容赦なく対馬を攻める蒙古軍!捕らわれの佐須の民を解放する最中、迅三郎は宿敵・劉復亨と対決することに!。
・2018年夏アニメ『アンゴルモア元寇合戦記』第4話「国府へ」感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。
前回の感想
劣勢が勝機、モンゴル軍を攻め崩す「攻め時!」
どう考えても退却の一手しかない状況で迅三郎はモンゴルの上陸部隊に反攻をかけます。地形を利用した戦略にモンゴルの軍勢に勝利し更に夜襲をかけ上陸部隊の侵攻の手を緩めようとしますが・・。迅三郎と一緒に流されてきた流人達の持っているそれぞれの秀でた力も何となく分かりました。ちょっと都合良く感じるところはありますが、それくらいはね。
武勲をあげ皆より見直される迅三郎、輝日姫も例外ではないようで?・・
虚勢を張る意味ではあったのですが「対馬の為に死んでくれ」と最初は言っていたのにえらい変わり様で・・簡単に惚れすぎなんじゃない?。でも罠にはめられた迅三郎の為に体を張ります。果たして夜襲は成功するのでしょうか!。
第4話「 国府へ」【ストーリー】
第四話「国府へ」あらすじ
輝日と合流した迅三郎たちは、蒙古軍からの追撃をかわすための夜襲をかけようとするが、蒙古軍の内通者により、逆に輝日が斬られてしまう。それでも、迅三郎は、郎党たちと共に佐須浜の敵陣へと奇襲をかける。鬼剛丸や白石、突如現れた刀伊祓・長嶺判官たちの助力もあり、蒙古軍に捕らわれていた佐須の民と合流することにも成功した迅三郎が、佐須浜から撤退しようとしたそのとき、蒙古の副元帥・劉復亨が立ちはだかって……。(HP引用)
脚本/ヤスカワショウゴ 絵コンテ/滝川和男 演出/鈴木芳成 作画監督/谷口守泰、菊池政芳、藤田真弓、海保仁美、金 璐浩
第四話 感想
敵側蒙古軍のキャラクターたちが登場、攻める側の内情がちょっとだけ分かった回でした。対馬に上陸したのは連合軍の中の「高麗」の軍勢であったようですね。そういえば以前wikipediaの「元寇」のページを見たら高麗側は日本侵攻への戦費を負担させられるのを嫌がって日本へ使節を送らなかったそうです。
第一回使節
クビライは使節の派遣を決定すると、翌1266年(文永3年・至元3年)付で日本宛国書である「大蒙古国皇帝奉書」を作成させ、正使・兵部侍郎のヒズル(黒的)と副使・礼部侍郎の殷弘ら使節団を日本へ派遣した。使節団は高麗を経由して、そこから高麗人に日本へ案内させる予定であった。
11月、ヒズル(黒的)ら使節団は高麗に到着し、高麗国王・元宗に日本との仲介を命じ、高麗人の枢密院副使・宋君斐と侍御史・金賛らが案内役に任ぜられた。しかし、高麗側は、モンゴル帝国による日本侵攻の軍事費の負担を恐れていた。そのため、翌年、宋君斐ら高麗人は、ヒズル(黒的)ら使節団を朝鮮半島東南岸の巨済島まで案内すると、対馬を臨み、海の荒れ方を見せて航海が危険であること、貿易で知っている対馬の日本人はかたくなで荒々しく礼儀を知らないことなどを理由に、日本への進出は利とならず、通使は不要であると訴えた。これを受けて使節は、高麗の官吏と共にクビライの下に帰朝した。
しかし、報告を受けたクビライはあらかじめ「風浪の険阻を理由に引き返すことはないように」と日本側への国書の手交を高麗国王・元宗に厳命していたことや、元宗が「(クビライの)聖恩は天大にして、誓って功を立てて恩にむくいたい」と絶対的忠誠を誓っていながら、クビライの命令に反して使節団を日本へ渡海させなかったことに憤慨した。
怒ったクビライは、今度は高麗が自ら責任をもって日本へ使節を派遣するよう命じ、日本側から要領を得た返答を得てくることを元宗に約束させた。
命令に逆らうことのできない元宗はこの命令に従い、元宗の側近であった起居舎人・潘阜らを日本へ派遣する(wiki抜粋)
大国の顔色をうかがわないといけない属国、いつの時代も変わらないようです。今の日本とアメリカに置き換えられるような気も・・。夜襲に成功し国府へと帰る対馬の一行でしたがようやくたどり着くと、
国府は蒙古軍に焼き払われ、対馬勢にはもう帰るべき場所がない状況。読みと違い蒙古軍の徹底した侵攻に生き残った者も皆殺しは避けられない展開を、迅三郎たちは一体どう切り抜ける!?。
刀伊祓(といばらい)とは?
