のんのんびより のんすとっぷ 第7話「ハラハラする秋だった」感想・作品情報まとめ(第3期)

授業参観の知らせを聞きこの世が終わった表情の夏海、一穂と一緒に不勉強を必死に取り繕うも最後は鬼が笑うことに・・(怖)。しおりがぶつける素朴な疑問の禅問答に自己概念を崩壊させるれんげ!、いくら知識で理論武装していても真っ直ぐなしおりの瞳には敵わないのです(笑)。

・2021年冬アニメ『のんのんびより のんすとっぷ』第7話「ハラハラする秋だった」視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。

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第7話【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第7話 あらすじ

宮内一穂は終わりの会で、明日は授業参観だと生徒たちに告げます。
越谷夏海は、いつもの体たらくが母の雪子にバレる事に絶望していました。「勉強していなかった夏海が悪い」と笑っていた一穂ですが、夏海は「一穂が自習中に居眠りしている」事も雪子に伝えている様子。
授業参観の内容次第では自分にも被害が及ぶと焦った一穂は、必死になって夏海に勉強を教え始めるのですが…。(HP引用)

 脚本:山田由香 コンテ:相澤伽月 演出:矢吹 勉 作画監督:中尾彩香 総作画監督:古川英樹

感想(第7話)

一穂から突然の授業参観実施を言い渡されこの世が終わった顔の夏海、このままでは日頃真面目に勉強していないのを鬼よりも怖い母にバレてしまう・・。その被害が夏海を教えている自分にも振りかかりそうな事を知った一穂は夏美を一夜漬けで教え直すのでしたが・・。

中学生にもなって掛け算九九の「八の段」が言ず口ごもってしまう夏美の代わりに自分が即答するという地獄のフォローを入れる小学1年生のれんげ(笑)。なんというナチュラルボーンキラーなのか!。

当然この体たらくに夏美ママは鬼の形相!夏美と一穂を睨むのですが、いつの間にかママは穏やかな仏の表情に・・何故?。

もうこれ以上戦えない夏美の姿に一穂はタオルを投入して試合は終了。ゴングが鳴り終わり二人の健闘をママが称えてくれるのかと思いきや、微笑んでいたのは夏美と一穂への「怒り」をチャージしている次のフェーズへ移行していたからなのね(笑)。

二人の試合はまだ終わっていなかった・・この後でエネルギー充填率120%のママから夏美と一穂は滅多打ちにされた事でしょう(怖)。

続く駐在所の娘・しおりとれんげが作る不思議な時間のエピソードがクオリティの高いシュールワールドを作り出していて、いつの間にか「!」となってしまった。ペットで犬を飼うことが出来ないためボールに名前を付けお散歩させようとするという、シュールにしてもレベルの高すぎるしおりの行動で二人の禅問答がスタート!。

純粋で素朴な疑問をぶつけてくる真直ぐな瞳のしおりに、様々な事を知っているが故に深みにハマっていくれんげ。やがては最後「真ん丸な物はこの世に存在しない」という結論に行き着き、れんげの自己概念は崩壊するのです・・。

シュールというかちょっと怖くなったかも(笑)。

穢れない幼女のしおりと汚れちまった悲しいれんげが出合うことで起こる化学反応が更に高レベルなシュールな世界を作り出していました。壮大な自然の光景と時間の経過の演出で人間の存在のちっぽさも同時に描かれているという(笑)。

これは現代社会で情報に振り回され生きている人々が如何に何も知らないという皮肉な風刺を描いているのか!?・・なーんてね(笑)。とにもかくにも毎度のことながら間の作り方がまさに絶妙!なのです。

4. 第4話 夏休みがはじまった

最後のお話しは何とここで第1期で登場した沢蟹?をれんげが飼うというエピソード。第1シーズンでれんげが命名したカニの「お塩」を飼うために夏美がその手助けをしてあげるという「ほのぼの」とした内容なのですが、前の二つの印象が強烈すぎて何か物足りない。

なんて思っていたら最後ある意味ホラーなオチが用意されていたのでした(笑)。このオチも考えようによっては意味が深そう・・なんて思った今回ののんのんびよりでした。

今回

いつも

今回エンディング前のアイキャッチがいつものれんげと蛍ではなく越谷姉妹に変っていました。確か毎シーズン放送スケジュールの終盤に入ると小鞠と夏美に変っていたような気が・・ということでもうすぐ第3シーンも終わりが近いということなのですよね。

寂しい・・そして来季(2021年春)作品のラインアップで「萌え日常コメディ系」のアニメって確かなかったような気が。一世を風靡した「萌え」もさすがにもう死んでしまったということか?。時代は萌えではなくストレートな「ポルノ」なのかな?。

それが悪いとは言わないけれど、流行り廃りというよりアニメの視聴者層の変化(配信)や余裕のない閉塞感が強い今の時世を反映しての人気であるような気がします。目の肥えたコアなファン向けの深いテーマや直接的でない味わいを持っている作品よりも、時代はファンタジーで分かりやすくお手軽なエロとグロ!なのでしょうかね。

それはコロナの流行で経済が疲弊しているせい?、そしてこのトレンドの方向性はしばらく続く?。後に振りかえった時、今がアニメの黒歴史の時代とならなければよいのですが・・。

 

『のんのんびより のんすとっぷ』twitterまとめ&商品紹介 (2021.2.22)

 

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『のんのんびより のんすとっぷ』放送・配信情報

放送局

テレビ東京:毎週日曜 25:35~
テレビ大阪 : 毎週水曜 26:35~
テレビ愛知:毎週日曜 25:35~
BSテレ東: 毎週月曜 24:30~
AT-X:毎週木曜 21:30~リピート放送:毎週月曜 9:30~、毎週水曜 15:30~

配信

アマゾンプライム・NETFLIX・Hulu・U-NEXT等で配信

 スタッフ・CAST

STAFF

原作:あっと (月刊コミックアライブ連載/KADOKAWA刊)
監督:川面真也
シリーズ構成:吉田玲子
キャラクターデザイン:大塚 舞
総作画監督:大塚 舞 古川英樹
色彩設計:重冨英里
美術監督:横山淳史
美術:草薙
撮影監督:佐藤 敦
編集:坪根健太郎
音響監督:亀山俊樹
音楽:水谷広実
音楽制作:ランティス
オープニングテーマ:「つぎはぎもよう」歌:nano.RIPE
エンディングテーマ:「ただいま」歌:宮内れんげ(小岩井ことり)、一条蛍(村川梨衣)、越谷夏海(佐倉綾音)、越谷小鞠(阿澄佳奈)
アニメーション制作:SILVER LINK.

CAST

宮内れんげ:小岩井ことり
一条 蛍:村川梨衣
越谷夏海:佐倉綾音
越谷小鞠:阿澄佳奈
越谷 卓:???
宮内一穂:名塚佳織
加賀山楓:佐藤利奈
宮内ひかげ:福圓美里
富士宮このみ:新谷良子
篠田あかね:田中あいみ
しおり:久野美咲