1話は予想した通りハードなテーマを予感させるSFアクション作に仕上がっていたのでありました!。
第1話 The Good, The Bad & The Mechanics【ストーリー】
第1話 あらすじ
西暦2062年。労働力の大幅な自動化プロジェクトであるエリシオン計画が失敗し、その中核となる人工知能アルテミスが人類との戦いを選んだ末、荒廃した二十年後の地球。
サンフランシスコにある廃墟と化した基地の地下研究施設で、ひとりの少女、エンプレスが目覚める。
だが彼女には以前の記憶はなく、夢で見た場所「ライトハウス№8」へ行かなければならないという想いだけがあった。
研究施設から出ようとしたとき、基地内で貴重な水を集めていた幼い兄妹、ノリトとミヤに出会う。ノリトたちと地上を目指すが、ティターンズ・ドローンの歩兵ユニットに見つかり襲われる。
エンプレスの一撃によって難を逃れるものの次々と新たな歩兵ユニットが出現。
地上には高機動型と呼ばれるティターンズ・ドローンの姿もあり、次第に追い詰められていく。
そこへ、過去のエンプレスを知るしゃべるバイク、ヘーミテオスユニット支援高機動車両ブラックトライクが現れて……。
Introduction
西暦2062年。労働力の大幅な自動化プロジェクトの失 敗後、その中核となる人工知能アルテミスが人類との戦 いを選んだ末、荒廃した二十年後の地球。
とある基地の地下研究施設で、ひとりの少女、エンプレ スが目覚める。
彼女は人類の守護者3人の生き残りのうちのひとりで あった。しかし彼女には以前の記憶がない。
そんなエンプレスに平和構築軍の大佐は告げる。
エンプレスには、現在、アルテミスが建設中の月と地球 を結ぶ軌道エレベーターを完成前に破壊する使命が あることを。完成すれば月で大量生産中の巨大機械軍 が大挙して地球へやってくるからだ。
だが、その行く手を仲間であったはずのデッドマスター やストレングス、アルテミスの手先である無人軍隊やカ ルト集団<教育機関>のスマイリーらが阻もうとする。
さまざまな思惑が交差する中、大佐らと軌道エレベータ ーを目指して進んでいくエンプレス。
その先で待ち受けるものとは……。
第1話 感想
先に書いておきますが公式HPに記載されているイントロダクションやあらすじを読んですぐ分かるよう新作は前TVアニメとはとくに繋がりはないようです。
なので前作はちょっと受け付けなかったという方も記憶をリセットして観て頂きたい。
そして感想を書いていきたいのですが、というよりは今の時点ではこのBRSという作品が何を描こうとしているのか?という考察の部分が大きいことを御了承いただけますと。
先に書いたようお話しは黒歴史をリセットしたいかのよう(!?)記憶をなくした主人公の少女・エンプレスことブラックロックシューター(CV:石川由依)が目覚めるところから始まります。
少女と書きましたが物語世界で人間を狩る機械を生身の力業で倒したりナノマシーンを自在にコントロールし敵の残骸から超電磁砲の美琴さんも真っ青な破壊砲を生成するという場面も描かれて、果たしてこのエンプレスは何者?とお話しへと引き込むミステリアスな登場となっているです。
ちなみにPV中では「私は困っている人を見捨てる”人間”ではなかった」というセリフを聞くことが出来るのでかつては人間だった?という解釈も出来そうでうす。
この作品の舞台設定は機械が人類と敵対するというよくあるものなのですが、「人間は地球にとって有害!」みたいな今まで見てきたありきたりなディストピアではなく、機械が人を征服したいという強い欲求が起点となっているの感じそれがSF作品としての個性を放っているのですよね。
劇中で機械であるスマイリー(CV:杉田智和)は何人もの女性たちを凌辱し果てさせ「とても気分がいい!」と作られしモノとは到底思えない非論理的な行動とセリフを言い放つのです。
