2020年春アニメ新番組 かくしごと 第1号「かくしごと」「ねがいごと」感想・作品情報

「父ひとり娘ひとり」のホームコメディ開幕!お下劣なギャグとスマートなビジュアルとのギャップに引き込まれる注目作『かくしごと』、主人公『後藤可久士(ごとうかくし)』の決して知られたくない「書く仕事」が天使のような娘・姫にバレてしまった所から物語はスタートして!?・・

・2020年春アニメ新番組『かくしごと』第1号「かくしごと」「ねがいごと」の視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。

2020年春アニメ新番組『かくしごと』観てみました!

2020年春アニメ新番組『かくしごと』を観たのでプチ感想を書いてみたいと思います。春からスタートするアニメ番組の視聴は一部の作品を除き、録画や配信サービスを利用して「後追い」する予定だったのでこの作品の事は全くのノーチェック。

・・というか殆どの作品がそうなのですが(笑)。アニメへの愛が薄れてきた?でもその中で偶々とても気になる作品を見つけてしまい・・。

それが漫画家の主人公とその娘との生活を描いた作品『かくしごと』です。何故に私がこの作品が気になってしまったのか?等々はまた後で書いていきたいと思います。

第1号「かくしごと」「ねがいごと」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【あらすじ】第1号

ちょっと下品な漫画を連載中の後藤可久士は、娘の後藤姫にバレるのを恐れ、「漫画家であること」を隠し続けていた。ある日、連載する「週刊少年マンガジン」の新しい担当編集者・十丸院五月から打ち合わせの連絡が入る。しかし、一向に十丸院は仕事場にあらわれない。なんと十丸院は間違えて自宅へ訪問していたのだった!?「姫が留守番している家に編集者が来たら、漫画家だとバレてしまう!」と、可久士は自宅めがけて飛び出していく。(HP引用)

脚本:あおしまたかし 絵コンテ:村野佑太 演出:松尾晋平 作画監督:遠藤江美子

【アニメ視聴感想】(第1号)

後藤可久士は『きんたましまし』という代表作を持つ「お下劣」な作風を得意とする漫画家。しかし娘の『姫』が生まれたのをきっかけに、それを知られないよう漫画家稼業を続けていたのですが・・。

冒頭で早速その「隠し事」がバレてしまうという、まるで物語のラストを描いている様なシーンからスタート。そこからビジュアルセンスの高い(!?)のオープニングに繋がっていくというこれ以上ない「掴み」で物語に引きこまれていきます。

そしてお話しの核心(!)でもある「お下品ネタ」で大爆笑!再度ここで「掴み」はOK!!なのです。劇中で連呼される「きんた・ましまし」(セリフではちゃんと区切られている)が頭から離れません(笑)。

コミック原作者の『久米田康治』さんの作品はだいぶ昔に「行け!!南国アイスホッケー部」しか読んだことがないのですが、この漫画ではとにかく「お下品なネタ」が溢れてた(笑)。主人公の可久士は久米田さん自身を投影しているのかも?。

とにかく姫ちゃんがカワイイ!穢れない天使のようなその振る舞いに、汚れきっている可久士が自身の本当の姿を知られたくないと思うのは当然のこと。故に秘密を知られてなるまいと全力で必死になる可久士のその姿が可笑しいのです。

漫画家を描く作品ということで集中線や網掛け等の「漫画的表現」の演出が随所に見られ映像化に際しての拘りを感じます。ちょっとまだ原作は未読なんですがその味を上手く活かそうとしている?というのもあるのかな。

お話しがテンポよく流れていくところにそれを感じます。

ところで先に書いたこの作品が気になった理由というのがtwitterで流れてきたこのエンディングPVに目が留まったからなんです。

私は「大滝詠一」ドストライク世代なので流れてきた聞き覚えのあるイントロに思わず「エッ!、嘘でしょ!?」。EDの背景に流れるビジュアルに「鈴木英人」氏の描いたロングバケーションのジャケットイラストとの高いシンクロを感じる・・。

原作コミックの表紙を見ると最近(昔から?)の久米田さんの画風として鈴木英人さん影響を受けている気もします。というかパロディとして意図的にそうしている?(笑)。とにかく原作の持つビジュアル感との相性はバッチリ!そしてアニメ作品本編にも興味を持った私なのでありました。

観た後の感想としては姫ちゃん可愛い!と呪文のような「キンタ・マシマシ」が頭から離れん!!(笑)だったのですが、それだけで物語は終わらなそう。おそらくギャグを主軸に描かれるコメディ作品なんでしょうけど、オープニングからお話しの行方を察するところもあり展開が気になりますね。

OP冒頭とラストカットでは成長した姫の傍に何故なのか可久士はいない・・。一番最後のカットもよく見ると同じ場所(時間?)に二人は立っていないんですよね。

そしてエンディングでは離れ離れであった二人は再会して・・ともとれる内容になっていて実はドラマとしてプチシリアスな見所も用意されているのかもしれません。ちょっと一筋縄ではいかなそうな展開を想像してどんなお話しになっていくのかとても興味が湧いてきます。

ということで次回もとても楽しみ!。ぜひリアルタイムで観たいのですが・・悲しい(泣)。

業界のことや実在企業をdisっていましたが、これはきわどい(笑)。こんなに漫画家は虐げられているんだッ!!という原作者の叫びがと恨の念がひしひしと伝わってきます。それにしても都会のお洒落な書店(ツ〇ヤ?)には漫画が無いって本当なんですか!?。

都会に生息する「おしゃれピープル」たち恐るべし!!。

 

『かくしごと』商品紹介

■『かくしごと』関連商品 

ブルーレイ
原作コミック

『かくしごと』放送・配信情報

放送局

TOKYO MX  毎週木曜 24:00~ 毎週日曜 11:00~
サンテレビ  毎週木曜 24:30~
BS日テレ  毎週木曜 23:30~
AT-X 2020年4月2日から 毎週木曜 23:30~
リピート放送:毎週(土)15:30/毎週(日)23:00/毎週(水)7:30

配信

Amazonプライム・U-NEXT・HULU・dアニメストア等で配信

『かくしごと』スタッフ・CAST

STAFF

監督:村野佑太
シリーズ構成・脚本:あおしまたかし
キャラクターデザイン:山本周平
総作画監督:西岡夕樹 遠藤江美子 山本周平
プロップデザイン:ヒラタリョウ
美術監督:本田光平
美術設定:岩澤美翠
美術:草薙
色彩設計:のぼりはるこ
撮影監督:佐藤哲平
撮影:旭プロダクション白石スタジオ
編集:白石あかね
音楽:橋本由香利
音響監督:納谷僚介
音響制作:スタジオマウス
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
アニメーション制作:亜細亜堂
製作:かくしごと製作委員会

CAST

後藤可久士:神谷浩史
後藤 姫:高橋李依
十丸院五月:花江夏樹
志治 仰:八代 拓
墨田羅砂:安野希世乃
筧 亜美:佐倉綾音
芥子 駆:村瀬 歩
六條一子:内田真礼
ナディラ:加藤英美里
マリオ:浪川大輔
古武シルビア:小澤亜李
東御ひな:本渡 楓
橘地莉子:和氣あず未
千田奈留:逢田梨香子
汐越 羊:古城門志帆
城路久美:原 由実
大和力郎:小山力也
内木理佐:沼倉愛美