ワンダーエッグ・プライオリティ アニメ第9話 感想

2021年冬アニメ ワンダーエッグ・プライオリティ 第9話「誰も知らない物語」感想と考察・作品情報

 


ワンダーキラーと戦う「あちら側」の世界で、ねいるは植物状態となっている親友の少女・寿と再会して彼女とある事を約束するのですが・・。

論理的に物事を決めるねいるも自分の苦しみに誰か寄り添ってほしい時もある・・それが出来るのがきっと友達。

それにしても『まどマギ』のように「卵を割る」本当の理由が隠されている!?アカとウラアカはキュゥべえ的な役回りなのかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第9話「誰も知らない物語」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第9話 あらすじ

ある日、会社に住んでいるというねいるの元に遊びに行くことになったアイたち。ねいるはそこで、阿波野寿という少女を紹介する。
彼女はとある実験をきっかけに永遠に眠ったままになっていた。そんな寿の状態を認められずにいるねいるだったが、そんな彼女を愕然とさせたのは、エッグから現れた寿の姿だった。
寿がねいるに託した最後の「願い」を巡り、4人はすれ違い……。(HP引用)

脚本:野島伸司 絵コンテ:山﨑雄太 演出:山﨑雄太 作画監督:張 丹妮

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第9話 感想

ねいるの家にお呼ばれされてたこ焼きパーティーを始めるワンダーエッグガールたち。

キャッキャウフフのトークが展開するのかと思っていたのですが、アイたちはねいるに親友の寿を紹介され彼女の生命維持装置を止めようとしている事を打ち明けられます。

それはワンダーキラーと戦う「あちら側」の世界でねいるが寿とした約束からだったのですが、当然頭で分かっていても本当に人を殺すことをリカや桃恵は受け入れることは出来なくて・・。

しかしアイはねいるの本当の気持ちに寄り添って生命維持装置のスイッチを一緒に押すのです。

 

 

 

 

 

お話しのことは一旦置いておいて、まず見どころだったのがいつにも増して激しいワンダーキラー戦を始めとした作画への力の入れ具合!。

深夜アニメではこういうのを作るのって人手の問題もあって中々難しい時代だと思うのですが、これが無いと懸命さが伝わってこないし何より「あなたの度肝を抜いてあげる!」の台詞も決まらない!。

 

素人の感想ですがアルビノの少女の寿の作画も超大変そう(笑)。

さて話を今回のストーリーにしますがビックリするような事実がしれっと明かされていきます。

ねいるは自身が所属するプラティという団体の会員どうしの子供なのですが人工授精で生まれてきた為に親の顔を知りません。

このプラティという団体が非常に胡散臭い・・というかアカやウラアカと繋がっていてワンダーキラーと少女たちを戦わせていることが明かされます。

そしてアカとウラアカは少女たちの自殺の原因は自分たちにあると言うのですが・・以前からそう思っていたのですがこの二人、重要な事をあえて隠しているまどマギで言うところのキュゥべえ的な役回りであるのはやはり間違いなさそう。

ところで寿は死について研究していて臨死実験を繰り返していたという事でしたが、ひょっとしたら研究を続ける途中で違う並行世界である「ワンダーエッグの世界」を発見したのかも?。

そういえば番組HPのトップに『タマゴを割ってセカイを変えろ』とのキャッチフレーズが書かれていますが、それは「世界線」を修復するという意味なのでしょうか?。

そして作品タイトルについているプライオリティ(優先順位)とは何を意味してしているのか?。

 

 

 

オープニングでは四つあった卵は最後のカットでは一つだけになっています。

選べる世界線は一つだけという事?まるでシュタインズゲートで岡部倫太郎が牧瀬紅莉栖と椎名まゆりのいずれかが生きる(死ぬ)世界を選択しなければならなかったように、4人の少女はいずれかが希望する世界しか選べないのでは?。

 

 

 

何故アイは他の3人とは他人のように描かれているのか?これは世界を選んだその後を描いているのかもしれません・・というふうに妄想は膨らむばかりで(笑)。

 

 

