「百鬼丸と多宝丸」離れ離れに育った兄弟ふたり、宿命の出会いにその結末は・・!?
・2019年冬アニメ『どろろ』第10話「多宝丸の巻」視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。
前回の感想記事
どろろの辛い生い立ちが描かれていた前回のエピソード。結構「泣けた」お話しだったのですが、最後にどろろが女の子だったことが明かされとてもビックリ!。アニメの第一話でどろろの声を聞いて「殆ど少年の声に寄せてないなー」とは思っていたのですが、そういうことだったんですね・・。
百鬼丸に裸を見られたのではないかと慌てているどろろの姿がカワイイ。そして自分が女の子だと知ってしまったのかを必死に問い詰めるどろろに、百鬼丸は「んーむ・・」と聞こえてないふり。悲しいお話しでしたが最後は二人のやり取りで「笑顔」でほっこりしてしまった前話でした。
どろろ「1969年版」を視聴してみました!
アマゾンプライムで第1話が「無料」だったので視聴。50年前のアニメ作品(当時は「テレビ漫画」と呼んでいたはず)を知ることができた貴重な体験でした。私が生まれる前に作られた白黒どろろなんですが、ビックリしたのは1話から百鬼丸が「喋って」いたこと!。
声が奪われているのは「2019年カラー版」オリジナルの設定なんでしょうか。おじさんボイスで渋く喋っている姿にスゴく違和感(笑)です。喋らない(しゃべれない)のが百鬼丸のいいところなのに・・と子の一点だけはちょっと不満だった「モノクロ版どろろ」でした。
※無料なのでぜひ一度ご視聴を
第10話「多宝丸の巻」【ストーリー】
第10話 あらすじ
アニメ視聴感想(第10話)※ネタばれ注意
最後に百鬼丸とその弟「多宝丸」との運命的な出会いが描かれていた今話のどろろ。展開の中で意外に感じたのは、多宝丸が何不自由なく育った世間知らずの「若様」ではなく、それなりの資質と使命感を持った後継者であったこと。
妖退治という大プロジェクト(!)を自ら先導して指揮し、成功させる力を持っています(百鬼丸に助けられましたが・・)。
それ故に懸命に彼が民の為に善かれと思って行動したことが逆の方向へと動きそうなのが・・。それに父「景光」と鬼神との契約をもし知れば民の為百鬼丸と対決する展開も思い浮かんだりして・・今後の展開が気になりますね。
今回あまり出番がなかった百鬼丸とどろろですが、ファンには嬉しい(!?)百鬼丸の入浴というか水浴びシーンが。それにしても美しく中性的な体つき、この体のどこから妖を殺しまくる圧倒的な攻撃力が(笑)。そういえば多宝丸も百鬼丸に負けず劣らずの戦闘力でしたが、やはり「兄弟」だから?。
大きな展開があり戦闘シーンの作画もよし、そして「サービスシーン」もあり?見所多い今回のどろろだったのではないでしょうか。でもこの流れ、ちょっと辛い展開になるのかも・・と想像が頭をよぎりますが、それも次週の楽しみとしてとっておきましょう!。
放送・配信情報
放送局
TOKYO MX 毎週月曜22:00
BS11 毎週月曜24:30
時代劇専門チャンネル 毎週金曜26:00
配信
Amazon Prime Video等で配信
スタッフ・CAST声優
スタッフ
原作:手塚治虫
監督:古橋一浩
シリーズ構成:小林靖子
キャラクター原案:浅田弘幸
キャラクターデザイン:岩瀧智
美術監督:藤野真里
色彩設計:三笠修
撮影監督:大山佳久
編集:武宮むつみ
音楽:池頼広
音響監督:小泉紀介
音響効果:倉橋静男
アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
製作:ツインエンジン
CAST声優
百鬼丸:鈴木拡樹
どろろ:鈴木梨央
琵琶丸:佐々木睦
醍醐景光:内田直哉
多宝丸:千葉翔也
寿海:大塚明夫
縫の方:中村千絵
ナレーション:麦人