『どろろ』第6話「守り子唄の巻・下」視聴感想[ネタバレあり]

「何かを取り戻し、何かを失う」ミオの亡骸を抱きしめ、初めてその名を呼ぶ百鬼丸の姿に涙が止まりません・・

・2019年冬アニメ『どろろ』第6話「守り子唄の巻・下」視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。

前回の感想記事

Hi.アニ!

人間らしさを少しづつ取り戻していく百鬼丸、しかし戦国の非情な現実に初めて上げたその声は「痛みの叫び」でした・・ ・201…

孤児たちの面倒を見ながら生活をしている少女ミオと出会う百鬼丸とどろろ。彼女の唄う歌に心穏やかになる百鬼丸、しかし厳しい戦乱の世で子供たちだけで生きていくため、侍たちに体を売るミオの姿をどろろは見てしまいます・・。

第6話「守り子唄の巻・下」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第6話 あらすじ

鬼神から声を取り戻すも、脚を奪われてしまった百鬼丸。荒れ寺に戻り傷を癒やしたのち、再度鬼神に挑みに出る。一方、ミオ達が待つ荒れ寺では…。(HP引用)

アニメ視聴感想(第6話)※ネタばれ注意

鬼神に足を奪われ重傷を負った百鬼丸。ミオに看病をされ百鬼丸は束の間の安らいだ時間を過ごすのですが・・。かなりつらい終わり方でしたね、心がすごく重い・・オープニングでも「そのシーン」のカットもありお話しの展開の行方は分かっていたのですが、まさか「侍」に殺されるなんて。

「戦で無くしたものを戦で取り返す」劇中のミオのセリフを思い出し、その結末に涙が止まりません・・。

ミオと過ごし今まで見たことない人間らしい表情をする百鬼丸。何かを取り戻したかわりに何か「大切なもの」を失う・・彼の宿命なのでしょうか。今話は百鬼丸が自分を取り戻す「戦い」の意味が大きく変わった気がする大切なエピソードのように思います。ミオや孤児たちの死に旅の目的を見つたような百鬼丸とどろろの姿。二人はこれから「どこへ」と向かう?。

とにかく「ズーン」と心に堪えた・・(笑)。辛い境遇でありながら明日を夢見て生きるミオの笑顔を思い出し、また「涙」。最後まで何の救いもなく無念だけが残る最後でした・・。でも都合よく口当たりがいい作品ばかり溢れているこのご時世の中で、キャラクターの「生」を大切に感じられたのは良かったのかな。

しかし手塚治虫先生の原作もこんな感じなんです?。少年漫画にしては重すぎないですかね・・時代の違いもあるのでしょうか?。

放送・配信情報

放送局
TOKYO MX  毎週月曜22:00
BS11 毎週月曜24:30
時代劇専門チャンネル  毎週金曜26:00

配信

Amazon Prime Video等で配信

スタッフ・CAST声優

スタッフ

原作:手塚治虫
監督:古橋一浩
シリーズ構成:小林靖子
キャラクター原案:浅田弘幸
キャラクターデザイン:岩瀧智
美術監督:藤野真里
色彩設計:三笠修
撮影監督:大山佳久
編集:武宮むつみ
音楽:池頼広
音響監督:小泉紀介
音響効果:倉橋静男
アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
製作:ツインエンジン

CAST声優

百鬼丸:鈴木拡樹
どろろ:鈴木梨央
琵琶丸:佐々木睦
醍醐景光:内田直哉
多宝丸:千葉翔也
寿海:大塚明夫
縫の方:中村千絵
ナレーション:麦人