ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第一話「愛してる」と自動手記人形【視聴感想】
注目の「京都アニメーション」製作 2018年冬アニメ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」
今シーズン一番楽しみにしていたアニメの放送がはじまりました。京都アニメーション製作の「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」です。私は京アニ作品の「氷菓」がとても好きなのでどんな作品なのかな、と。
京都アニメーションの作品は一応全部みました。一話の途中で観るのをやめた「チラ見」の作品もありましたが・・・。
贅沢なんですが作画がよくても内容が合わないと、どうも見る気がなくなってしまう「期待感」が京都アニメーションにはあるんですよね。
イントロダクション「想いを綴る、愛を知るために」
感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。
――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。
(ホームページ抜粋)
スタッフ
原作 – 暁佳奈
監督 – 石立太一
シリーズ構成 – 吉田玲子
キャラクターデザイン・総作画監督 – 高瀬亜貴子
シリーズ演出 – 藤田春香
世界観設定 – 鈴木貴昭
美術監督 – 渡邊美希子
美術設定 – 鵜ノ口穣二
色彩設計 – 米田侑加
撮影監督 – 船本孝平
3D監督 – 山本倫
小物設定 – 高橋博行、太田稔
編集 – 重村建吾
音響監督 – 鶴岡陽太
音楽 – Evan Call
音楽プロデューサー – 斎藤滋
音楽制作 – ランティス、ミラクル・バス
企画プロデューサー – 八田英明
プロデューサー – 八田真一郎、中村伸一、梅田和沙、斎藤滋
アニメーション制作 – 京都アニメーション
アニメーション制作協力 – アニメーションDo
製作 – ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会(京都アニメーション、ポニーキャニオン、ABCアニメーション、ランティス、楽音舎)
キャスト
ヴァイオレット・エヴァーガーデン 声(石川由依)
クラウディア・ホッジンズ 声(子安武人)
ギルベルト・ブーゲンビリア 声(浪川大輔)
カトレア・ボードレール 声(遠藤 綾)
ベネディクト・ブルー 声(内山昂輝)
エリカ・ブラウン 声(茅原実里)
アイリス・カナリー 声 (戸松 遥)
感想 [ネタばれしています]
物語は手紙を書こうとしている主人公の場面からはじまります。その手は義手で、うまく文字を書くことができず、その紙は風に吹かれて窓の外の世界に飛ばされて行きます。
そして山を越え街角を通りぬけ、やがて港から客船が出港する場面に変わります。物語の始まりや、主人公の新しい旅立ちを表現している、良い「はじまり方」だと思います。
主人公は兵士、というか戦場の兵器として生まれ(作られた)、人生をすごしてきたので人間らしい感情が薄く、機械のような振る舞いで戦争が終了した世の中にうまくとけ込めません。
主人公や「自動手記」として作中に登場する「作られた彼女達」の説明もこれから物語の中でされていくのかな?。
そんな主人公も戦場ではなれ離れになってしまった上官の「少佐」のことだけは気にかかり頭を離れません。ある日、主人公の勤め先の郵便局に字が書けない男性が「恋文の代筆」を頼みに来ます。主人公は手紙の代筆をする「自動手記」の女性のある言葉に驚き、そして問いかけます。
「どうしてわかるのですか。先ほどの方の『愛してる』が」。自動手記の女性は男性の気持ちを組みとって『愛してる』という言葉を手紙に書きました。とても大切な言葉だったのですが主人公には分からなかったのです。
「愛してる」の先に
「少佐」と戦場ではなれ離れになる前、主人公が少佐に最後に言われた言葉、それが『愛してる』でした。それが彼女にはどういう意味なのか今も分かりません。
この時の『愛してる』はたぶん「永遠の別れの言葉」だと思います。でも『愛してる』が何なのか彼女は知りたい・・・。彼女は『愛してる』の意味が知りたくて「自動手記」の仕事を申し出ます。でも、その意味を知った時に彼女は何を思うのでしょうか。
1話だけで立派な作品として成立していてさすがです。私もちょっと「うるっ」と少し泣いてしまいました・・・。
『愛してる』を知る為に主人公の彼女が人間性を取り戻していく物語なんでしょうけど、それは残酷な事なのかな。少佐からの『愛してる』を彼女は最後にどう受け止めるのでしょうか。どのように物語が進んでいくのか、来週がとても気になります。
放送局情報
ABC朝日放送
- 2018年1月10日より 毎週水曜日 深夜2時15分〜
- TOKYO MX1
- 2018年1月10日より 毎週水曜日 深夜0時〜
- テレビ愛知
- 2018年1月10日より 毎週水曜日 深夜2時5分〜1月10日 初回放送 深夜2時35分〜 ※30分押し
- HTB北海道テレビ
- 2018年1月13日より 毎週土曜日 深夜2時30分〜1月13日 初回放送 深夜2時35分〜 ※5分押し
- 青森朝日放送
- 2018年1月20日より 毎週土曜日 深夜1時30分〜
- BS11
- 2018年1月11日より 毎週木曜日 深夜0時〜
NETFLIXで全世界配信
NETFLIXで放送全話配信中です。まだ観ていない方は食わず嫌いせずぜひ視聴を!。普段アニメを観ない人にこそ「おすすめしたい」作品です。
全世界配信で作品の評価は?
最近の日本のアニメは「全世界配信」が多いのですが、作画などの技術的な事が注目される所になっていて、お話(ストーリー)はどのように捉えられているのかな?、と思う事もあるんです。
「ジャパニメーション」とよく持ち上げられていますが、心に残ったり、共感できるお話でなければ一部の層までしか理解されないブームとして(そこまでいかないのかも)終わってしまう気がするんです。
そうなったら結果的に日本国内のアニメ市場も非常に厳しくなってしまうと思うんですね。今のアニメ業界は大きく配信事業に頼っているところがあると聞きますので・・・。
この作品は画が綺麗なので、逆にお話が海外の人にどう評価されるのかとても興味があります。「いつまでも素晴らしい日本のアニメ作品を楽しみたい」ですものね。
「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」つぶやきのまとめ
【公式サイト更新】
●Blu-ray&DVDの発売が決定!
●オリジナルサウンドトラックの発売が決定!
●ボーカルアルバムの発売が決定!https://t.co/kRnYeyiaOd #VioletEvergarden— 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」公式 (@Violet_Letter) 2018年1月11日
アニメ放送開始記念!「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」制作風景を公開!第1弾は、総作画監督の仕事の様子です。ヴァイオレットが描かれる動画を是非ご覧ください。 #VioletEvergarden pic.twitter.com/HZh4hw3oX5
— 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」公式 (@Violet_Letter) 2018年1月11日
アニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
本日、BS11にて第1話放送です!お楽しみください!◆BS11
深夜0時〜https://t.co/Nojm8rLO2g #VioletEvergarden— 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」公式 (@Violet_Letter) 2018年1月11日
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