『どろろ』第12話「ばんもんの巻・下」視聴感想[ネタバレあり]

目の前で母を失う百鬼丸と多宝丸、残酷な因果の鎖から逃れられない兄弟二人に待つものは?・・

・2019年冬アニメ『どろろ』第12話「ばんもんの巻・下」視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。

前回の感想記事

Hi.アニ!

父と息子の再会、しかし父・醍醐景光は国のため息子である百鬼丸に再び手を掛けるのか!? ・2019年冬アニメ『どろろ』第1…

自分の体を鬼神との取引に売り渡した父「景光」と再会する百鬼丸。心の眼に映る景光の色は「血の赤」が混じった自分のそれと似た色。百鬼丸は目の前の男が父であることを直感で理解したのでしょうか・・。

まあ、百鬼丸は勘がいいですからね。父がお題となっている「劇」も観えないのにえらく熱心に鑑賞してましたし(笑)。

第12話「ばんもんの巻・下」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■第12話 あらすじ

我が子を鬼神に差し出した景光。奪われた身体を取り戻さんとする百鬼丸。今二人は、運命に引き寄せられるように向かい合う。(HP引用)

アニメ視聴感想(第12話)※ネタばれ注意

醍醐の国の民の為、百鬼丸を救うことは出来ないとその目の前で自害する母「縫の方」。醍醐一家に訪れたあまりにも酷な展開に思わず絶句です・・。初めは兄を殺すことに悩み苦しんでいた多宝丸でしたが、母の死を目にして何が何でも百鬼丸を殺す気持ちに憑りつかれそう。

今話では母のことを思う時の百鬼丸の表情を意図的にあまり見せない演出がされていました。「おっかちゃん」の言葉を口にした後、安らいだように見える口元の演技がいいですね。どんな表情なのかは視聴者にお任せ(笑)。でも「どんな顔」で描けばいいのかこの母子の事情を考えると難しいというのもあるのかも?。

そして助六が母に再会した場面、百鬼丸は一体何を思ったのでしょうか。一見ハッピーエンドの場面ですが、助六親子を見つめるその表情は画面からは隠されています・・。それを見ることができるのはどろろだけです。

今までは只本能的に鬼神と戦っていた百鬼丸でしたが、今話でその目的の意味はかなり変わったような気がします。「戦」を憎む百鬼丸、一体自分は何と戦うべきなのか・・次なる展開に早くも期待なんですが、来週はなんと放送が「お休み」(笑)。再来週を楽しみに待つとしましょう!。

「どろろ」新章PV解禁

※新章のOPテーマは「ASIAN KUNG-FU GENERATION」、EDが「Eve」です。

新PVも公開され気分も盛り上がります。百鬼丸もかなり喋って自分の主張をアピール(笑)。百鬼丸の「鬼神を斬って全部取り戻す」のセリフが意味深、ただ「体」のことだけを言っているのではないのでしょう・・。

放送・配信情報

放送局
TOKYO MX  毎週月曜22:00
BS11 毎週月曜24:30
時代劇専門チャンネル  毎週金曜26:00

配信

Amazon Prime Video等で配信

スタッフ・CAST声優

スタッフ

原作:手塚治虫
監督:古橋一浩
シリーズ構成:小林靖子
キャラクター原案:浅田弘幸
キャラクターデザイン:岩瀧智
美術監督:藤野真里
色彩設計:三笠修
撮影監督:大山佳久
編集:武宮むつみ
音楽:池頼広
音響監督:小泉紀介
音響効果:倉橋静男
アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
製作:ツインエンジン

CAST声優

百鬼丸:鈴木拡樹
どろろ:鈴木梨央
琵琶丸:佐々木睦
醍醐景光:内田直哉
多宝丸:千葉翔也
寿海:大塚明夫
縫の方:中村千絵
ナレーション:麦人