少女たちが目の前にいる時はぞんざいな感じがするウラアカが、本当は少女たちに同情の立場を示していると取れるセリフが面白いですね。

自分を隠し汚く書きなぐる『裏アカ』だからこそ良くも悪くもそこには本当の言葉が隠れているのかもしれません・・。

また大きく話がそれてしまいましたが、先に書いた作画と同様に演出の方もこれまた練られている物になっていて。

 

 

全員が人差し指を同じ色に塗ったタイミングでねいるは寿の件を切り出します。

きっとこの三人なら自分の気持ちに寄り添ってくれるはずだとねいるが決心したのが後から分かるシーンとなっていました。

最初から親友を殺すという選択しか出来ない事が分かっているからこそ自分の苦しさに共感してほしい、というねいるの等身大の少女らしさがとてもよく伝わってくる・・。

 

 

 

アイたちが訪問していた時に何故ねいるらしくもなく部屋が散らかっていたのか?にも意味がありました。

多分それは寿がいない世界を受け入れることは出来ないというねいるの心の底の強い思いからだったのではないでしょうか。

維持装置のスイッチを切る時のねいるの感情が最後のこの場面でも押し寄せてくるのです。

これは構成の作り方が只々上手いとしか言いようがない。

そしてねいるが後にする時に部屋の状態が現在がどうなっているのかという描写はありませんでしたが、おそらく綺麗にされているような気がします。

論理的なねいるだからこそ・・画面に出さなくてもそれは想像が出来るのです。

 

 

 

 

いやー今回は全てにおいてがギュっと詰まっていたエピソードでありました!。

でもねいるには自分を刺して自殺した妹の件も残っているのですよね?、なんて重い女なんだ(笑)。

そしてアイの親友の小糸ちゃんの件をすっかり忘れそうになっている私なのでした(笑)。

小糸ちゃんを殺した(自殺させた)ワンダーキラーは誰なのか?来週の放送も楽しみです。

 

 

『ワンダーエッグ・プライオリティ』twitterまとめ&商品紹介 (2021.3.9)

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『ワンダーエッグ・プライオリティ』放送・配信情報

放送局

日本テレビ:毎週火曜/ 25:29~
札幌テレビ:毎週火曜/26:34~
山口放送:毎週木曜/25:29〜
中京テレビ:毎週土曜/25:59~
ミヤギテレビ:毎週木曜/25:39〜
福岡放送:毎週木曜/26:10~
南海放送:毎週土曜/25:25〜
読売テレビ:毎週月曜/25:59~
日本海テレビ:毎週月曜/26:05~
テレビ金沢:毎週水曜/25:34〜
青森放送:毎週金曜/25:56〜
BS日テレ:毎週水曜/25:00~
日テレプラス(CS放送):2月7日2/7(日)24:30~#1 2/14(日)24:00~#1、24:30~#2 2/21(日)24:00~#2、24:30~#3


配信

アマゾンプライム・Hulu・U-NEXT等で配信


 スタッフ・CAST

STAFF

原案・脚本:野島伸司
監督:若林信
キャラクターデザイン・総作画監督:高橋沙妃
コンセプトアート:taracod
副監督:山﨑雄太
アクションディレクター:川上雄介
コアアニメーター:小林恵祐
ゲストキャラクターデザイン:久武伊織
プロップデザイン:井上晴日
モンスターデザイン:小林麻衣子
ミテミヌフリデザイン・アニメーション:大鳥
武器デザイン:絵を描くPETER
アニメーション武器デザイン:けろりら
色彩設計:中島和子
美術監督:船隠雄貴
撮影監督:荻原猛夫
3DCG:Boundary
編集:平木大輔
音響監督:藤田 亜紀子
音楽:DÉ DÉ MOUSE ミト(クラムボン)
音響効果:古谷友二
企画プロデュース:植野浩之(日本テレビ)中山信宏(アニプレックス)
制作:CloverWorks
製作:WEP PROJECT
主題歌:アネモネリア


CAST

大戸アイ:相川奏多
青沼ねいる:楠木ともり
川井リカ:斉藤朱夏
沢木桃恵:矢野妃菜喜
アカ:内田夕夜
裏アカ:高橋広樹
大戸多恵:白石晴香
長瀬小糸:田所あずさ