『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第2話「並列世界構成原理」視聴感想[ネタバレあり]

元祖「電話レンジ(仮)」のリフレクターデバイスで亜由美の救出を繰り返すたくやですが、岡○倫太郎には及ばず過去改変には失敗!?(笑)

・2019年春アニメ『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』第2話「並列世界構成原理」視聴感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。

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主人公の有馬たくやが死んだと思われた父からの手紙の榻で訪れた場所には、どう見てもこの世界の人間とは思えない「全裸」の少女が横たわっていて・・。視聴していてちょっとシュールな画(笑)に感じたたくやとユーノ(ということでいいいのかな?)の出会いが描かれていた前話のシーン。

セリフ回しも意識してなのか何だかそのままゲームから「移植」したみたい。ゲームをプレイした人(特にPC版?)向けへのサービスということなんでしょうかね・・。私はゲームの方は未プレイなのですがそういう意味で実は再現度が高かったりして(笑)。

「再現度」という部分ではその時代を感じさせる登場ヒロインの一人「島津澪」もいいですね。前回の感想でも書きましたが縦ロールにリボン、そして主人公のたくやにだけは「ツン」なところ等その何週も「遅れてるセンス」がいて観ていて逆に気持ち良い(笑)。いや、ゲーム発売当時はこれこそが「最先端」だったはずです!。

第2話「並列世界構成原理」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■第2話 あらすじ

剣ノ岬での出来事を、たくや以外覚えていない世界。たくやは並列世界とリフレクターデバイスについて理解する。そんな中、継母の亜由美が、彼女の持つ機密を狙う人物に襲われる。たくやはリフレクターデバイスを使い、亜由美を助け出そうとするが…(HP引用)

アニメ視聴感想(第2話)※ネタばれ注意

第2話はたくやの父が送ってきた「リフレクターデバイス」が大活躍(?)、これは・・「良いシュタインズゲートですね!(池上彰風)」。岡部倫太郎のようにたくやはしつこい位に継母の亜由美のピンチを救おうとしますが・・過去改変には失敗!?(笑)。

いや、結果としての未来は枝分かれして存在するはずなので、YU-NO世界では「改変」というその概念があるのかは今のところ不明なのですが・・。そして亜由美を襲った二人組の男、たくやが救出に来た事を「イベントにない」とこの場の出来事をまるで知っているように話していましたが・・未来人?。

たくやが「救出に来ない世界」の過去から来たということなんでしょうかね・・。

それにしてもゲームをリスペクトしているかのように連想させるストーリーの流れが楽しい。亜由美救出のシーンも元々のゲームでも選択肢を全部試さないと江口拓也さん演じる「豊富秀夫」も登場しないのでしょう(笑)たぶん。

あえてこうそれを感じさせるように作っているスタッフの「お遊び」が感じられて良いですね!。そしてたくやの父の「開かなかった机の引き出し」もまさにゲームのそれ。何かのイベントを通過しないと引き出しを開ける鍵(?)は手に入らないのでしょう・・視聴を重ねるごとに面白くなっていくタイプのストーリーなんだと思います。

思えばシュタインズゲートもそうでした。主人公の岡部倫太郎が最終的に「何を目指すのか?」の目的(まゆり生存のルート探求)がはっきりしたのは物語の中盤くらいじゃなかったかな?。

そして今話でもそのヒロイン力を存分に発揮していた島津澪、たくやが波多乃神奈に気があるのではないかとヤキモチを焼くシーンもカワイイ。ツンデレを具体的にキャラクター化したデザインもそうですが、CVの「釘宮理恵」さんの演技の力も大きいと思います。

同じようにみえてそれぞれに違う「ツン」を演じ分けられるのは釘宮さんだけ、そう「クイーン・オブ・『ツン』」なのです(笑)。前話に続き世界観説明が大きく占めていた第2話でしたが、作画の良さで専門用語も絡んだ序盤のちょこっと「難し気な話」を引っ張ってくれていました。

何だかんだ言っても「アニメは『作画』だよ、兄貴!」。視聴を続けるための大きな条件、それは作画!!(笑)、ということで来週の放送もとても楽しみです。

「400年周期説」の説明シーンでいきなり真面目な日本画になったのはちょっと笑った。この400年周期説という用語、物語の根幹というか始まりとなるシュタゲの「ジョン・タイター」的な位置付けなのかな?・・。

放送・配信情報

 放送局
AT-X 毎週火曜日23時00分~
TOKYO MX 毎週水曜日22時00分~
ABCテレビ 毎週水曜日26時50分~
BSフジ 毎週木曜日24時00分~
メ~テレ 毎週土曜日26時44分~
AbemaTV 毎週金曜日25時30分〜

配信

dアニメストア・U-NEXT・Amazon Prime Video・FOD・Hulu等で配信

 スタッフ・CAST

STAFF
原作:菅野ひろゆき / MAGES.
監督:平川哲生
キャラクターデザイン:大塚舞
助監督:松下周平
サブデザイン/小物設定:藤崎賢二 枡田邦彰 村山公輔
美術監督:坂上裕文 加藤浩
美術設定:加藤浩
美術背景:ととにゃん
色彩設計:宮脇裕美
撮影監督:難波史
撮影アドバイザー:中村雄太
編集:丸山流美
音響監督:たなかかずや
音響制作:東北新社
音楽:ヨナオケイシ 高見龍 Evan Call 川村竜(BPS Studio)
音楽制作:MAGES.
オープニング・エンディング 作詞・作曲:志倉千代丸
アニメーション制作:feel.
プロデュース:GENCO
製作:PROJECT YU-NO
CAST
有馬たくや:林勇
ユーノ:小澤亜李
波多乃神奈:内田真礼
一条美月:大西沙織
島津澪:釘宮理恵
武田絵里子:小林ゆう
朝倉香織:前田玲奈
有馬亜由美:名塚佳織
龍蔵寺幸三:楠大典
結城正勝:藤原祐規
豊富秀夫:江口拓也