激しい斬り合いの殺陣の作画が素晴らしかったアクション回、戦いのあと戻った聴力で初めて聞く音に百鬼丸は何を思う・・
・2019年冬アニメ『どろろ』第4話「妖刀の巻」視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。
前回の感想記事
育ての親「寿海」と百鬼丸の出会いと別れが全編モノクロ調で描かれていた前話。その中で幼い日の百鬼丸が描かれていましたが、思っていた以上に可愛くない(笑)というか怖いかも・・(モノクロだから?)。
蟹に挟まれているのに「表情がない」というよりまばたきさえしていない、まあ眼もないのですけど・・。さて「痛覚」を取り戻した前回でしたが今話では体のどの部位を取り戻す?
第4話「妖刀の巻」【ストーリー】
第4話 あらすじ
アニメ視聴感想(第4話)※ネタばれ注意
鬼神が宿った妖刀「似蛭」に操られる田之介と対決する百鬼丸。斬りあいの末、初めてその耳で聞いた音とは・・。途中でどろろも混ざってくる?百鬼丸と妖刀「似蛭」との殺陣の作画が素晴らしい!カメラワークとかも何となく実写の時代劇を意識しているかのような演出と作画です。そして各所に挿入されるモノクロのシーンがそれを更に盛り上げています。
それにしても妹の元に生きて戻らなければと田之介は妖刀を抜きますが、その結果二度と昔には戻れない結末に胸が苦しい・・。田之介の最後の安らかな死に顔とお須志に残された折鶴だけが救いです。
聴覚が戻って初めて聞いた「音」のシーンの演出がとても印象に残ります。まるで兄が斬られ悲しみにくれるその妹「お須志」の声のようにも思える雨の音。百鬼丸が初めて聞いたその音は「心で聴いた」悲しみの音でもあったのでしょう・・。
今話はいろんな人にぜひ見ていただきたい「時代劇アニメ」らしさが味わえるお勧めのエピソードでした。そういえば見ていて思い出したのですがこの妖刀「似蛭」、ジョジョの奇妙な冒険に出てきた「アヌビス神」の元ネタなんでしょうか?。
手塚作品はすべての少年漫画の源流ということなんでしょうかね。
※たぶん今話で初めてどろろが百鬼丸のことを「兄貴ィ」と呼んでいたと思います(違ったかな?)。次回からは百鬼丸に結構懐いてつきまとうどろろのカワイイ姿が見られそうですね。
放送・配信情報
放送局
TOKYO MX 毎週月曜22:00
BS11 毎週月曜24:30
時代劇専門チャンネル 毎週金曜26:00
配信
Amazon Prime Video等で配信
スタッフ・CAST声優
スタッフ
原作:手塚治虫
監督:古橋一浩
シリーズ構成:小林靖子
キャラクター原案:浅田弘幸
キャラクターデザイン:岩瀧智
美術監督:藤野真里
色彩設計:三笠修
撮影監督:大山佳久
編集:武宮むつみ
音楽:池頼広
音響監督:小泉紀介
音響効果:倉橋静男
アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
製作:ツインエンジン
CAST声優
百鬼丸:鈴木拡樹
どろろ:鈴木梨央
琵琶丸:佐々木睦
醍醐景光:内田直哉
多宝丸:千葉翔也
寿海:大塚明夫
縫の方:中村千絵
ナレーション:麦人