『どろろ』第3話「寿海の巻」視聴感想[ネタバレあり]

百鬼丸とその育ての親「寿海」の出会いと別れが描かれていた今話、最後のシーンで百鬼丸が取り戻したのは「痛みと感情」?

・2019年冬アニメ『どろろ』第3話「寿海の巻」視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。

前回の感想記事

Hi.アニ!

伝奇アクションの『どろろ』ですがバディものでもあるのかな?、どろろと百鬼丸コンビの絆が少しだけ深まった第二話でした ・2…

前話も一話同様。「心を悪魔(鬼神)に売って」しまった村人たちの姿が描かれていましたが、何かを得る為に「大切な何かを失う」というのは作品で大きく描かれる題材みたいですね。

百鬼丸が取り戻していくのは失われた「体」だけではないようです。百鬼丸にとってどろろは「初めての」友?相棒?弟?、といった存在になりそうですね。

どろろ原作者「手塚治虫」とは

手塚 治虫(てづか おさむ、本名:手塚 治(読み同じ)、1928年(昭和3年)11月3日 – 1989年(平成元年)2月9日)は、日本の漫画家、アニメーター、アニメーション監督。大阪帝国大学附属医学専門部在学中の1946年1月1日に4コマ漫画『マアチャンの日記帳』(『少国民新聞』連載)で漫画家としてデビュー。1947年、酒井七馬原案の描き下ろし単行本『新寶島』がベストセラーとなり、大阪に赤本ブームを引き起こす。1950年より漫画雑誌に登場、『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』といったヒット作を次々と手がけた。

1963年、自作をもとに日本初となる30分枠のテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』を制作、現代につながる日本のテレビアニメ制作に多大な影響を及ぼした

たぶん日本で一番有名な漫画家なんですが、名前は知っているけど具体的に「何をした人?」という方は多いのでは。特に「アニメーション」との関わりには。「強く興味を持っていた」人物というのは聞いたことがあったのですが、ウィキペディアを読んでみると「漫画家になったのはアニメ制作の資金を得るため」と記載されています。

漫画が売れて結果的に「アニメになった」、のではなかったのですね。流れの勢いでアニメ制作会社を作ったわけではなくそれが目的だったとは・・知らなかった。現在活躍されている大ヒット漫画家で「いずれは自分でアニメを作りたい」なんて言っている人は聞いたことがない。情熱のスケールが違いすぎます(笑)。

第3話「寿海の巻」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

『どろろ』第3話「寿海の巻」寿海

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どろろ』第3話「寿海の巻」百鬼丸と蟹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どろろ』第3話「寿海の巻」百鬼丸

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『どろろ』第3話「寿海の巻」どろろ

 

 

 

 

 

 

 

 

第3話 あらすじ

医者である寿海は各地を回り、戦で傷ついた人々に義手や義足を与えていた。ある日彼は身体のあちこちが欠けた赤ん坊を川で拾い、造り物の身体を与え育てる。「百鬼丸」と名付けられたその少年は、自らの身体を取り戻す旅に出る。(HP引用)

アニメ視聴感想(第3話)※ネタばれ注意

百鬼丸の育ての親である医師「寿海」と捨てられ流されてきた百鬼丸の過去が描かれた回、過去を表現するのに全編モノクロ調の画面でお話しが進んでいきますが終わりに近づくにつれだんだんと「色」が付いていく演出がいいですね。何かを少しづつ取り戻している感じ。

それと前作(1969年制作)がモノクロ作品だったのでそれに対するリスペクトというのもあるのかもしれません。それにしても「モノクロの画面」実に味がありましたね。

「時代劇」のテイストが良く出ています(笑)。それに情景演出にメリハリがついてとても良かった。「シンドラーのリスト」をちょっと思い出しました・・。

今話はちょっと立ち止まって百鬼丸の逃れられない宿命の説明を描いた「過去回」でしたが、次回からまた失われた物を取り戻す旅の再開となりそう。最後のシーンで初めて感じた「痛み」に驚く百鬼丸の表情、体と共に「感情」も取り戻しつつあるようです。

『どろろ』第3話「寿海の巻」多宝丸

百鬼丸の弟「多宝丸」会った事さえないはずなのに、なぜか百鬼丸の存在を意識しているような表情を見せていましたが・・。何か二人の対立を予感させます。

放送・配信情報

放送局
TOKYO MX  毎週月曜22:00
BS11 毎週月曜24:30
時代劇専門チャンネル  毎週金曜26:00

配信

Amazon Prime Video等で配信

スタッフ・CAST声優

スタッフ

原作:手塚治虫
監督:古橋一浩
シリーズ構成:小林靖子
キャラクター原案:浅田弘幸
キャラクターデザイン:岩瀧智
美術監督:藤野真里
色彩設計:三笠修
撮影監督:大山佳久
編集:武宮むつみ
音楽:池頼広
音響監督:小泉紀介
音響効果:倉橋静男
アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
製作:ツインエンジン

CAST声優

百鬼丸:鈴木拡樹
どろろ:鈴木梨央
琵琶丸:佐々木睦
醍醐景光:内田直哉
多宝丸:千葉翔也
寿海:大塚明夫
縫の方:中村千絵
ナレーション:麦人

 

 

   



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