2021年冬アニメ新番組 ワンダーエッグ・プライオリティ 第1話「子供の領分」感想・作品情報まとめ

人気ドラマのヒットメーカー・脚本家の野島伸司が手掛ける初アニメ作品はファンタジーと思わせて実は「現実」を描いている物語?。失った親友・長瀬小糸を取り戻すため、孤独な主人公・大戸アイのセカイを変える戦いが今始まります!。

・2021年冬アニメ新番組『ワンダーエッグ・プライオリティ』第1話「子供の領分」視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。

 

INTORODUCTION

14歳の少女・大戸アイは、深夜の散歩の途中で出会った謎の声に導かれ、「エッグ」を手に入れる。
「未来を変えたいなら」
「今はただ選択しろ」
「さぁ、自分を信じて——」
「エッグを割れ——」
「エッグ」を割った先で、アイを待つものとは……(HP引用)

第1話【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第1話 あらすじ

14歳の少女・大戸アイは、深夜の散歩の途中で出会った謎の声に導かれ、不思議な「エッグ」を手に入れる。
「エッグ」を持て余していたアイが、翌日昨夜の場所に再び向かおうと玄関のドアを開けると、そこはなぜか、どこかの学校の校舎に繋がっていた。
不気味な雰囲気漂う校内の様子に戸惑い逃げ込んだトイレで、アイは謎の声に促され、ついに「エッグ」を割ってしまう……。(HP引用)

脚本:野島伸司 絵コンテ:若林 信 演出:若林 信 作画監督:高橋沙妃

アニメ視聴感想(第1話)

数々のヒットドラマを生み出した脚本家・野島伸司氏が初めて手掛けるアニメ作品—、それが今冬アニメシーズン放送の「ワンダーエッグ・プライオリティ」です。野島さんと言えば90年代の初頭にいわゆるトレンディドラマ(死語だ)で高視聴率番組を立て続けに生み出すヒットメーカーのイメージが、私の様なオジサン世代(40~50代)には強いかと。

話しは逸れますが、野島氏が手掛けたドラマで私が好きだったのは竹野内豊・山崎努主演の「世紀末の詩」です。この二人を中心にして愛するが故最後に訪れる悲劇——、各話単独でそのエピソードが描かれるのですが最終回のラストが特に記憶に残っていて・・。

ぜひ視聴をお勧めしたいし私自身もまた観てみたいのですが、20年以上前の作品のためなのか現在は配信はおろかDVDのレンタルもされていないようで(泣)。

昔話から今作へと話しを戻しますが、早速に第1話を観た感想を書くと引き込まれるお話しになっていてその作り方も実に興味深い!。自分が埋葬したカナブン(!)の導きで不思議の世界へ入った主人公の大戸アイは、そこで不思議な卵「ワンダーエッグ」から生まれた西城くるみと出合い、そして顔を持たない「敵」から彼女を助けることで自殺した親友を取り戻す事が出来るのを知るのですが・・。

何かと引き換えに何かを得る事が出来る・・とも取れるお話しの展開はどこか「魔法少女まどか☆マギカ」を連想したりもして?。

「エッグを割るんだ!」というカナブンのセリフ、なんだか「僕と契約して魔法少女になってよ!」というキュゥべえを思い出して不安な気持ちになるのですが・・。

野島氏が原案・脚本担当ということで、さらっとアニメのトレンドは押さえているということ?。作品紹介の中に「セカイ」というワードもあったりして、最先端のトレンドではないにしても何がウケるのか?はヒットしたアニメを視聴して(?)ちゃんと研究されているような気がします。
今のアニメのリアルな流行りでいうとジャンルは「異世界転生モノ」となるのでしょうが・・。

もし野島氏が異世界モノでシナリオを書いたら、主人公の前世を掘り下げて描きすぎて因果応報なBAD ENDになったりして。その手の視聴者層から避難の嵐!まで妄想できて・・でもそれはそれで面白そう(笑)。

