TVアニメ どろろ 第24話(最終回)「どろろと百鬼丸」感想・作品情報
奪わない選択で「人の心」を取り戻した百鬼丸は独り新たな旅へ、どろろとは別れてしまうけど・・最後のシーンで全てが救われたよい最終回でした!!
前回の感想記事
燃え盛る城の中で「奪い合う」ため激しく斬り合う百鬼丸と多宝丸。しかしどちらが勝ってもその先に待つのは、人ではない魂を持つ「鬼神」です・・。でもどんなに残酷な最後でもその結末を受け入れてあげたい!、百鬼丸とどろろの「心を取り戻す」旅の物語、いよいよ今夜終幕です。
第24話「どろろと百鬼丸」【ストーリー】
■第24話 あらすじ
第24話 感想
自分同様「母の愛」を受けられなかった多宝丸の心を知った百鬼丸は「奪う」ことをやめ、多宝丸も自ら百鬼丸の最後の体の部位「眼」を差し出します・・。二人の兄弟が最後に分かり合うという悲しい戦いの結末でしたが、百鬼丸は人の心を取り戻し多宝丸も人としてその最後を終えるという「よい終わり方」だったのではないかと思います。
母親の縫が多宝丸とその最後を遂げるシーンに胸が締め付けられました・・本来の「親の愛」っていくら子供に注いでも終わりがないもの、なんでしょうね。でも寿海はなんであの場に残ったのでしょう?、百鬼丸に慈愛の心を引き継ぎ「親」としての最後の役目を終えたから?。
この二人の「おっかちゃん」のシーン、もう一度観返してその意味をぜひ考えてみたいですね。
いろいろありましたが最後は「ほぼ」ハッピーエンド、どろろは素敵な女性(おっかちゃんみたい!?)に成長し再会した百鬼丸と一緒になり末永く・・という解釈でいいんですよね(笑)。それぞれ一旦別れてしまうこの終わり方、たぶんそうではなくてもよかったと思うのですが、たぶん原作コミックのリスペクトなんだと思います。
実は原作コミックはラストが「未完」ということでアニメを視聴するのにも特に差支えなかろうと思い「読んで」しまいました(ネタバレがいやなので普段はしないのですが(笑))。原作コミックでもどろろを残し百鬼丸は旅に出るところで終わっています。しかしその行方は誰も知らない、と括られて・・。
アニメは原作にリスペクトしつつも、百鬼丸の魂が救済されたその先にある「あるべきお話しの最後」を描いていたのではないでしょうか。
救いのある最後でよかった・・そして好きな作品の放送が終わると「寂しく」感じてしまうのが常なんですが、不思議な満足感があってお腹いっぱい(笑)。ちゃんとここまでしてくれたのならもう言う事ありません!、な「どろろ」最終回でした。
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■「どろろ」関連商品
ブルーレイBOX
コミカライズ
手塚治虫版(原作)
放送・配信情報
放送局
TOKYO MX 毎週月曜22:00
BS11 毎週月曜24:30
時代劇専門チャンネル 毎週金曜26:00
配信
Amazon Prime Video等で配信
スタッフ・CAST声優
スタッフ
原作:手塚治虫
監督:古橋一浩
シリーズ構成:小林靖子
キャラクター原案:浅田弘幸
キャラクターデザイン:岩瀧智
美術監督:藤野真里
色彩設計:三笠修
撮影監督:大山佳久
編集:武宮むつみ
音楽:池頼広
音響監督:小泉紀介
音響効果:倉橋静男
アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション
製作:ツインエンジン
CAST声優
百鬼丸:鈴木拡樹
どろろ:鈴木梨央
琵琶丸:佐々木睦
醍醐景光:内田直哉
多宝丸:千葉翔也
寿海:大塚明夫
縫の方:中村千絵
ナレーション:麦人