TVアニメ「はねバド!」 第十三話 視聴感想
前回のお話し(第12話)
『綾乃対なぎさ』激闘の中、その眼に光を取り戻す綾乃!
始まったインターハイ予選決勝、予想しなかったなぎさの善戦に「死んだ魚のような眼」に少しだけ輝きが。
でもいじけモードは以前のまま、試合の休憩中も悪態をつく始末です。それでも余裕を見せていた綾乃ですが、なぎさのパワーで押してくるバドミントンに守る一方の展開に。
2セット目を取られ試合も投げ出す勢いの「ふてくされMAXモード」、このまま負けてしまうのかという流れだったのですが・・。
しかし仲間の声援を受け再び立ち上がります。そしてお約束の「なぎさ」がここでもカッコよかった!。「はねバド!」の主人公は間違いなくなぎさですね(笑)。
それぞれのバドミントンにかけた二人の思い、一体どちらが勝利するのか!。いよいよ今話「最終回」です。
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— アニメ「はねバド!」公式 (@hanebad_anime) September 28, 2018
それにしても前話の綾乃の作画、いきなり変わりすぎて「お前、誰?」(笑)。
緊迫した雰囲気を醸し出すためでしょうけど、一気に「加齢」して老けこんだようにしか見えなかった・・。
『はねバド!』(The Badminton play of Ayano Hanesaki!)は、濱田浩輔による日本の漫画。高校女子バドミントンを題材にした作品で、『good!アフタヌーン』(講談社)にて、2013年32号より連載されている。
第十三話「あの白帯のむこうに」視聴感想[ネタバレあり]
第十三話「あの白帯のむこうに」あらすじ
白帯の向こうにいるのは自分の心、二人の「バドミントンの物語」ひとまず終幕
死力を尽くした激しいラリーの応酬、試合はもうどちらが勝ってもよかった・・。
でも最後のなぎさの「男泣きの涙」、思わず私も泣いてしまいました(最後の最後でズルイ)。
最後に一応?母と娘の和解も描かれていたし、何より二人がそれぞれの親友に今まで支えてくれた事の例を述べるシーンが描かれ「大団円」良い最終回ではなかったでしょうか。
TOKYO MX、BS11、AT-Xで「はねバド!」最終回をご覧下さった皆様、ありがとうございました!
なんと、最終回放送を記念して、原作者:濱田浩輔先生からイラストをいただきました!!#はねバド pic.twitter.com/qgiUUA6B9h
— アニメ「はねバド!」公式 (@hanebad_anime) September 30, 2018
最終回の今話、各所にモノクロ?で二人の試合が描かれる「意識高い風」のカットがあり、難解なラストになるの?(途中で文字も入ったりして)とちょっと嫌な予感がしたんですが全然そんなことなかった(笑)。
ただ「二人だけの世界」を表現したかっただけでした。それにしても普通の終わりでヨカッター(笑)。
『はねバド!』視聴を終えて
とにかく作画が熱かった!。「ロトスコープ」という実写からアニメーションにおこす作画技術を使っているそうなので、今まで見たことないスポーツアニメの中で一番スピード感があったものではなかったかな、と思います。
「実写から」と書くとトレースするだけでいいので普通より「作画するのは簡単なのかな?」と最初は思っていたのですが、トレースしたときにそれを「どんな線で描くのか?」は非常にセンスと技術を必要とするのでは(逆に大変?!)と今は感じています。
お話しの方は、思わず入り込んで見てしまう試合の展開に只々「上手いなー」。本当の試合を見て応援しておるような錯覚に陥るのはもちろん、いつの間にかライバルキャラである「薫子」を応援していたりして・・。
本当のスポーツのように筋書のないストーリーがとても楽しかった。しかし一方、綾乃の母の有千夏が綾乃に「何をしたかったのか」が分かりにくかった(コニーもそう)。
たぶん原作がこうなっているのでしょうけど、突然家に帰ってきて何事もなかったように綾乃に接する有千夏の姿に、視聴者は困惑したのでは。
「娘を捨てた冷たい親」で通したほうが分かりやすかったかも。その方が綾乃の「とんでもない闇を持っている感」を自然に理解できたんじゃないのかな。
有千夏が帰ってきてからは只の「いじけた娘」に見えてしまうことが多かった・・。
個人的には「フレ女」の出番を増やしてほしかったかな。フレ女の彼女たちがお気に入りだったにで・・(それだけかよ!)。
「綾乃サイド」はピリピリとしていたので、柔らかい部分(変な意味じゃないですよ!)をちょっとだけ出してみてもよかったかも。
作画は大事だしキャラクターに安易に逃げる作品は良くないのは分かっていますが、少しは「作品」の為に必要だと思うんです。
それを楽しみに視聴を続け人も事実いるはず、コンテンツの魅力は最大限に発揮した方がトータルで「+」です。
そして忘れてはいけないのが。彼女なしでお話しが動かなかったとも言える、バドミントン馬鹿「なぎさ」です。
とにかくこんなの「惚れるしかないでしょう!」のイケメンキャラ。最初は神経質な切れキャラと思わせておいて・・すごく気持ちのいい奴でした!。
バドミントンをするその姿で自分の回りを変えていく、まさに「主人公の中の主人公」です。
ちょっと(いや、かなり?)いい家に住んでいるのは意外でしたけど・・理子のほうが裕福な家庭だと勝手に思っていた(笑)。
「バドミントン」という知ってはいるけど「すごくメジャー」というわけではないスポーツ。その魅力を描いていたこの作品も今回で放送は終了。
もし続きができる機会があれば主人公たちの熱いプレーをまたぜひ見てみたい「はねバド!」でした。
■『はねバド!』関連商品
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原作コミック
放送・配信情報
放送局
TOKYO MX 毎週日曜24:00
関西テレビ 毎週日曜25:55
BS11 毎週日曜24:00
AT-X 毎週日曜24:00
リピート放送 毎週月曜22:00/毎週水曜14:00/毎週土曜6:00(週1話ずつ4回放送)
配信
Amazon・dアニメストア・FOD・U-NEXT等で配信
キャスト・スタッフ
スタッフ
原作 濱田浩輔 (講談社『good!アフタヌーン』連載)
監督 江崎慎平
シリーズ構成 岸本卓
キャラクターデザイン・総作画監督 木村智
総作画監督 飯野まこと
美術監督 井上一宏(草薙)
色彩設計 辻田邦夫
撮影監督 野澤圭輔(グラフィニカ)
3DCG フェリックスフィルム
音響監督 若林和弘
音楽 加藤達也
アニメーション制作 ライデンフィルム
OPテーマ YURiKA
EDテーマ 大原ゆい子
CAST声優
羽咲綾乃(声ー大和田仁美)
荒垣なぎさ(声ー島袋美由利)
泉理子(声ー三村ゆうな)
藤沢エレナ(声ー小原好美)
コニー・クリステンセン(声ー伊瀬茉莉也)
志波姫唯華(声ー茅野愛衣)
芹ヶ谷薫子(声ー下田麻美)
石澤望(声ー櫻庭有紗)
立花健太郎(声ー岡本信彦)
太郎丸美也子(声ー小松未可子)
羽咲有千夏(声ー大原さやか)