入り込んだ不思議の世界で「敵」の攻撃で傷を負うアイ、この世界では眼と心臓意外にダメージを受けても死なないのですが戻った現実世界ではそれは本当の傷として自身に現れます。つまり・・この不思議な世界はリアルワールドと繋がっている「ネットの世界」というのを暗示している気がします。

くるみを襲う顔はハッキリしない敵やそれに追従する仮面をつけた「見て見ぬふり」は姿を見せることない加害者をイメージさせます。それが確信できるのは終盤に登場した不思議の世界の住人・アカと裏アカの登場です。

この二人がカナブンの正体?。そして感情が見えない二人の顔は、まるでSNSのアイコンを思わせて・・。

親友を取り戻すことが出来るかも!?という事で最後は明るい表情を見せるアイなのですが・・野島氏がアニメのトレンドを押さえているとすれば波乱の展開予想出来そうで?。タイトルについている「プライオリティ」が意味するようにアイは何を選択すればいいのか、というセカイ系の要素も途中あるのかもしれません。

瞳がオッドアイなので名前が大戸アイとは・・それではイジメられるはず(笑)。アイの身体的なこの特徴も一時期流行った「厨二アニメ」をトレンドとして取り入れているのかな?、実はこれからのお話しにおいて邪眼的な意味を持ってきたりして?。

ちょっとしつこいですが百合の要素を感じる場面もあって、野島さんはトレンドを研究しているのではなく普通にアニメが好きなのかな?なんて思ったりもします。そして氏のアニメの好みが見えてくるような?気が(笑)。

という事で次回はどんなトレンドが入ってくるのか?次週の放送が楽しみです。

 

 

 

『ワンダーエッグ・プライオリティ』twitterまとめ&商品紹介 (2021.1.11)

『ワンダーエッグ・プライオリティ』放送・配信情報

放送局

日本テレビ:1月12日 毎週火曜/ 25:29~
札幌テレビ:1月12日 毎週火曜/26:34~
山口放送:1月14日 毎週木曜/25:29〜
中京テレビ:1月14日 第1話(1月14日)25:37〜※第2話(1月23日)以降毎週土曜/25:59~
ミヤギテレビ:1月14日 毎週木曜/25:39〜
福岡放送:1月14日 毎週木曜/26:10~
南海放送:1月16日 毎週土曜/25:25〜
読売テレビ:1月18日 毎週月曜/25:59~
日本海テレビ:1月18日 毎週月曜/26:05~
テレビ金沢:1月20日 毎週水曜/25:34〜
青森放送:1月22日 毎週金曜/25:56〜
BS日テレ:1月13日 毎週水曜/25:00~
日テレプラス(CS放送):2月7日2/7(日)24:30~#1 2/14(日)24:00~#1、24:30~#2 2/21(日)24:00~#2、24:30~#3

配信

アマゾンプライム・NETFLIX・Hulu・U-NEXT等で配信

 スタッフ・CAST

STAFF

原案・脚本:野島伸司
監督:若林信
キャラクターデザイン・総作画監督:高橋沙妃
コンセプトアート:taracod
副監督:山﨑雄太
アクションディレクター:川上雄介
コアアニメーター:小林恵祐
ゲストキャラクターデザイン:久武伊織
プロップデザイン:井上晴日
モンスターデザイン:小林麻衣子
ミテミヌフリデザイン・アニメーション:大鳥
武器デザイン:絵を描くPETER
アニメーション武器デザイン:けろりら
色彩設計:中島和子
美術監督:船隠雄貴
撮影監督:荻原猛夫
3DCG:Boundary
編集:平木大輔
音響監督:藤田 亜紀子
音楽:DÉ DÉ MOUSE ミト(クラムボン)
音響効果:古谷友二
企画プロデュース:植野浩之(日本テレビ)中山信宏(アニプレックス)
制作:CloverWorks
製作:WEP PROJECT
主題歌:アネモネリア

CAST

大戸アイ:相川奏多
青沼ねいる:楠木ともり
川井リカ:斉藤朱夏
沢木桃恵:矢野妃菜喜
アカ:内田夕夜
裏アカ:高橋広樹
大戸多恵:白石晴香
長瀬小糸:田所あずさ