うる星やつら  第1話 感想 (2022年秋アニメ新番組・令和リメイク版)

2022年秋アニメ新番組 うる星やつら 第1話「かけめぐる青春/絶体絶命」 感想・考察【関連グッズ・配信放送情報紹介

 

昭和の時代からラブコメの金字塔『うる星やつら』がタイムスリップ!。

浮気なダーリンこと諸星あたると、インベーダーの押しかけ女房のラムが繰り広げる「永遠に終わらない鬼ごっこ」の物語が令和の世に再降臨です。

コミック原作と言うよりは、「るーみっくわーるど」としての再現度が高いリメイクに昭和のオッサンたちはただ感涙(笑)。

そして、令和を生きる今の深夜アニメ族にどう映るのか?、興味深い第一話でありました。

それにしても、神谷浩史さんの「あたる」っぷりが古川登志夫さんと聴き分けできない位の完成度!。

ぜひとも聞き比べてもらいたい。

 


 

 


 

高橋留美子原作の『うる星やつら』が、何と36年ぶりにリメイクされTVに還ってきた!。

当時のTVといえば液晶ではなくブラウン管で、更に言うと携帯電話やインターネットはもちろん、パソコンでさえも一般家庭にはない時代でした。

そんな時代に作られたにもかかわらず、この作品は後の様々な作品に直接または間接的に未だ大きな影響を与えていて、「ラブコメの始祖」と言ってしまっても過言ではないかと思います。

そんな不朽の名作ではあるのですが・・・。

「流石に古すぎじゃね?」(死語)。

先に書いたように、ファミコンさえもない時代の作品なので、その当時の世俗・風習・風俗を今の若い視聴者は理解が出来るのかとても興味が湧きますね。

そもそもラムは、大半の時間を肌の露出の多い虎柄のビキニで過ごしていますので、フェミニストの方々が頭から角を出しそうでもあるのですが・・・(笑)。

と、色んな思いを巡らせながら、懐かしい80年代にタイムスリップするつもりで視聴を始め眼に飛び込んできたのは、忠実なる高橋留美子作品の映像化でした!。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

第1話 「かけめぐる青春/絶体絶命」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1話 あらすじ

EPISODE 1 – A
「かけめぐる青春」
軟派な高校生・諸星あたるは、地球侵略に来た鬼族の娘・ラムと地球の命運をかけて鬼ごっこをする役目に選ばれる。幼なじみの三宅しのぶに「勝ったら結婚してあげる」と言われて奮起し、ラムを追いかける。
EPISODE 1 – B
「絶体絶命」
あたるは、しのぶとの電話をラムに邪魔される毎日にうんざりしていた。ラムが宇宙船から地球に向けて出す妨害電波で電話ができない2人は逆に盛り上がり、直接会う約束を取り決める。

「でもうちは、やっぱりダーリンが、好きだっちゃ。」

地球“最凶”の高校生・諸星あたると、宇宙から舞い降りた“鬼っ娘”美少女ラム。二人の出会いからすべてが始まった…!
大胆不敵、恋にも全力、でもどこか切なくて…あたるとラムのボーイ・ミーツ・ガールを、銀河中から集結するキャラクターたちが彩るラブコメディ。

目を見て「好き」と言えない今だからこそ届けたい。
ゴージャスでタフ、クレイジーな“やつら”の青春がかけめぐる!

第1話 感想

不幸な凶運の星の下に生まれ極度のオンナ好きである以外は極々普通(!?)の高校生・諸星あたるはのインベーダーである鬼族の地球侵略を反故する条件として全人類から無作為に選出され、鬼族代表のラムと鬼ごっこをする羽目になります。

期間内にラムを捕まえ頭のツノに触れば地球は侵略されなくなる・・・最初はこのゲームを甘く見ていたあたるでしたがラムが自由自在に飛翔できることを知り鬼ごっこは一瞬で無理ゲーにチェンジ!!。