劇中に「刀伊祓」と名乗る一団が登場します。公式HPにはこのように記述されています。
飛鳥時代、唐・新羅連合軍との戦いによって高まった大陸からの圧力に備えるため、大和朝廷により対馬に送り込まれた防人(さきもり)の末裔。そのため安徳帝など歴代の帝へ忠誠を誓い、宗家に属することなく独自の戦力を持つ。金田城(かなたのき)を拠点とする。
これはフイクションの設定なんでしょうか、調べてみたが分からない・・。ちなみに刀伊とは異民族に対する蔑称であるようです。
「アンゴルモア元寇合戦記」商品情報
ブルーレイ
原作コミック
博多編
OP/ED主題歌
アンゴルモア元寇合戦記 放送・配信情報
放送局
サンテレビ:毎週火曜24:30~ リピート放送 毎週金曜24:30~
TOKYO MX:毎週水曜25:05~ KBS京都 毎週水曜25:05~
テレビ愛知:毎週木曜26:05~ TVQ九州放送 毎週木曜27:00~
BS11:毎週金曜25:00~ 対馬市CATV 毎週土曜20:00~
NBC長崎放送:毎週日曜25:20~ RCC中国放送 毎週水曜25:25~
配信
amazon prime・U-NEXT・Hulu等で配信
「アンゴルモア元寇合戦記 」 スタッフ・キャスト
STAFF
原作 – たかぎ七彦
監督 – 栗山貴行 助監督 – 羽原久美子
シリーズ構成 – ヤスカワショウゴ
キャラクターデザイン・総作画監督 – 小峰正頼
プロップデザイン – 神戸洋行、滝川和男
色彩設計 – 岡田絵美子 撮影監督 – 久野利和
編集 – 右山章太
音楽 – 片山修志
音響監督 – 小泉紀介 音響効果 – 今野康之
音楽制作 – KADOKAWA 音響制作 – ビットプロモーション
アニメーション制作 – NAZ 製作 – アンゴルモア元寇合戦記製作委員会
オープニングテーマ「Braver」 歌 – ストレイテナー
エンディングテーマ「Upside Down」 歌 – SHE’S
CAST声優
朽井迅三郎(くちい じんざぶろう):小野友樹
輝日(てるひ):Lynn
鬼剛丸(おにたけまる):小山力也
白石和久(しらいし かずひさ):乃村健次
張明福(ちょうみんぷく):斎藤志郎
阿無志(あむし):堀江瞬
火垂(ひたり):竹内良太
導円(どうえん):小林裕介
男衾三郎(おぶすま さぶろう):浜田賢二
宗助国(そう すけくに):柴田秀勝
阿比留弥次郎(あびる やじろう):鈴木達央
少弐景資(しょうに かげすけ):立花慎之介
長嶺判官(ながみね はんがん):小野賢章
貝谷権太郎(かいたに ごんたろう):ボルケーノ太田
鹿乃(かの):小松未可子
タツ:米山明日美
サナ:原奈津子
劉復亨(りゅうふくこう):子安武人
ウリヤンエデイ:利根健太朗
金方慶(きんほうけい):松山鷹志