アンゴルモア元寇合戦記 第2話「佐須の戦神」視聴感想[ネタバレあり]

上陸したモンゴル軍により虐殺される対馬島民!国防を甘く見ていた展開は現在にも通じるものがありそうで・・

・2018年夏アニメ『アンゴルモア元寇合戦記』第2話「佐須の戦神」感想・作品情報等を書いています。作品をもう少し楽しんでいただく一助となれば幸いです。

 前回の感想 

Hi.アニ!

歴史上初の日本侵略戦争開始!、鎌倉武士・朽井迅三郎が身を投じることになる恐怖の大王「アンゴルモア(蒙古軍)」との戦いの戦…

「元寇」歴史上最大の日本への侵略戦争

「侵略」という目的でいえば最も大きな戦争となるのでしょうか。元寇は二回に渡って行われ「アンゴルモア」は一回目の文永の役(1274年)が舞台となっています。

当時世界最大の規模での侵攻で日本側は大きな損害を被ったのですが幸いなことに二度とも成功しませんでした。逆に300年後「豊臣秀吉」の日本軍が朝鮮に攻め入りますがこちらも秀吉の死で休戦となり成功しませんでした。

長い歴史で改めて見てみると大昔から仲が悪かったんですな、大陸側と列島側は(笑)。700年以上前からこうなんですから外交や領土問題はすぐには解決できない、難しいわけです。

第二次世界大戦では日本が侵略していたので次は中国(韓国)側のターン(ヒエッ)となりそうな気も。本当のアンゴルモア「恐怖の大王」になるんじゃないのか?、そんな事にならない様に祈るばかりです。次のターンではどう頑張っても絶対勝てないね、たぶん・・(経済戦争ではすでに敗北)。

■水墨画のタッチが斬新

全編画面にフィルターがかけてありますが水墨画のタッチ(正確には色が付いているので水彩画なのかも)を狙ったもの?、それとも和紙の雰囲気を狙ったものなんでしょうか。とにかく原作コミックにはないアニメ独自のものでデジタルアニメの作画とは思えない仕上がりが斬新です。冒頭の嵐のシーンも良かったですね、荒いキズ?のように書くことで激しい雨を表現していました。

すごく作るのに時間かかりそう、でも見栄えは抜群です(カッコイイ)。そして動きもバッチリ!、俗にいう「質アニメ」だと思います。

■予告は実写です

なんだか聖地巡礼を促しているような物語の舞台「対馬」の映像です。 作品を通じて対馬へ観光に来てほしい(?)、と。

現在の対馬は韓国の観光客が大挙して訪れているので「日本人に来てほしい」という何かメッセージを感じずにはいられない・・。先に書いた様に対馬に住んでいる人にとっては「侵略の歴史」を思い出す本当に難しい問題なのかも、と思ったりしてしまいます。

第2話「佐須の戦神」【ストーリー】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二話 「佐須の戦神」あらすじ

迅三郎は、突如現れた仮面の男たちと交戦し、連れ去られそうになっていた輝日を救出する。これにより迅三郎の実力を認めた輝日は、国府で対蒙古の軍議に迅三郎を参加させる。しかし、島を治める宗助国をはじめとする郎党らは、蒙古が本当に対馬に攻めて来るはずがないと楽観視。異論を唱えた迅三郎は、助国の反感を買い軍議から追い出されてしまう。ところが、助国らの予想は外れ、蒙古軍が上陸したとの連絡が入り……。(HP引用)

脚本/ヤスカワショウゴ  絵コンテ/下田久人、三宅寛治  演出/関大  作画監督/松本和志

 

第2話 感想

対馬が戦場になる訳がないと大いに油断していた対馬地頭代「宗助国」でしたが、迅三郎の忠告に奮起し上陸した軍勢に立ち向かうのですが・・。

当時の中国(モンゴル)は軍事力・科学力ともに世界最高、数に劣る上に最先端の兵器である「火薬弾」によってあっという間に蹂躙されてしまいます。史実でも日本人が初めて目にした火薬兵器だったようで精神的にも大きなダメージを与えたのではないでしょうか。

史実では大勢の島民が殺されたか奴隷として大陸に連れて行かれたとの事。まさに「恐怖の大王」、数と装備に大きく劣る迅三郎たちは最強の軍隊「モンゴル軍」とどう戦う?。それにしても現在と似ている・・国交もある『あの国』とまさか「戦争になんてなる訳ない(笑)」と笑う方がほとんどなのでしょうが・・果たして本当にそうなのかなと思ってみたり。

無残に殺された対馬島民の姿はひょっとしたら近い将来の私たちの姿なのかも・・。

二話も面白かったのですがどう考えても勝てる気がしない・・応援が来ることになっていますが歴史の事実としてこの後九州に上陸されちゃうんですよね。この戦は一矢を報いるだけの戦いになるのか、それとも・・次週の展開に期待です。

 

「アンゴルモア元寇合戦記」商品情報

 ブルーレイ

原作コミック

博多編
OP/ED主題歌

歓びの陽(初回限定盤)(DVD付)
※エンディングテーマ 「Upside Down」収録C D

 

アンゴルモア元寇合戦記  放送・配信情報

放送局

サンテレビ:毎週火曜24:30~ リピート放送 毎週金曜24:30~
TOKYO MX:毎週水曜25:05~ KBS京都 毎週水曜25:05~
テレビ愛知:毎週木曜26:05~ TVQ九州放送 毎週木曜27:00~
BS11:毎週金曜25:00~ 対馬市CATV 毎週土曜20:00~
NBC長崎放送:毎週日曜25:20~ RCC中国放送 毎週水曜25:25~

配信

amazon prime・U-NEXT・Hulu等で配信

「アンゴルモア元寇合戦記 」  スタッフ・キャスト

STAFF

原作 – たかぎ七彦
監督 – 栗山貴行 助監督 – 羽原久美子
シリーズ構成 – ヤスカワショウゴ
キャラクターデザイン・総作画監督 – 小峰正頼
プロップデザイン – 神戸洋行、滝川和男
色彩設計 – 岡田絵美子 撮影監督 – 久野利和
編集 – 右山章太
音楽 – 片山修志
音響監督 – 小泉紀介 音響効果 – 今野康之
音楽制作 – KADOKAWA 音響制作 – ビットプロモーション
アニメーション制作 – NAZ 製作 – アンゴルモア元寇合戦記製作委員会

オープニングテーマ「Braver」 歌 – ストレイテナー
エンディングテーマ「Upside Down」 歌 – SHE’S

CAST声優

朽井迅三郎(くちい じんざぶろう):小野友樹
輝日(てるひ):Lynn
鬼剛丸(おにたけまる):小山力也
白石和久(しらいし かずひさ):乃村健次
張明福(ちょうみんぷく):斎藤志郎
阿無志(あむし):堀江瞬
火垂(ひたり):竹内良太
導円(どうえん):小林裕介
男衾三郎(おぶすま さぶろう):浜田賢二
宗助国(そう すけくに):柴田秀勝
阿比留弥次郎(あびる やじろう):鈴木達央
少弐景資(しょうに かげすけ):立花慎之介
長嶺判官(ながみね はんがん):小野賢章
貝谷権太郎(かいたに ごんたろう):ボルケーノ太田
鹿乃(かの):小松未可子
タツ:米山明日美
サナ:原奈津子
劉復亨(りゅうふくこう):子安武人
ウリヤンエデイ:利根健太朗
金方慶(きんほうけい):松山鷹志