しかしいつも言い寄っているしのぶに「勝ったら結婚してあげる!」と言われたあたるは奮い立ち最終日のゲームに挑みます。

うわ言のように結婚の二文字を口にしラムへのトライを繰り返し遂にその体に触れることが出来たあたるですがラムには電撃を起こす能力が!?。

電気に痺れ動けないあたるでしたが結婚の二文字がその体突き動かしラムのビキニをはぎ取り、動揺した彼女の隙をついてツノに触ることに成功。

地球の運命を賭けた鬼ごっこはあたるの勝利で終わったのですが、あたるの繰り返す「結婚」の言葉を自分への求婚だと勘違いしたラムは押しかけ女房になって諸星家へ居候することに!?。

かくしてあたるとラムの永遠に終わらない「鬼ごっこ」の日常が始まる事となるのでした。

 

正直なところ「うる星」のリメイクに関してはある程度楽しみではあったのですが、その出来上がりまでは大きな期待をしていなかった(笑)。

冒頭に書いたよう流石に作品内容が今の時代とずれまくっていて、草食系が女子にウケて男の子たちもそうするのが正しいという価値観の現代に、ナンパしまくりでなのに亭主関白というあたるというキャラクターは荒唐無稽で憧れや共感や支持を得るところが何もない(笑)。

なので今という時代にマッチさせるためのアレンジが多少あるのでは?なんて勝手に思っていたのですよね。

でも見てみたら何も曲げることなく原作を映像化していたのにかなり感動!。

いや、うる星自体の映像化と言うよりは高橋留美子の作品世界を忠実に再現していると言った方が正しいのかな。

うる星の原作は連載の初期と終わりでかなりテイストが違ってくるので「るーみっくわーるど」で描かれてきた漫画的表現やボーイ・ミーツ・ガールの物語ってこうだよね?、というのをたたみかけがすごく伝わってきます。

 

原作や旧TVシリーズではあたるとラムの婚約は勘違いで生まれたタダのオチという以上の意味はなかったように思うのですが、今リメイクでは真剣な目で自分を追ってくるあたるを見てラムが恋に落ちるまでが表情の変化でより分かりやすく描かれていたのではないでしょうか。

うる星というお話しを通して考えれば原作通りの流れではあるけど受ける印象はかなり違っていて、これは非常に正しい改変だと感じました。

 

 

それと書くまでもないですが作画は完全に今のアニメでCGをはじめとしたデジタル技術をふんだんに使ったもので、ラムの電撃シーンをとってみても蓄電時(?)と放電のときとで目まぐるしく体の色が変化しアニメーションの映像制作技術の進化を感じさせます。

キャラクターのヴィジュアルは原作に忠実というよりやはり「高橋留美子の絵ってこうだよね?」という脳内の記憶と補正に基づいてデザインされている感じでしょうか。

強いて言えば原作後期の絵柄に近いかもしれません。

ということで第一作をリアルタイムで観た(!)身としては実に感慨深いリメイクの第一話となっていました。

ただ旧TVシリーズや原作に触れたことのない視聴者が深夜アニメの一作品として見た場合に何を感じたのかはとても気になりますね。

作画はもちろん素晴らしかったのですがそれ以外には今という時代とは接点が少ないのかな。

あとは声優さんを入口にして作品に入っていくとか?。

 



ということでアニメーションの技術の進化を認識するという意味と何よりリメイク作の声優さんがどれだけ頑張っているかを知ってもらうために旧作の第一話は是非視聴してもらいたい!と思います。

神谷浩史さんなんか古川登志夫さんと聞き分けが不可能なくらいのあたるっぷりです(笑)。

と取り留めなくいろんなことを書いてきましたが総じて言うと、個人的には大満足で次回の放送も楽しみなリメイク第一話でございました。

 

ところでうる星から色んな作品が影響を受けていると書きましたが個人的に真っ先に思い浮かぶのが「涼宮ハルヒの憂鬱」と「とある魔術(科学)シリーズ」ですね。

ハルヒからは突如現れた超常的なキャラクターたちにより今までの日常がかき乱されていくという流れに共通性を感じますし、『とある』の方は不幸な星の下に生まれた主人公がヒロインの女の子に電撃を喰らいまくるというシチュエーションは言わずもがなですね(笑)。

