ゴールデンカムイ 第三話「カムイモシㇼ」【視聴感想】

2018年5月24日

ゴールデンカムイ アニメ第三話「カムイモシㇼ」【視聴感想】

 

前回のゴールデンカムイ

杉元は第三の刺青の男「白石由竹」の話から刺青を彫った顔のない男「のっぺら坊」は小樽に向かうように指示されていた事、刺青を彫った囚人24人の脱獄を指示したのが元新選組「土方歳三」らしい人物という事を知ります。そしてラストシーンでは戦争で顔に大きな醜い傷を負った日本陸軍第七師団「鶴見」が登場。彼もアイヌの財宝を記している刺青の人皮を狙っているのか、そしてその目的は?。

前回では息ぴったりの名コンビ?に見えた杉元と白石でしたが、心配して小樽を離れるよう忠告する杉元に「俺は脱獄王」と白石はクールに彼の前を去ります。

・・とまだこの段階ではどの登場キャラクターもまだ「格好いい」んですね。もう少し物語が進むと「変態チック」にどのキャラクターも変わっていきます!。今回はどうなるのかな。

 

 

 前回の感想 第二話「のっぺら坊」 

 

 

「カムイモシㇼ」感想 [ネタばれあり]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第三話「カムイモシㇼ」あらすじ

白石と別れて一息つく杉元とアシㇼパでしたがすぐ第七師団の新たな追っ手が。徒歩では逃げきれないと判断した杉元はアシㇼパと二手に分かれて逃げることを決めます。

しかしすぐに追いつかれ、身の上もばれてしまうことに。ピンチとなったとき、アシㇼパは狼のレタラに、杉元は巣ごもりしているヒグマと「野生に生きる者」の力を借りて窮地を脱することができました。

アシㇼパと杉元の二人は親を失った小熊を預けるためにアシㇼパの住む村へ。杉元は村に住む人々と出会いアイヌの精神的な文化を教えられます。

追っ手である第七師団に加え、新選組の元副長「土方歳三」も登場しアイヌの金塊探しは三つどもえの新しい局面に、そして彼らはなんの目的で「金塊」を追い求めるのか?。

 

「オソマ」からはじまりました

 

この作品を象徴する食の題材である「オソマ(いや違う)」、おいしいからと勧める杉元にアシㇼパは「変態!」。変態扱いしないでください、とアシㇼパにお願いする杉元がおかしいです。しかし後にアシㇼパもすっかりオソマに「はまって」しまうことに。コミック原作では後にカレーを食すシーンがあるのですが、これにも「ヒンナ!」さすが新しいアイヌの女です。

今話も登場したのが野生の脅威。狼とヒグマに二人は助けられますが、アイヌの生き方に自然の存在は切り離せないものであることが原作通りによく描かれていたと思います。あまり書くとネタバレだらけになってしまうのですが、私が「自然に対して」原作中で描かれているシーンで好きなのが杉元が狩りで手負いの鹿に対してとどめをためらうシーンにアシㇼパがある話をするシーンです(内容はコミックを読んでほしい、です)。私たちは自然に「生かして」もらっているという感謝、今話のエピソード同様考えさせられ心に残っています。

 

 

 

「作画」が今話「良かった」じゃないでしょうか

ネットで「作画が今までの中で一番良かった」という感想が一番多かったと思います。今まではスケジュール(たぶん)の関係でスタート開始後の作品にしては結構作画が厳しかったのですが、今回は良い評価の意見がほとんど。

 

 

 

 

確かにAパートはすごくよかった。「コミック原作」のキャラクターの特徴をすごくよく出していたと思います。「アニメにすると、こういう感じでしょ?」というのが伝わってくる良い作画でした。この方、「徳岡紘平」さんという「ボンズ」作品に多く関わられているアニメーターさんのようで、調べてみると直近の作品では「文豪ストレイドッグス 」に作画監督として参加されています。

 

あまり大きな声では言えませんがアクション作画が強い「ボンズ」とか「WIT STUDIO」が本当は良かったな・・。いや、今後ジェノスタジオも挽回してくれるはずです(たぶん)。

 

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前話と比べても「作画監督」や「作監協力」のクレジットされる方の数もちょっと減っています。それでも多すぎる?しばらくは厳しい状況が続くのかな。

 

 

 

杉元はなぜアシㇼパ「さん」と呼ぶ?

作中では杉元はアシㇼパのことを「さん」付けで呼びます。コミック原作でも理由は特に描かれていないような・・。アシㇼパは少数民族の10代前半の少女、アニメの二話で白石は「そのアイヌ(アシㇼパ)はお前の飼い犬か?」と当然のような言い方をします。怒る杉元にアシㇼパは「気にしていない、慣れている」。白石の態度がもちろん正しいわけではないですが、私たちから見てもちょっと変わっています。

なぜ「さん付け」で呼び、自分と同格かそれ以上の相手として接するのか?。一つは杉元がどういう人物か、そして当時がどういう時代だったかを考えると少しわかりそうな気がします。

作品の舞台となる明治時代は、西洋国家に遅れをとっていたため「富国強兵」の一環として教育に大きく力が入れられた時代でした。関東の出身である杉元もおそらく「義務教育」を受けているとおもわれます。男女が平等に教育を受けられるようになった初めてに時代です。

明治で教育といえば私の頭の中に思い浮かぶのは中学校で習った福沢諭吉の「学問のすすめ」。この中で人は生まれながらに平等である、という有名な言葉「天は人の上に~」。杉元も日本の急進的な西洋化の中でそれを教えられ、強く影響を受けているのではないでしょうか。

もうひとつは杉元の人柄、というか物語の中で「どう生きた人間(日本人)」なのかを描く材料の一つなのかな、と私は思います。幼い少女ではありますがアシㇼパは杉元にとって過酷な北海道の大自然を生きる術を教えてくれる「先生」です。杉元は知らない世界の事をアシㇼパから学び、時には驚いたりもしますがそれを抵抗なく受け入れていきます。

杉元は西洋から遅れそれに追いつこうと謙虚に学ぶ、この時代の「日本人」の代表として描かれている、そんな気が私はするんです。今の私たちが忘れた何か「大切なもの」を。

・・と書きましたが、作者の野田サトルさんはそんな難しこと考えてないかな?物語が進むにつれて「変態パーティー(?)」のエピソードが増えていくので・・いやそれも大きな魅力の一つですごく面白いんですけどね!。

 

 

ブルーレイ発売決定

「作画修正」ぜひ期待したいですね。

 

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