2019年冬アニメ新番組『盾の勇者の成り上がり』第1話「盾の勇者」視聴感想[ネタバレあり]

俺強えー!な爽快感は全くナシ!?、「異世界転生もの」異色の主人公・盾の勇者ここに誕生!

・2019年冬アニメ新番組『盾の勇者の成り上がり』第1話「盾の勇者」視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。

2019年冬アニメ『盾の勇者の成り上がり』視聴しました

放送前のPVを見て2019年冬アニメで一番期待している「盾の勇者の成り上がり」。「異世界転生なろう」ものは個人的にハッキリ言って好きじゃない(笑)ジャンルなのですが、PVの作画がよかったので結構期待してAT-Xの先行放送を視聴してみました。

それで「ちょっとした感想」を書いてみたいと思います。

「盾の勇者の成り上がり」とは
『盾の勇者の成り上がり』(たてのゆうしゃのなりあがり)は、アネコユサギによる日本のライトノベル。イラストは弥南せいら。2012年から小説投稿サイト「小説家になろう」にて連載中。また、2013年からMFブックス(KADOKAWA)より書籍化されている。『コミックフラッパー』(KADOKAWA)にて2014年3月号より、藍屋球による漫画版が連載されている。累計発行部数は2018年12月の時点で330万部。

第1話「盾の勇者」【ストーリー】

vlcsnap-2019-01-03-10h29m48s740

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一話 あらすじ

図書館で『四聖武器書』という本を読んでいたところ、突如として異世界へ召喚された大学生・岩谷尚文。伝説の勇者の一人「盾の勇者」として世界を救うことになるが、ある朝、金と装備が盗まれてしまう。(HP引用)

脚本:小柳啓伍 絵コンテ:阿保孝雄 演出:垪和等 作画監督:世良コータ 山村俊了 山本善哉 大高雄太 谷口義明 粟井重紀 飯飼一幸

アニメ視聴感想(第1話)

主人公が異世界に召喚されその世界を救う、というイントロダクションまでは他の「なろう」作品と一緒なんですがその後がリアルというか生々しい展開。

召喚された主人公「岩谷尚文」以外の三人の勇者はなんと世界を救う為の「報酬」を要求します!!。そうですよね・・タダで世界を救うなんて事の方が冷静に考えればおかしい。

そして普通は主人公の仲間となるキャラクターが都合よく登場していくのがこの手の物語のお約束なんですが、誰も「仲間にならない」(笑)。

唯一仲間となってくれた美女も主人公が持っている「金貨」が目当てですぐに裏切ります・・。パターンを破った物語の始まり方にすごく新しさを感じたのですが・・。

1話を観た感想としては正直なところ目新しさは感じても、何故か「気持ち良くない」でした。最初は召喚されて異世界での活躍を夢見てウキウキだった主人公のテンションの落ちっぷりが落差ありすぎで・・。

「こんな世界誰が救ってやるものか!!」というセリフに観ている私もテンションがダウン↓。1話はこんな感じで終わったので「異世界転生もの」の王道の流れを期待している視聴者は今話で「切って」しまうのでは?という不安も大。

あえて逆を描いている目新しさからそれが「気持ち良さ」につながる展開に期待していたんですけどね・・。今のところやられっぱなしで終了、いつもは「俺強えー!」な作品を嫌悪していたのに何かモヤモヤした感じ。

やっぱり「王道」って大切なんでしょうか?。でも1話はまさにプロローグが描かれているところで終わった印象なので、本当に盛り上がる「面白い所」は次回以降のような気も。なので作品の評価は2話の「視聴待ち」ということにさせて下さい!。

気になったのは色々と「ツッコミどころ」があること。世界を救う勇者として主人公は召喚されるのですが、自身の装備された武器が「盾」なので攻撃の能力が低い。お話の展開を面白くするための設定ですが、よく考えたらそんな使えない勇者「なんで召喚した?」。

それとVRMMOゲームみたいにステータスが視界に表示されるのも個人的には萎えるんですよね・・。これってSAOやアクセルワールドみたいに「ゲーム世界」が舞台である作品で初めて生きる描写だと思うんです。

