バック・アロウ 第3話「巨大な城艦(ふね)は希望になるか」感想・作品情報まとめ

新しい土地と引き換えにアロウをイキ合愁国へ差し出すビットたち、しかし厄介事を恐れた大統領は城艦は無かったことにしようとして!?。悩み考える今までの主人公とって揺らぐことない信条を持つイレギュラーなアロウ、それは時代が求めてるヒーロー像なのかも?。

・2021年冬アニメ『バック・アロウ』第3話「巨大な城艦(ふね)は希望になるか」視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。

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二大大国・レッカとリュートの争いに翻弄されるエッジャ村、エルシャ達に「壁の外」へ一緒に行こうと提案するアロウ。そして地下…

第3話「巨大な城艦(ふね)は希望になるか」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第3話 あらすじ

襲撃に失敗したイキ合愁国は、新しい土地を提供する代わりに、巨大城艦とアロウを引き渡すようエッジャ村に提案を持ちかける。村人たちは故郷を捨てることに不安を抱きながらも、その提案を受け入れる。
いざ新天地へ進みだしたかと思われたその瞬間、城艦への攻撃が始まった。イキ合愁国・ガライ大統領の本心は、責任逃れのために城艦と村人たちを生き埋めにして、その存在をなかったことにすることだったのだ。
アロウと共にブライハイトを操りその罠を退けたエルシャたちは、城艦を「グランエッジャ」と名付け、壁を目指すことにする。
しかしその頃、レッカ凱帝国ではシュウがアロウたちの殲滅に動き出そうとしていた。(HP引用)

脚本:中島かずき 絵コンテ:須永 司 演出:藤瀬順一 作画監督:高橋美香、高澤美佳、吉岡 勝

感想(第3話)

壁の外に出たいというアロウ、しかしそのために誰かが酷い目に会うのは嫌だと囚われの処遇を受け入れます。以前の記憶が全くないという彼は自分には信念がないと言うのですが、その代わりに堅く決めた「信条」を持っているみたい。

似たような二つの言葉ですが信念を貫く為だったら何をしてもいいという訳ではなく、信念の正しさや強さを支えるのには先に信条があるべきという事なのかも。そしてアロウがブライハイトを破壊しても機装顕現者が死ぬことがないのは、アロウが持つ信条ゆえにそうなっているように思えます。

アロウを合愁国に引き渡すかどうかでアタリ―と意見を対立させたエリシャですが、やはり正しいと思う信念の前に守らなけらばならない信条があることが視聴者には伝わったのではないでしょうか。行動の正しさは結果ではなく、そこまでの過程で自身に課せられたルールを曲げない事。

アロウとアタリ―に返り討ちにされ、それでも厄介事を恐れる大統領たちに「国を出て行ってほしい」と言われたエリシャ。しかし自分の選択が誤っていたことを正し「(それで)いいじゃない!」と信条にそった返答をするのです。

厳しい選択に迫られることがあっても結果だけを追えば良くない結果が待っているはず。ありきたりでもあった今回のお話しでしたが成果主義極まる現代の社会に対する皮肉が今更に込められていたのかもしれません・・。

とにかく主人公のアロウの今時の作品の主人公は持っていない(!)「主人公力」にシビますね!。全く奇をてらっていないストレートなヒーローなのに、それが彼の最大のキャラクターの魅力となっています。今の複雑にうごめく時世を考えるとアロウのようなシンプルな信条を持つ主人公を時代は求めているのかも?。

悩み考える立ち止まるという「等身大」の主人公の時代が永く続いていると思いますが、こんな困難な時代だからこそ揺るがない正しさを持つアロウのような規格外の主人公のお話しを今こそ観たい!なんて思った私なのでありました。

でもひょっとして悩まない主人公なんて感情移入が出来ない!と感じる人が圧倒的に多数なのも理解できて(笑)。本来はアロウのような主人公がレギュラー(正規)であるはずなのに、いつからイレギュラー(変則)になってしまったのか・・。

凱帝・ゼツにアロウと城艦「グランエッジャ」の殲滅を任されるシュウですが、それを素直に執行するのではなく何か企みを持っているような気が・・ということで次週のお話しが楽しみです。

「たったひとつの星(国)に捨てられー 終わりない旅ぃー 君とあゆむとー」予想していた通りスペースランナウェイ展開になったのですが、某伝説巨神と違って悲壮な感じが全くないのがまた善い(笑)。戦闘シーンがあるのに誰も死なない今時ではない「掟破り」なこの感じ、ぜひこのまま貫いてほしいなー。

 

『バック・アロウ』twitterまとめ (2021.1.22)

 

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『バック・アロウ』放送・配信情報

放送局

TOKYO MX:1月8日(金)24:00~
群馬テレビ:1月8日(金)24:00~
とちぎテレビ:1月8日(金)24:00~
BS11:1月8日(金)24:00~
ABCテレビ:1月9日(土)26:30~
AT-X:1月11日(月)21:00~

配信

アマゾンプライム・Hulu・U-NEXT等で配信

 スタッフ・CAST

STAFF

監督:谷口悟朗
シリーズ構成・全話脚本:中島かずき
キャラクター原案:大高 忍
キャラクターデザイン・総作画監督:菅野利之
ブライハイトデザイン:天神英貴
CGアクションスーパーバイザー:山根理宏
音楽:田中公平
CG制作:ダイナモピクチャーズ
撮影:チップチューン
背景:スタジオワイエス
アニメーション制作:スタジオヴォルン

CAST

バック・アロウ:梶 裕貴
アタリー・アリエル:洲崎 綾
エルシャ・リーン:小澤亜李
ビット・ナミタル:小野賢章
カイ・ロウダン:置鮎龍太郎
シュウ・ビ:杉田智和
レン・シン:潘めぐみ
フィーネ・フォルテ:小清水亜美
プラーク・コンラート:小松未可子
バーク・リーン:河本邦弘
ソーラ・アシン:関 智一
アニー:上田麗奈
ジム:松本沙羅
トム:永瀬アンナ
サム:長縄まりあ
ゼツ・ダイダン:堀内賢雄
テイ・ホウワ:三宅健太
バイ・トウアツ:稲田 徹
ゴウ・ザンガ:檜山修之
バラン・スジータ:間宮康弘
ピース・グリンハウス:遠近孝一
デマイン・シャフト:北沢 力