ターミネーターとかマトリックスみたいに機械なりの危惧を抱いての結論から人間を征服するという流れではなく、実に本能的というか人間的なんですよね・・・。
ただし彼は単純に機械の定義に当てはめることが出来ない存在にも思え、エンプレスは人間なのか?とは逆の疑問を問いかけられる展開となるのかもしれません。
出オチになってしいまうためなのか?”大佐”が今話で機会との戦争の理由を語ることはなかったのですがストーリーが進んでこれまでにないような観点での「機械と人間の関係の未来」が描かれるワクワクな期待に胸を膨らませずにいられず、それは今ある現実から訴えられる問題に他ならないよう思えてしまうのですよね。
アニメPSYCHO-PASSが未来を描きつつも実はそれは今を考えさせられられるテーマであったように。
先にお話しのテーマの考察という側面から書いてみましたがアニメーションとして見ての評価は個人でかなり分かれると思います。
huke氏の超絶ハイセンス(?)なキャラクター原案と作画がCGとそれに馴染むような手書きとなっているので「萌え」としての加点は低いものとなっており、画面もディストピア感を増しマシとする「汚し」が効いたものでそれを受け付けない人は一話早々で視聴を切ったかもしれません。
私自身もお話しが始まったばかりで主人公との感情がシンクロしなかったりと視聴をどんな風に愉しめばいいのか分からないところも多く、正直なところ掴みはOK!とは言えなかったのが視聴後の感想です。
でもだからこそ次の展開が気になるスタートとも言え、異〇界〇生なろう系のよう判を押したよう同じ味しかしない(!?)昨今の作品群とは一線を画していて大人な魅力の作風となっていると思います。
謎に溢れた第1話でひとつ明確にされたのがブラックロック★シューター・エンプレスの使命は軌道エレベーターの建造を阻止し月から大挙して押し寄せる機械たちの侵略を防ぐということ。
この物語は記憶を失くした彼女が使命を果たすため向かうその旅の途中自分が何者なのかを確認していく自分探しの旅であるのかもしれません。
もっと深く読むと・・・「人間とは何か?」みたいな大きなテーマに辿り着くのかも。勝手な想像ではありますが。
その自分探しの取っ掛かりとなるのか?かつて仲間であったと思われるストレングスの登場で終わったBRSの第一話、次回どこまで考察を深めることが出来るのか?を楽しみにしたいと思います。
ブラック★★ロックシューター DAWN FALL グッズ情報
ブルーレイ
OP/ED主題歌
ブラック★★ロックシューター DAWN FALL スタッフ・キャスト
原作 ブラック★ロックシューター
監督 天衝
シリーズ構成・脚本 深見真
シリーズ構成協力・脚本 吉上亮
キャラクター原案 huke
コンセプトデザイン 友野るい 石渡マコト(ニトロプラス) 太田幼女(ニトロプラス)
キャラクターデザイン/総作画監督 野中正幸 中川耀
アニメーション制作 バイブリーアニメーションスタジオ バイブリーアニメーションCG
製作 ブラック★★ロックシューター DAWN FALL 製作委員会 UNLIMITED PRODUCE by TMS
オープニングテーマ 「ASEED」ZAQ
エンディングテーマ 「Before the Nightmare」高槻かなこ
キャスト声優
エンプレス[ブラックロックシューター] 石川由依
デッドマスター 早見沙織
ストレングス 潘めぐみ
大佐 桐本拓哉
モニカ 朝井彩加
ブラックトライク 久野美咲
ノリト 堀籠沙耶
ミヤ 伊藤あすか
ルナティック 友永朱音
スマイリー 杉田智和
放送・配信情報
TOKYO MX4月3日(日)23:00~
サンテレビ4月3日(日)24:30~
KBS京都4月3日(日)24:00~
テレビ愛知4月3日(日)26:05~
BS114月3日(日)23:30~
アニマックス4月9日(土)21:30~
配信
ディズニープラスで見放題独占配信