でも亭主関白的な主人公と暴力ヒロインが少なくなったように感じるのはそういう時代なんですかね・・・ラブコメで男女のすれ違いを作るシュチュエーションの要素でもあるのでは少し寂しい気がします。

リメイク作にはそんな流れを是非変えて欲しいところですね。

 

 

 






うる星やつら グッズ商品情報

ブルーレイ


 

原作コミック


 

 

 放送局・配信情報

フジテレビ:毎週木曜 24:55~25:25
関西テレビ:毎週木曜 25:55~26:25
東海テレビ:毎週木曜 26:07~26:37
秋田テレビ:毎週木曜 25:20~25:50
岩手めんこいテレビ:毎週木曜 24:55~25:25
仙台放送:毎週木曜 25:30~26:00
さくらんぼテレビジョン:毎週木曜 24:55~25:25
福島テレビ:毎週木曜 24:55~25:25
新潟総合テレビ:毎週木曜 25:50~26:20
テレビ静岡:毎週木曜 25:30~26:00
テレビ新広島:毎週木曜 26:00~26:30
テレビ愛媛:毎週木曜 25:05~25:35
テレビ西日本:毎週木曜 25:55~26:25
サガテレビ:毎週木曜 24:55~25:25
テレビ熊本:毎週木曜 25:45~26:15
鹿児島テレビ:毎週木曜 25:30~26:00
長野放送:毎週木曜 25:30~26:00
北海道文化放送:毎週火曜 25:50~26:20 初回放送=10月18日(火)
高知さんさんテレビ:毎週木曜 24:55~25:25 初回放送=10月27日(木)
テレビ長崎:毎週木曜 25:00~25:34 初回放送=10月27日(木)
AT-X:毎週火曜 22:30~23:00 初回放送=10月18日(火)※再放送:木曜10:30、月曜16:30

配信
見放題配信
2022年10月14日(金)12時~
Amazon Prime Video
dアニメストア
Disney+(ディズニープラス)
dTV
FOD
J:COMオンデマンド
milplus
NETFLIX
U-NEXT
WOWOWオンデマンド
アニメ放題
バンダイチャンネル
ひかりTV

 




最新話期間限定 無料配信
GYAO!

都度課金配信
2022年10月14日(金)12時より 順次配信スタート
Amazon Prime Video
DMM.com
Google Play
GYAO!ストア
HAPPY!動画
J:COMオンデマンド
milplus
music.jp
Rakuten TV
YouTube(レンタル)
バンダイチャンネル
ひかりTV
ビデオマーケット
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スタッフ・CAST声優

スタッフ

原作:高橋留美子 「うる星やつら」(小学館 少年サンデーコミックス 刊)

監督:髙橋秀弥・木村泰大
シリーズディレクター:亀井隆広
シリーズ構成:柿原優子
キャラクターデザイン:浅野直之
サブキャラクターデザイン:高村和宏・みき尾
メカニックデザイン:JNTHED・曽野由大
プロップデザイン:ヒラタリョウ
美術設定:青木 薫
美術監督:野村正信
色彩設計:中村絢郁
CGディレクター:大島寛治
撮影監督:長田雄一郎
編集:廣瀬清志
音楽:横山 克
音響監督:岩浪美和
アニメーション制作:david production

 

CAST声優
あたる 役:神谷浩史
ラム 役:上坂すみれ
しのぶ 役:内田真礼
面堂終太郎 役:宮野真守
錯乱坊 役:高木 渉
サクラ 役:沢城みゆき
ラン 役:花澤香菜
レイ 役:小西克幸
おユキ 役:早見沙織
弁天 役:石上静香
クラマ姫 役:水樹奈々
温泉マーク 役:三宅健太
尾津乃つばめ 役:櫻井孝宏
面堂了子 役:井上麻里奈

   



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