原作がそうなっているのでしょうけど「転スラ」なんか観ていてもなんだか寒さを感じしらけてしまうんです。それどういう原理?ゲームじゃないのに、って。

一方、面白くなりそうな要素としては召喚された他の3人の勇者とは「敵対関係」で話が進みそうなところでしょうか。しかもこの勇者たちは主人公のことを大きく「見下して」います。

剣の勇者・天木 錬(cv.松岡 禎丞)

 

この松岡さん演じる剣の勇者(黒の剣士!?)はVRMMOが普及している平行世界の日本から召喚され、「綺麗なキリト」をイメージさせるキャラなんですがそれを出し抜く展開があると想像したら結構気持ちいい!?(かも)。

しかし松岡さんのキャスティングは明らかに狙っていますよね(笑)。ちなみに武器屋の親父役は安元洋貴さん。まんま「エギル」です(笑)。

かなり期待していた分、厳しめな事ばかり書いてしましましたが画のクオリティは文句なしで良い!。それだけを目的に観ても全然よい作品だと思います。でもメインヒロインのビジュアルは地味かな・・。

けも耳娘は異世界作品で王道の「エルフっ娘」に敵うのか?、良い意味悪い意味両方で「媚びていない」。人気が出るかどうかは微妙なのです・・。

奴隷の少女 ラフタリア cv.瀬戸 麻沙美

尚文が最初に買ったラクーン種と呼ばれる亜人の奴隷。真っ直ぐな性格。尚文の剣として素直に付き従っている。

話は変わりますがこの作品、今までの「なろう作品」のユーザーである「比較的年齢層の高い男性」は狙っていないのかもしれません。男性が好きそうなシチュエーションが今のところ少ないので、ひょっとしたら「女子」をターゲットとした作品に思えたりもします。

俺強えー!(イキリッ)ではなく「俺弱えー(泣)」な異色作・盾の勇者の成り上がり、奇をてらった作品で終わるのかそれとも・・次回の展開が楽しみです!。

■「盾の勇者の成り上がり」関連商品

原作小説

コミカライズ

ブルーレイ

フィギュア

 

 放送局・配信情報

放送局
AT-X 毎週水曜 22:00~
リピート放送: 毎週金曜 14:00~ / 毎週日曜 23:00~ / 毎週火曜 6:00~
※週1話ずつ4回放送
TOKYO MX 毎週水曜 25:05~
テレビ愛知 毎週水曜 26:35~
KBS京都 毎週水曜 25:05~
サンテレビ  毎週水曜 25:30~
TVQ九州放送 毎週水曜 26:35~
BS11 毎週水曜 25:30~

配信

dアニメストア・ Hulu・ U-NEXT・Amazonプライム・ビデオ FOD・ Netflix等で配信

スタッフ・CAST声優

スタッフ

原作 – アネコユサギ
原作イラスト – 弥南せいら
監督 – 阿保孝雄
シリーズ構成 – 小柳啓伍
キャラクターデザイン・総作画監督 – 諏訪真弘
デザインリーダー – 高倉武史
デザインアシスタント – 和田慎平
モンスターデザイン – 森賢
アクション設計 – 黒田結花
プロップデザイン – 杉村絢子
色彩設計 – 岡松杏奈
ビジュアルアドバイザー – 増山修
美術 – 木下晋輔、西口早智子、明石聖子
3DCGディレクター – 越田祐史
2Dアーティスト – hydekick
モーショングラフィックス – 上村秀勝
撮影監督 – 梶原幸代
編集 – 須藤瞳
音響制作 – グロービジョン
音響監督 – 郷文裕貴
音楽 – Kevin Penkin
音楽プロデューサー – 飯島弘光、植村俊一
アニメーション制作 – キネマシトラス

CAST声優

盾の勇者 岩谷尚文 : 石川 界人
奴隷の少女 ラフタリア : 瀬戸 麻沙美
フィロリアル フィーロ : 日高 里菜
剣の勇者 天木 錬 : 松岡 禎丞
槍の勇者 北村元康 : 高橋 信
弓の勇者 川澄 樹 : 山谷 祥生
メルティ : 内田 真礼