ハッピーシュガーライフ 第十話「星空のプロポーズ」視聴感想[ネタバレあり]

TVアニメ ハッピーシュガーライフ  第十話感想

   

前回の「ハッピーシュガーライフ」

   

『しょうことさとう』二人の愛をかけた対決!

      「愛とはきっと心の底から湧き上がってくるもの」愛を知った少女さとうの物語『ハッピーシュガーライフ』。あさひとの出会いにさとうがしおちゃんに感じたのと同様「心の底から湧き上がってくるもの」を感じ、今までの迷いが消え強く変わっていくしょうこ。 しかし彼を救いたいと思う彼女の気持ちは取返しがつかない展開へと。遂にさとうが守ってきた『ハッピーシュガーライフ』はしょうこに見つかってしまい、二人は分かりあうことなく対立します。そして・・。   前回は衝撃すぎる最後のシーンだけが記憶に残ってしまいがちですが、そこへ繋がる本当の「愛」を知ったしょうこの姿が印象的でした。月並みですが「愛は人を強くする」ですね。 なぜそうなのか理由は特に必要ない。だからこそ物語の結果に尊くその愛を感じたシーンでもありました。    

しょうこからの写メでしおの居場所を知ったあさひ。しょうこが彼を大切に思ってしたことですが・・それは彼にも同じ結果をまねきそうで怖い。          

【アニメは有害?】「融解レイン」その結末にあなたは何を思いましたか

      このままでは『ハッピーシュガーライフ』を守ることはできないと、さとうがしょうこに手を掛けるシーン。衝撃的ではありましたが、視聴していてそこまで残酷な印象は持ちませんでした。ここに至る流れが丁寧に作ってありましたし、EDだけが流れるセリフのないシーンには「グッと」もきました。 「二人が分かりあえなければ仕方のない当然の結果」みたいな(でも殺人はダメですよ!)。二人がそれぞれの大切なものを守る為、激しくぶつかりあったその結果のシーンなんです。 番組を観ていない方へお伝えしたいのは「快楽殺人鬼がその本性を現し、自分の欲望の実現の為に親友をめった刺しにして殺める」という、決してそんな誰でも思いつく安いシーンではないということ、なんです。 しかしネット上では一部のシーンだけ切り取って「やいのやいの」と盛り上がっていました・・。  

もう作品と直接関係ない事まで持ち出され非難される始末。ほとんどは切り抜いたシーンだけ見て盛り上がる「野次馬」の感想と思うのですが・・。実際に視聴した人でも同じ様な事を言う人がいるのにはちょっとショックでした。 よく「アニメやゲームは有害、犯罪者を育てる温床だ!」という意見を聞きます。いつもは私も「そんなわけないでしょ!(怒)」と反対意見なのですが・・。作品に対して「いつもアニメを観ている人たち」の色々な批判的な感想を見てみると、ちょっと複雑な気持ちなんです。 お話しの内容から何を感じるのかは個人の自由ですし、その解釈を押しつけるつもりもないのですが「放送を中止しろ!」というのは作品から受け取った感想として「???」。 あまりにも表面しか見ていない感想に何かおかしいと感じるんです・・(冗談で書いているのかもしれませんが)。そうでしか作品から受け取るものがないのなら、確かにこんなもの「見せられない」んじゃないかと。「アニメは有害なコンテンツなんかじゃない」それは観た人が何を感じ受け取ったのか?の問題であるはずなのですが・・。   でも「幼女を監禁し女子高生を殺しその苦しむ姿を観たい」という『自分の欲求の代替』としてこの作品を観ている人がいるなら・・もう見ない方がいい(観たなら遅いか)。それで歯止めになるのかまでは分かりませんが、この作品はあなたの人生に害を与えるきっかけとなるかもしれません。 このシーンを切り取ってだけ見れば、確かにそんな「性癖」を持っている方には抑えられないインパクトがありすぎるのかも、たぶん(私には想像しかできませんが)。 そして番組を視聴し放送を中止しろとおっしゃる方も「もう見ないほうがいい」。あなたが前話から受け取ったものにそう感じているのならば、それは「正しい」。それはあなた自身のその性癖が、作品をそう理解して出てくるものだから・・と思うのです。 ・・何か偉そうに難しい(?)こと書いちゃってスイマセン。前回の批判をしている人もぶっちゃけ「ちゃんと観ていなかった」だけかもしれませんけどね・・。でも「アニメと暴力」一度触れて書いてみたかったんですよね。30年前から続いているまだ答えらしい「答え」のない議論なのです。    

※観ていない方にはぜひ「観て欲しい」という気持ちはあるんです!。でも観終わった後にちょっと考え、そして「受け取って欲しい」のです。それと、もし観た後「強い欲求」を感じても人を傷つけたり殺めることは「絶対ダメ」。 それに抗えない自分を感じているのなら、冗談ではなく「医療機関」に相談をするべきです。強い欲求を感じるのはアニメを観たからではなく、既にあなた自身が自分では解決できない問題を抱えているのです。    

 前回の感想 
Hi.アニ!

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ハッピーシュガーライフとは

『ハッピーシュガーライフ』は、鍵空とみやきによる日本の漫画作品。『月刊ガンガンJOKER』(スクウェア・エニックス)にて、2015年6月号から連載中。女子高生・松坂さとうと少女・神戸しおの生活と絆、そしてその周囲を取り巻く環境を描くが、いわゆる「ヤンデレ少女」を描く作品でもある

第10話「星空のプロポーズ」視聴感想[ネタバレあり]

                                                                                                           

第十話「星空のプロポーズ」あらすじ

しょうこを殺したさとうは1208号室に戻り、気を失うように眠りこける。何も知らないしおは、自分を置いて出ていった母・ゆうなのことを思い出す。いつも父親に暴力をふるわれていた不幸な母。怖くて、悲しくて、優しい母……。(HP引用) 脚本:横手美智子 絵コンテ:小山菜穂 演出:青木youイチロー

 

【甦った記憶】しおはさとうと「二人で生きる」ことを決意する

      しおは記憶を取り戻し、心が壊れてしまった母が自分を捨てた事を思い出します。そしてさとうが一体なにをしているのか、おぼろげながら理解をするのです。その上でしおはさとうと生きることを決意します。 今話で印象に残ったのはさとうとしおの出会いのシーン。さとうとしおの運命の出会いが描かれていました。               今まで死んだように生きていたさとうが、たちまちに心の空のビンを満たされていく場面。しおに拒絶され生きる意味を失ったさとうの絶望のシーンからつながっていて、とても良いシーンだと思いました。 マンションから逃亡することを決意する二人。しかしあさひはそれを阻止しようと向かっています。そして太陽くんや北埋川は・・二人は無事ここから逃げ出すことができるのか?。     最後のあさひのセリフ、しおが知らない母の何かがまだある様子です。そして向かったマンションであさひはしょうこの最後を知ることになるのでしょうか・・。    

 

「ハッピーシュガーライフ 」  テレビアニメスタッフ

原作 – 鍵空とみやき 総監督 – 草川啓造 監督 – 長山延好 シリーズ構成 – 待田堂子 キャラクターデザイン – 安田祥子 プロップデザイン – 佐藤玲子 美術監督 – 谷地清隆 色彩設計 – 松原陽子 撮影監督 – 伊藤康行 編集 – 岡祐司 音響監督 – 立石弥生 音楽制作 – 踊賢二郎 音楽 – 亀山耕一郎 プロデューサー – 小松翔太、榮龍太朗、亀井博司、安部幸枝 アニメーションプロデューサー – 江里口武志 アニメーション制作 – Ezo’la 製作 – ハッピーシュガーライフ製作委員会(スクウェア・エニックス、VAP、MBS、ビットプロモーション、GENCO) 主題歌 オープニングテーマ「ワンルームシュガーライフ」 作詞 – ナユタセイジ、ナナヲアカリ / 作曲・編曲 – ナユタセイジ / 歌 – ナナヲアカリ エンディングテーマ「SWEET HURT」 作詞・作曲 – ハヤシケイ / 編曲 – PRIMAGIC / 歌 – ReoNa

 

CAST声優

松坂 さとう(まつざか さとう)声 – 花澤香菜 神戸 しお(こうべ しお)声 – 久野美咲 神戸 あさひ(こうべ あさひ)声 – 花守ゆみり 飛騨 しょうこ(ひだ しょうこ)声 – 洲崎綾 三星 太陽(みつぼし たいよう)声 – 花江夏樹 北埋川 大地(きたうめかわ だいち)声 – 石川界人 さとうの叔母 声 – 井上喜久子

 

ハッピーシュガーライフ 放送情報

MBS 7月13日より毎週(金)深夜25:55~ TBS 7月13日より毎週(金)深夜25:55~ BS-TBS 7月14日より毎週(土)深夜24:00~ 

AT-X 7月18日より毎週(水)深夜24:00~ *リピート放送:毎週(金)16:00~/毎週(火)8:00~

 

『ハッピーシュガーライフ』ブルーレイVol.1  9月19日発売

【商品概要】 ■Blu-ray Vol.1 2018年 9月19日(水)発売 品番:VPXY-71635(4988021716352) 価格:9,000円+税 仕様:本編約73分(1~3話)+映像特典/カラー/ステレオ/リニアPCM/片面1層/16:9(1080P High-Definition) <パッケージ仕様> ・キャラクターデザイン・安田祥子新規描き下ろしイラストジャケット <封入特典> ・スペシャルイベント「ハッピーシュガーライフ フェスティバル」 昼の部 優先先行受付申込み券 ・鍵空とみやき先生描き下ろしスペシャルコミック 「ハッピーシュガーライフ ミッシングリンク/イフ 1」 <映像特典> ・スペシャルキャストコメンタリー(#1 出演:花澤香菜、久野美咲)/ノンテロップOP 【アニメ「ハッピーシュガーライフ」スペシャルイベント 開催概要】 日付:2018年12月2日(日) 出演:花澤香菜/久野美咲/花守ゆみり/花江夏樹/洲崎綾 ナナヲアカリ/ReoNa 会場:有楽町朝日ホール 主催:バップ  

 

 原作コミックはこちら 

 

『ハッピーシュガーライフ』OP・EDシングル